20日の市民祭りでは、とても多くの方々からのサポートと天界のサポートのおかげで、大成功といわないまでも、まあまあ、市民の方々に「猫活動の啓もう」とPRができた、第一歩ではないかと思います。
私の雑なレイアウトを動物愛護活動をしていらっしゃる大ベテランさんがヘルプに来てくださり、きれいにレイアウトし直してくださると見違えるほど、ブースらしくなり、そして他のベテランさん達もヘルプに現れ、私の代わりに大いにPRしてくださり、本当に助かりました。
他にも設置からお片付けまで、お手伝いしてくださった皆皆さまにも、心から深く感謝申し上げます!
そして朝から晩まで全身全霊を掛けて、盛り上げてくれた「マイケル氏」には感謝の言葉もありません。マイケルが可哀想な少年2人の魂を癒していた時、彼らの家族にも癒しを与えていたことを感じました。
マイケルが全身を熱くして、少年の心臓に前足両方を当てていた時、マイケルがいつになく真剣に本当に治療をしている、と感じ、私は感動でウルウルしてしまっておりました。
マイケル有難う!あなたは偉大なセラピー・キャットです!
ひとつ大きな山が終わってほっとしていたのも、束の間で、翌朝早く、2本の電話を受け、私はまた奈落の底に突き落とされてしまいました。
「また仔猫がいる・・・」という2件、同じような内容の電話です。
また・・・
もうこの繰り返しはもうとことん嫌気が差しております。
でも仕方がない、と一軒目に行ってみるとそこには仔猫ではなくもう大人に近い小さな猫達がおり、その子達をお世話している方に偶然巡り会い、その場で2匹捕獲し、近くのお宅に預けていたケージを速攻で借りると中に入れて保護し、そして後日、去勢不妊手術をすることとなりました。
それは早い連携プレーでした。
しかし、そこで聞いたのが、市役所の人達の不誠実な対応についてでした。
そのご家族は長い間、野良猫への対応を悩み続け、何度も市役所に相談にいったところ、ケンモホロロで、職員の何人かに「4,5年放っておけば野良猫なんかいなくなる」「餌をやらなければ解決する」と言われ、保健所のパンフレットを何度も突き付けられて放っておかれたそうです。
なんのために、環境課の野良猫対策部があるのでしょうか?そしてなんのために私達ボランティアが血と汗を流してこんなに死ぬほど市の為に動いているのでしょうか・・・
税金泥棒と言われても仕方がありません!
思わず市役所に電話をしてクレームを言おうと思って掛けると4時間も通話中で掛かりません。きっと何かを感じ取って受話器を外していたのでしょう。
何度もトライして今日も掛けてみると、なにやら不明瞭な答えばかり、言い訳ばかり、そして他の人のせいにし続けます。
市役所の人がそれぞれ違う対応をすることもおかしいと思います。対応はどの職員も同じ正当なマニュアル通りにしなくてはいけないでしょう。
それが対応する人が違うと、それぞれ私的な意見と違う無責任なことを言って、市民を混乱させ、不安に陥れる、という酷さ・・・
この国はいったいどうなっているのか!と怒り心頭。
それで台風も収まらないのでしょう。地球の精霊達も怒り、地球の毒素を大水で洗い流そうとしています。
そして、2件目の仔猫。
以前の花小金井の同じお宅に、また同じくらいの仔猫達がいるという通報を受けました。
その方は元自治会長さんであり、地域の責任がある方でした。
玄関口で私は思わず怒って大声で言い放ってしまいました。
「いつも困ると猫のボランティアに丸投げしてくるのは困ります!こちらは3か月毎晩毎晩寝ずに捕獲保護手術を繰り返してきたのです。そして自治会でもこの問題を話し合って欲しいと訴え、チラシをしつこいくらいに投函し、一軒一軒を回って話し込み、自治会長さん達にも、会議を開いてくれるように頼みこんできました。それなのに、結局住民の方達は何も動かず、無視し続け、そしてことが終わって野良猫が少し減ったらそれでよいとし、そしてまた仔猫が産まれたと言っては、こちらに全部責任を擦り付ける。もう私は金輪際ここには参りません。そして猫問題は受け付けません。この地域で解決してください!」といつになく声を荒げて言い放ってしまいました。
