この数日間、捕獲が成功せずにディヴァイン・ストーンの金箔貼りに集中できました。
思えば、2013年であったか、ふとディヴァインストーンに金箔を貼ることを思いつき、調べていくうちに、金沢が日本で一番金箔貼りの技術が高いことを知りました。
そして自分も素人で何も知識がないことは良くないと思い、金沢の老舗の金箔専門会社にコンタクトを取り、3軒の金箔貼りのプロに直接指導を乞うこととなり、修行に行って参りました。
いつも気になることは、とことんこだわってしまうのです。
そこで金箔貼りの修行をしていると、金というのはなんと魅力的なもの、と心が沸き立ったものです。
そのひとつの会社で蒔絵というものを知り、ふっと降りてきたインスピレーションを受け、その日のうちにその会社の社長と直談判をし、その場で手書きでデザインをした「六芒星」の金箔とプラチナの蒔絵をオリジナルで作って頂くことになったのでした。
その社長はとてもやり手で有名な方であり、その日に会って商品を作って欲しいという無茶な無理難題が通ったのは奇跡としか言いようがありません。
ふと思い立って行ったことが、すべてスムーズに取り行われ、ディヴァインストーンが完成したのでした。
その時、金箔貼りを教えてくださった師匠の方々は、それぞれが異なる方法で教えてくださったのですが、皆さんとても金箔に対して大胆な方法を取っておりました。
私にも
「金箔貼りは失敗がないから、大胆に貼りなさい。多少、失敗しても、上からまた貼れば大丈夫。金は柔らかくいくらでもやり直しがきく」
と師匠達は教えてくださいました。
金とはまるで人間のようですね。
失敗したと思っても、いくらでもやり直しがきく。
深いですね。
金箔に触れているとなんとなく心が高揚します。
やはりエネルギーがとても良いと感じます。
もしかしたら江戸時代に新潟の佐渡島の金山に島送りにされて金鉱を掘らされていたのかも
洞窟は崩れてきて、押しつぶされそうな恐怖を感じます。
でも金はやはり良いですね。
プラチナもまた素晴らしいエネルギーを感じます。
金とプラチナの両方を使い、バランスを保つものを作っています。