12月から一月に掛けて、世界中が幸福感に酔いしれるクリスマスがあり終わるとスライド式に始まる楽しいお正月が来ている間、イエス・キリストや氏神様を奉り盛り上がる人々の歓びのエネルギーが防波堤のようになり悪のルシファー達のエネルギーをはねのけているかのようです。
しかし、人々の心が日常に戻り、歓びのエネルギーが静まり、緊張と疲れのエネルギーにシフトしていくと同時に、防波堤の結界が緩くなるようで、土の下でしばし、冬眠のごとく休養していた鬼ちゃん達がむくむくと起き出して暴れ出し始めるのを毎年の節分の時期に感じております。
今年も例外なく、寝起きの鬼ちゃん達にさっそくいたぶられております。
まずは、新しい出来事から・・・
昨日、初雪が激しく舞う中、Hさまご夫妻のお車で、昨年のクリスマスにお届けしたふわふわもこもこ兄妹を連れ帰って参りました。
そのご家族候補の方にはこの数週間、散々振り回されました・・・
しかし、最初からなんとなく前世で出会っていたのだろうな、とご縁も感じていたお方でしたから、私や周囲の方々を振り回して復讐ができて、憑き物を落としてくださってきっと終わって良かったのだと思います。
身のこなしやしゃべり方も、ねっとりと艶っぽく海千山千を乗り越えられた玄人の感じが漂い、ご自分でも魔女な気がする、とおっしゃっていたように花魁や魔女だった過去世で、私となにやらあったのだろうな、と感じておりました。お届けの時も、松本さまのご主人の高級BMWの車体下部に傷がついたり、道路の異常な混み方で往復6時間も掛かったりと、尋常ではない始まりでした。そして今回もいつになく北風と粉雪が舞う大荒れの天候の日に連れて帰ってこなければならなかった、という花魁と魔女の魂のお浄めがあったような気が致します。
お迎えは電車で行こうと思っていたのですが、Tさまご夫妻の温かいお申し出によって、外は大荒れのマイナスの気温の中、快適で暖かいドライブを楽しませて頂きました。
感謝!感謝!
ご夫妻の生粋の江戸っ子夫婦漫才のような息の合った掛け合いが、とても楽しく車中でずっと漫談を拝聴させて頂いている有難い気分でした。その掛け合いの合間に、出戻り兄妹の「きゃお~ぐお~ぴ~きゅ~!」という可愛い悲鳴の合いの手が入り、とってもにぎやかな道中になりました。
しかし兄妹は「なんでうちらをこんな目に遭わせるんだよ~」と恨み節を唱えていたようです。
このふわふわ兄妹にはまったく何も問題はなかったと思います。松本さんいわく「猫界の東大生」とおっしゃった通り、ふわふわ君は、いつも落ち着いていて、物おじしない、面白い子だったと思います。
彼はロシアンママのおっぱいをママの実の子達にまぎれて当たり前の顔をして飲み干し、ママにもわが子のように毛づくろいをされて満足な顔をしていた大物な子です。
ふわふわ君は帰ってくるとすぐさま、ロシアンママを探していたようですが、いないのを察すると、ママがかつていたケージの中に、ルーシーママを発見すると、必死になってケージによじ登り、ママに近づこうとしていました。
しかし、向こうの家でも食べるものだけは、たっぷりと食べ放題食べてきたようで、体重が増えすぎて、ママに近づけず、途中で落っこちながらも、なんとかママに近づきたいと何度も何度もよじ登っては落っこち、私の同情の笑いを誘っておりました。
猫界の東大生のもこもこ君とお嬢猫の妹ちゃんですから、すぐに最高の家族が見つかることでしょう。
今までも、出戻った子達には、辛い経験をした分、その100倍くらい幸せになる最高の家族が見つかるというパターンがあります。
フラン君、アラミス君は2回も戻されて酷いトラウマがありながらも、2回戻された分、200倍も幸せになっています。
しかし、せっかく3匹まで減って安心していたのにいつの間にか、また7匹に増えていました・・・
続く・・・