毎朝、なにか言い知れぬ大きな不安感のようなものが襲って参ります。
巨大な宇宙の重く苦しい分厚い暗闇のようなものが心臓に圧迫してくるような感覚です。
自分の不安というよりも人類の不安感のようなものだと感じます。
そういう時は、天界に逃避して天界の無限で無償の愛と光を浴びてリセットして戻って参ります。
人は皆、多くの不安を抱えていると思います。
どんなに満たされている、はたから見て何の不自由がない生活を送っていると思える人でも、得体の知れない不安感が四六時中襲ってくるようです。
それは万人が抱えている魂の闇の部分であるようです。
皆さんはよく「今の世の中はおかしい、狂っている、どんどん悪い方に向かっている、この時代が一番良くない・・・」などとおっしゃいますが、それは幻想であり、歴史を見ていると、過去に平和な時代などなく、どんな時代も地上はあらゆる苦しみに満ちていたと思います。
今の日本は比較したら、これまでにないほど平和で穏やかである時代だと感じます。
それでも人は皆、不安でいっぱいになりますね。
その不安感から逃れようとするために、皆、いろんな娯楽を求めてきたようです。
それは一種の現実逃避のもののようです。
子どもの頃は、まだ苦しみを受け入れる準備ができていないために、無責任に大人のせいにしていたら許されていましたが、自分自身が成人となると、苦しみを受け入れるキャパシティの準備ができてしまう為に、生きている中では9割の苦しみが続き、時々ふっと訪れるささやかな歓びが一割となるようです。
天界は飴と鞭のように大人になった人間を操作しているとしか思えません。
それがずっと続くと精神に異常をきたしてしまう為に、天界は古来から人間に、息抜きと娯楽、つまり現実逃避の方法を与えてきたようです。
それは健康的なものでいうとスポーツ、ゲーム、旅行、趣味を見つけるとか、ペットを飼うとか・・・ありとあらゆる楽しい逃避方法を発見してきているのでしょうね。
しかし、魂と精神力が弱い人にはルシファーの横やりが入り、不健康な方に行かせてしまうことがあります。
それが飲酒、喫煙、ギャンブル、いじめ、良くない恋愛などにおちいって、依存症になってしまうようです。
またその負の渦巻きの中から逃れる為に、人はもがき苦しみますが、なかなか抜け出せないのが現状です。
そこで、天界は時々、恩情として、ブッタが極楽から救いの蜘蛛の糸を地獄に垂らしたように、一筋の光を、苦しみもがく人に、そっと注ぎます。
その一筋の光を見出し、必死でしがみつきその光を信じ切り、放さず、吊り上げてもらうと、魂の癒しと救いがもたらされるのです。
その一筋の光に気が付いて頂きたいと願います。
それは万人に与えらている天界からのギフトのようです。