少し穏やかになってきたと思ったら、また猫の大騒動に振り回され、日々がかき乱されてしまっております。。。
天界はなぜにこんな試練をくださるのか、愚痴を申してしまいます。
しかし、天界は猫のことをすることの代償として、もっと大きく起こり得たはずの人間界の苦しみを避けられる、例えば心身の病、家族の病気、金銭問題、あらゆるトラブル・・・
本当にそうだと思います。
おかげ様で、この3年間いっさい風邪もひかず、仕事も細々とですが頂いており、家族のことからも解放されております。
それに、なんといっても、猫ちゃん達から頂く無償の愛を感じ、地球に生きている、といるというリアルな感覚を頂いています。
もし、猫ちゃん活動を始めなかったら、もらえなかった、手で触れることのできる温かい愛情でした。
猫ちゃん達は多くを望まず、目の前にあるものを受け入れ、不平不満も言わず、ただ日々を淡々と健気に生きています。
それに比べて我々人間は多くを望みすぎ、得られないから不安と不満で満ち溢れ・・・
猫ちゃん達から学ばせられる日々です。
この数日間に起きた事件
・いつも順番の最初に行く、餌やりの工場で、働いていらっしゃる方々が
「新顔が現れたよ」と笑いながらおっしゃいます。
その方向を見ると、なんと薄汚れた小さい猫がパニック状態で駆け回っています。
おじさま方は、「餌で手なずけてそのうちに捕まるよ」と悠長なことをおっしゃいます。
猫捕獲をしている私としては今すぐに捕まえなければ仔猫はどこかに行ってしまうと分かりましたので、急きょ松本さまにお電話をし、捕獲器を持ってきて頂くことにいたしました。
そして仕掛けること、30分。空腹だった仔猫は見事に捕獲器に入っておりました。
捕まえてみるとその子は小さい仔猫で、工場の油まみれで白い毛がグレーになっており、顔も汚れきっていました。
しかし、やたらと人に慣れており、抱っこするとグルグルと喉を鳴らします。どう考えても飼い猫であった様子です。
推測では、ここが猫のエサ場と知っていた人が、飼い猫を捨てて行ったのでしょう。そして同じ場所によく似た大きな雄猫まで潜んでおり、その子も捕まえて去勢手術を受けてもらいました。その雄はお父さん猫であったのか、よく似ていました。
その大きい子は残念ですが、保護はできず、工場の倉庫に逃がしました。
本当に人間のすることは残酷極まります。
ただただ空虚な気持ちになります。
・次にこちらのLocal Catの会のホームページからアクセスしてこられた方のご依頼で
脱走した猫ちゃんの捕獲保護のお手伝いでした。
まだまだ暑い日差しの中、以来主さんと一緒に、脱走した団地付近にチラシを100枚電柱に貼り、捜索と情報収集をしておりました。
そこで知ったのが、その団地で猫ボランティアをしているAさんの存在でした。
Aさんは毎晩、魚のあらを煮たものや、鳥の胸肉を煮た大量のフードを自転車のカゴに積み、あらゆる場所に2回に分けて猫ちゃん達に餌やりをしていらっしゃるそうです。
それに加え、猫の不妊去勢手術の活動もされていらっしゃり、おひとりで捕まえては自転車に捕獲器を載せては病院に連れていっていらしたそうです。
・その地域で見つけたのが、まるで猫島か・・・と思えるような恐ろしい猫景色でした。
多頭飼育の酷い現場があるとの情報で捕獲作業に行ってみると、その家の付近だけではなく、その町内全体が、まるで猫の国のように猫があふれかえているのを発見してしまいました。
もう手のつけようもないほど、ここにもそこにも猫があふれています。ショックで倒れそうになりました。
こんな現場は、2年前に行なったN町とH町以来です。
町の住人たちはいつものように、困っているけど、どうすることもできない、と繰り返します。
今までそのボランティアHさんが必死で死ぬような思いで一匹一匹捕まえては自転車で病院まで運び、仔猫は全部ご自分で捕まえては保護施設に料金を支払い保護して頂いていたそうです。
しかし、もう体力的にも経済的にも行き詰まっていらしたところ、偶然にも、そのお住まいの団地で脱走した猫ちゃんがいるということで、連絡先を交換することになり、その方のお手伝いをすることになったのでした。
脱走した猫ちゃんがつなげてくださったご縁を感じます。その脱走した猫ちゃんは後日無事に捕まったということです。
猫ちゃんが脱走するということは、大きな意味があるとつくづく感じます。
その現場での捕獲保護活動はまだまだ長引きそうです。
・その猫ちゃんが保護できたとお知らせを受けた翌日、なんと。こちらの里子に出した猫ちゃんがマンションの4階から飛び降りて脱走してしまった、という知らせを受けました。
その里親さまは、急に態度を変え、逃げの姿勢になっていらっしゃいました。
その方には、こちらにもいろいろと弱みがあり、あまり強く言えないところで譲渡してしまった方でした。
その方の働いていらっしゃる施設で捕獲器を置いて良いということになっており、ご近所ですし、もと猫ハウスを持っていた場所のお宅であるし、猫を何十年も飼ったことがある大ベテランであるということで油断と遠慮もありました。
しかしその方は譲渡金も支払ってくださらず、譲渡契約書も2カ月も渡してくださらないという怠慢なお方でした。
更に譲渡契約書に書かれていた脱走防止対策も何もしておらず、首輪も着けず、そして網戸のない窓を全開にして留守にしていたところ、4階のその窓から生後6か月の仔猫が飛び降りて脱走してしまったそうです。
すべてはこちらの隙を試されたルシファーからのお試しであると思います。
そのマンションはかつて、マイケルともう一匹捕獲した猫ちゃんが脱走したいわくつきマンションでもあります。
マイケルは一か月後、自分で帰ってきたものの、野良っ気の強かったもう一匹の雄猫ちゃんは、もう2度と戻っては参りませんでした。
その当時はまだまだ認識が甘かったのですが、それ以来、自分達は脱走に関しては死ぬほど神経質になっておりました。
しかし、どんなに里親さまに注意しても、守ってくださらなかったら、こんな結果になってしまうのです。
その方は、「正直、その猫が逃げても何にも思わない、帰って来なくても良い、帰ってきたら可愛くないから返す」と開き直っておっしゃいます。
史上最悪なばばあ・・・と思いました。
ただ、まだ里親詐欺で虐待したり動物実験として売らなかっただけましな人でした。
そんな人が施設のリーダーをしているとは。しかもたくさんの男の子の母親。
シングルマザーのようです。
猫ちゃんが逃げるのもよく分かります。
あまりにもエネルギーが悪かったのでしょう。
そんな人に預けた自分が悔やまれます。
聖アントニウス、リッチーちゃんが無事に帰ってきますように!
天界の最高最善の愛と光を