jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

ホワイトデイの奇跡

 

昨日はシェルターハウスでおうちお見合い譲渡会をさせて頂きました。

 

その午前中には急きょ、大島からいらした里親様候補のお方に三毛猫「ミケロ」ちゃんと多頭飼育崩壊じいさんから救出した「ジャンヌ」ちゃんをお渡しすることに、相成りました。

 

大島からいらした方は数日前からご実家の横浜までいらしてご準備をされ、大きなキャリーバックを抱えて来られていました。

 

お電話でお話した感じでとても誠実さと真剣さを感じ、多くの候補者の中からこの方を選ばせて頂いたのです。

 

こちらはこの一か月ほど、ミケロちゃんの性格矯正の日々で、頭を抱えていましたが、やり甲斐があったと嬉しく思います。

 

こちらはミケロちゃんの激しい性格の矯正には、かなり時間と神経を使いました。。。

うちのエンちゃんジェルちゃん達にも手伝ってもらいました。

 

まあ、暇な方々ですから暇つぶしにはちょうど良かったのですが・・・

 

エンちゃんなど、何度も「あんた!いい加減にその態度止めなさいよ!」と頭をコンコンと叩き叱ってくれていました。

 

しかし、このままだと3シスターズで一生、ここに置いておくしかない、と諦め半分でいたのですが、試しに募集をかけてみると、1日で10件近くもお問合せが来てしまい、このまま放っておくと何十件にもなってしまうと恐ろしくなり、募集をストップすることになったのでした。

 

対応に大わらわで、ひとりで嬉しい悲鳴をあげておりました。

 

そして昨日、松本さまに調布の空港まで送って頂き、最後はあっけなく、行ってしまいました・・・

 

私にはずっと「シャー!パーン!」と攻撃してきていたミケロちゃんでしたが、里親さまにはまったくその気配もなく、やはり本当のご家族になる方には態度が違う、とつくづく感じ「この現金な子め!」と思いながらも嬉しく感慨深く見送らせて頂きました。

 

 

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なんと20分で大島に到着するそうです!23区よりも近いかも!

 

 

またシェルターの長毛のノルウェージャンフォレストのミックスちゃんも同時募集をしたところ、ものすごい程のお問合せがあり、またまた有難くも嬉しい悲鳴を上げてしまいました。

 

ノルちゃんを保護された松本さまが、こちらに預けた責任を感じてしまわれ、毎日毎日通って来られて、ノルちゃんに数時間を掛けて慣らし訓練をしてくださったおかげで、見違えるほど、穏やかになってきていました。

 

最初の頃は人が近づくとイカ耳になってう~う~と怒り引っ掻いたり噛みついたりしようとしていましたが、一か月以上もの、松本さまの訓練のおかげで、抱っこもできるようになりました。

 

本当に松本様の涙涙の努力の賜物です。

 

感謝感謝

 

松本さまは、なんと自らがケージに入ってしまい、あの凶暴なノルちゃんをなだめすかし、徐々に慣れさせてくださったのです。

 

すごいとしか言いようがございません。

 

他のボランティアの方々など、こちらに猫を持ってきては「宜しく~」と言ってそのまま無責任に丸投げ放置ばかりの中で、松本さまはとても責任感のお強い奇特なお方だと思います。

 

そのおかげで、昨日のノルちゃんのお見合い会は、素晴らしい良い里親様候補の方々が続々と来られて、こちらが選ぶのが困るくらいでした。

 

実は最終的に15件ものお問合せがあったのですが、その中で真剣度の高いと思われる、3組の方々にお越し頂きました。

 

皆さんに公平にするために、同じ時間に3組お越し頂き、松本さまの「ノルちゃん取り扱い講座」をして頂きました。

 

皆さんに見て頂き、こちらも向こうも納得がいくようなお見合い会にしたいと思ったのです。

 

皆さんまなざしが真剣で、猫ちゃんに対する真摯なお気持ちが伝わって参りました。

 

結局皆さんは3時間ほど滞在され、皆さんにこちらにいる猫達を一匹ずつお譲りしたいということになりました。

 

その中でなんとあの引きこもり、ヤドカリ君の「アラミス君」まで譲渡対象になりました。

 

私は朝、天界から「アラミスをケージに入れて皆に披露しなさい」と言われた気がしたのです。

 

そこでいつも入りっ放しの布団を持ち上げ、アラミスに有無を言わせず、ケージに入れ込み、アラミスは生まれて初めて無防備で逃げようもない状態で、皆にその全貌をあらわにされたのでした。

 

アラミスは穴が開くほど皆さんに見つめられていましたが、結構、意外にも堂々としていました。

 

最終的に、女性の獣医さんがアラミス君のエピソードをじっくりと聞いてくださり、是非に、と仰ってくださいました。

 

さすが獣医さんだけあって、アラミス君をじっくりと観察し、目に先天性の異常があることまで見抜き解説してくださいました。

 

このようなお方でしたら、この引きこもり布団ヤドカリアラミス君をお譲りしたい!と強く思いました。

 

 

きっとすべて最高最善の方向に行くはずです。

 

もし全員決まれば、残っているのは

 

マイケル、サンちゃん、ハニちゃんそして新しく昨日来た「フラン君」だけとなってしまいそうです。

 

嬉しい限りです。

 

ホワイトデイの奇跡としか言いようがありません。

 

天界の天使達に感謝!

 

皆々様に感謝感謝