先日保護された黒の老女猫さんが徐々に回復してきたようです。
何度か天界のヒーリングを施術させて頂き、この方の魂のチャネリングをさせて頂きました。
この方のヴィジョンでは野原や町中を堂々と駆け回っている姿や、たくさん子どもを産み育てた誇り高き母のイメージが出て参りました。
あまり人と接したことはなく、いろんな餌場で少しずつ餌をそっと食べて、人知れず生きてきたようです。
その子が一生の最期を迎える瞬間に、野良の誇りを捨て去り、人に助けを求めたようなのです。
何度か、この方の魂にうかがってみました。
「このまま辛い肉体から離れ、天界の天使達に連れられて、光の源に戻り、次は天使に生まれ変わりますか?」
または、
「もう少しだけ辛さを乗り越えて、人の家の猫となってしばらく生きてみたいですか?」
と伺うと、しばらく考えていたようでした。すぐには答えは出せずに、一晩考え抜いていたようです。
そして今朝、この方を抱っこしたまま、外の静かな農道に散歩に連れ出し、太陽の光を浴びさせ、心地良い秋風がそよそよと流れる中で、再度、同じ質問を問いてみました。
するとタオルにくるんだ中で一生懸命、前足をつっぱって動かし始め、
「もう少しだけ生きてみたい。今までと違った日々を送ってみたい」という答えが返って参りました。
「もう少しだけ、今までになかった穏やかで静かな人との時間というものを経験したい」と聞こえてきたのです。
その後、エンジェルNおじさんに託すと、彼女は前よりもちゃんと流動食を口に流し込むことができました。
エンジェルNおじさんに全身をきれいに拭ってもらうと少し痙攣を起こしたようです。
それは生きようとする武者震いなのでしょう。エンジェルNおじさんの献身的な看護のおかげで、ずいぶん、猫らしくなって参りました。
ちょっと時間が経ってから訪問すると、エンジェルNおじさんの横で一緒に寝ている黒姫ちゃんを見て、とても微笑ましい姿だと思いました。
少しだけ生きるからには名前が必要です。
満月の日に保護されたところから、ちょっと格好よく「ルーナ」さんはどうかな、と思いました。イタリア語とスペイン語で月という意味のようです。