するとその方も申し訳なさそうに、「分かりました。今後は会長さんと話し合います」と言ってくださいました。
それで解決するとは思えませんが、もうその方々を甘やかすわけには参りません。すべてやってあげたら、自分達では痛みを知らない為、何も学ばず、何も成長しません。
もっと自分達の手を汚し、行動し、解決策に知恵を絞って頂きたい。
そう何度も訴え続けました。
これは単に猫だけの問題ではなく、地域の環境問題や治安問題だと思います。お互いにご近所とは付き合いたくない、挨拶さえもしない、という方々の地域では、猫の虐待が横行し、そして人間の犯罪にもつながることになりかねません。
それは私には無関係のことですが、一度、関わってしまったからには、少し責任を感じ、伝えることは全部伝え、できる限りのことはしようとは思っております。
そして、生まれてしまった仔猫にはなんの罪もありません。
その段ボールに入った仔猫達を引き取ると、なんと、その子達の両目はつぶれ、もう瀕死状態でした。
仔猫保護ボランティアさんのTさんのお宅に行くと、Tさんは、自分達には無理だとおっっしゃって、引き取りを断って参りました。
それはその通りだと思いました。
それでまずは獣医さんに診てもらおうと思い、眼科を専門としていると評判の獣医さんのところに連れていくと、老齢の獣医さんは親切そうではありましたが、かなり乱暴にその子達の目を汚い雑巾で拭き取り、これは無理だな、と言い放ち、そして離乳食を無理矢理口の中に流し込みました。
その時、私は他の動物病院からの電話で席を外してしまいました。
その間に、弱っていた白い仔猫は、無理矢理流し込まれた離乳食をのどに詰まらせて窒息死してしまったのです。
最期に見た時は痙攣している白い毛玉でした。
なんという乱暴なことをする獣医さんでしょう。ただ、その子の両方の眼球は飛び出ており、生きていたとしても、悲惨な状態で永らえるだけであったと思い、天使達を呼び、天界へと上昇して頂きました。
残った方の白黒の子も、両目の奥から膿が出続けており、獣医さんによると生きたとしても、目は開かないだろう、いつか眼球摘出の手術をする必要がある、とおっしゃいます。
私はかなり悩みました。もうこの子はここで安楽死をしてもらった方が楽になるのでは、という思いがよぎりました。
しかし、その子は離乳食をかぶり付き、生きたいと訴えて参りました。
でもこの子の保護はどうしよう、と思いました。24時間見ていないとならない子をこちらで見ることは不可能です。
それで、天界に賭けをしました。もし、以前、同じ場所で同じ兄弟姉妹の三毛猫を引き受けてくださったWさんのお宅に伺い、そこで引き受けてくださらなかったら、獣医さんに安楽死をして頂こう、そして天使に生まれ変わって頂こう、と思い、Wさんのお宅に一か八かの掛けでお伺いしました。
Wさんの奥様はその酷い状態の黒白ちゃんを見て「これはひどい・・・」とかなり長いお時間悩まれていらっしゃいました。
しかし、最後には「うちで面倒をみましょう」と天使のような微笑みを浮かべておっしゃってくださいました。
私は天界の奇跡が起きたと確信し、ほっと安堵致しました。
そして翌日、お会いしたクライアントさまは、豊洲近くの贅沢なタワーマンションにお住まいの豊かな生活をされているご夫婦でしたが、その奥様は難病で35年間も生死をさ迷っていらっしゃいました。
そのご夫婦が、両目を失っても生きようとする仔猫の話を聞いて感動され、ぜひこちらで引き取らせて欲しい、とおっしゃってこられたのです。
その黒白ちゃんは、そのクライアントさまに運命的に導かれたのだと強く感じます。
まだ生死のふちをさ迷っている黒白ちゃんですが、奇跡はもうすでに起きていると感じます。
頑張れ黒白ちゃん!あなたは地球に大きな使命を持って生まれてきたのです。
決して無駄に生まれ落ちたのではありません。
すべての命に大いなる天界の計画のひとつが埋め込まれているのです!
名前は「トビアス」にしようかと思います。
大天使ラファエルが盲目の友人、トビアスを魚の胆汁で癒し治してしまったというところからの由来です。