また時間を置かず連日連夜の捕獲作業です。
なんと・・・
昨年、40匹近く捕獲した神社の裏の方の住宅街に仔猫がたくさんいるという情報を、
譲渡会でうかがい、調査してみると・・・・
いるわいるわ・・・
わんさかと猫が出てきました。
しかも皆、ぜいぜいと肺で息をしているようなひどい風邪をひいており瀕死状態のような猫ばかりです。
小学校の裏門の通り道で、小学生たちも教師達も、保護者達も皆、それを知っていたそうです。
聞き込みをしてみると、あるお宅の奥様が30年間もあちらこちらで猫のフードを置き、無責任に可愛がり、ものすごい数の猫達を増やしてしまっていたとのこと。
しかし、一番、悪いのは、それを見て知っていながら、30年間も何も対策を講じなかったご近所の人々です。
ただ猫よけを置いたり、警察を呼んだりしただけで、根本的な対策をいっさいしない、そして猫を虐待する・・・
猫には何も罪はありません。
ただフードをもらえるところに居つき、本能のまま子を産み育てるだけです。
地球の土地は人間の所有物ではありません。
家と土地を買ったからと言って、もともと住んでいた動物を追いやることは、正統なのでしょうか。
折り合いをつけて共存するしかないと思うのです。
しかし、人間のエゴで、これ以上、猫が増えてしまったら、環境問題に発展する為、増殖する、もとを断ってあげなくてはなりません。
無理矢理捕まえて、去勢不妊手術を受けさせることは、本当に人間の身勝手なエゴ、そのものです。
その罪滅ぼしとして、手術を施してあげた後は、地域の住民の方々が温かく見守ってあげるしかありません。
そういう説明を何度もしても、その地域の方々は理解をしてくださいません。
そして増やしている張本人の6、70代くらいの女性はT.N.R.の説明をしても、髪を振り乱し、目がうつろ、言動があやふやでもごもごと文句を言い、更にそのご主人や娘さんまで出て来て、私を怒鳴り散らします。
「返せ!うちの猫だ!」
と言い張ります。
「それではお家に入れてあげてくださいますか?そして病院に連れて行ってくださいますか?」と諭しても
「それは嫌だ!こっちの勝手だ!」と叫びます。
言っていることが理不尽過ぎて収集がつきません。
醜い人間達・・・
その地域は地獄の沙汰のようです。
なぜに、そんなところに猫が住みつくのでしょう。。。
虚しく哀しくなって参ります。
そして更に犠牲になるのは、心のあるボランティアばかりです。
時間もお金も労力も体力も疲弊していきます。。。
こちらの猫ハウスには今、恐ろしいほどの数の猫がいます。
しかも結構皆吐いたり下したりと健康状態は良くありません。
また10匹もの仔猫、しかもひどい風邪ひきを保護してしまったら、いったいどうなることか。。。
思考がストップしてしまいそうです。
天界に愚痴を言ってしまいます。
これも学びなのでしょう。
イヤ、おかしい。
絶対にこの構図はおかしいと思います。
地域の人々が責任を取るべきです。
猫がいなくなればせいせいして、
「あー終わった。ボランティアが皆やってくれた。こっちは訴えたから良いことをしたのだ」
と自己満足で終わってしまいます。
そしてボランティアが去ってまた何も講じなければ、翌年にはもとの木阿弥です。
この負の連鎖を断ち切らなければ、一番、不幸なのは猫達です。
天界よ!この負の連鎖を断ち切りなさい!