jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

宇宙界から来た怪獣

 

今朝は、昨晩公園近くにお住まいの霊能者のおばさまから頂いた高級いちごを頂きました。

 

野菜と果物が主食の私は万年食料不足に陥っており、果物は貴重な栄養源です。

 

そのいちごは、お礼であるとのことです。夜出会うとご婦人はお菓子やらなにやら、私にやたら下さり、お礼お礼とおっしゃいます。本当に芯から情の深いお優しい方だと思います。

 

 

今回は、そのご婦人の50代の息子さまが、

「毎年初めの恒例の儀式として、ブルーレイDVDレコーダーを購入しなくてはならない」

という強いこだわりをお持ちで、今回は、ご自分達では買いに行けないからということで、頼まれた為に、私が代わりにインターネットで購入して届けてもらった、そのお礼であるということです。

 

その息子さまはかなり難しいレベルの知的障害と自閉症、さらにてんかん症や心臓病も持っていらして、お世話が死ぬほど大変のようです。

(その為に、ご婦人は何年もお風呂にも入れないそうです。何年も洗髪していない長い白髪を頭頂部にまとめて常に毛糸の帽子をかぶっていらっしゃいます。なんとなくその姿は『妖怪すなかけ婆』にも見えてしまいます。あしからず)

 

息子さまは、時折、激しい発作を起こし、私と公園で偶然出会った夜にうかがったお話によると、その数日前に、てんかんの発作で自らガラス窓に頭をぶつけて、大出血をし一か月ほど入院させられた、とおっしゃっていました。

 

その時から、私はご自分ではお世話は大変でしょうから、息子さまを施設に入れた方が良い、と余計なおせっかい話をさせて頂いておりました。

 

しかし、そのご婦人は、

 

「神様が私に息子という試練を与えてくださっているから、絶対に他人には任せられない。私の神様から与えられている霊能力で今までも治してきたから、これからもずっとそうしていく」

 

と頑固におっしゃっていました。

 

更に

 

「神様のお告げで私達に伊勢神宮に行って住むように、とあったから行ってくる」

 

とおっしゃいます。

 

私はどう考えてもそれは無謀な計画であったと思い、

 

「旅行なら良いでしょうけれども、住むのはご無理ではないですか?」

 

とお伝えいたしました。

 

そのご婦人は、かなりなお嬢さま育ちで世間知らずであり、今までほとんど電車すら乗ったことがないとおっしゃいます。

 

元ご主人が酷い方で、そのご婦人の財産を女性関係で食いつぶし、DVも働き、最後はそのご婦人は、着の身着たままで、ほうほうのていで逃げて来て、小平で一番安いアパートに息子さまと2人でたどり着いた、ということでした。

 

まるでノンフィクション小説にでもなりそうな悲惨な半生を客観的にドラマティックにまるで講談のようにお話しされるご婦人は才能のある方だと思っておりました。

 

しかし、その無計画で無謀すぎる危うい人生は、お話をうかがっているこちらが疲れて、またひいてしまうほどで、多少はアドバイスをして差し上げなければいけないのでは、と、弾丸のような一方的なお話の息継ぎのタイミングを見計らって、

「息子さまを病院から施設に移されたらいかがでしょう?」とか「伊勢への移住は難しいと思いますからご旅行だけにされたらいかがでしょう?」

と口をはさむと、激しい口調で、

 

「神様には逆らえないから無理なの!私は一生息子と住まなくてはならないの!伊勢に住めと神様がおっしゃるから、そうするの!」

 

と絶対に他人の意見を受け入れようとしません。

 

かなりな頑固なお方で、またつながっている神様とは一体、何ものなのか、と疑いたくもなります。

 

(その神様は低次元の宇宙の存在と低霊または妖怪と感じました。ご婦人を翻弄して遊んでいるものたちです。しかし、そのご婦人もその存在達とうまが合うようですから仕方がございません。ご婦人はかなりなマゾ体質と見受けられます)

 

何を言っても仕方がない、と判断をし、気の済むまでお好きなようになさってください、とばかりに私は手放すことにいたしました。

 

そして結局、ご婦人は息子さまを無理矢理、伊勢に連れていき、ちぐはぐ珍道中で大変な目に遭い、結局追い払われるように帰って来られました。しかし、無事の帰還は奇跡であると思いました。

 

そして、今回は、またご婦人から電話で頼まれごとをしたのですが、幸い、私がいつアパートに行っても、耳が遠いのか出て来ず、やり取りもすべて電話のみで済み、アパートのドアにいちごも吊り下げておいてくださった為に、会わずに済んで本当に安堵致しました。

 

その方に捕まると小一時間、話が止まらず、私の「時間泥棒」をしてくるために、とても面倒なお方であるのです。

 

以下、「天界のアース・スター」のテキストの一部です。

 

『宇宙界から降りてきた怪獣であるアース・スターを人間にしようとしても無理である。宇宙界の怪獣を迎えてしまった家族は、そこから来る学びを感謝し、できることを可能な限りを尽くしたら、最後には「治らない。手放す。あきらめるという勇気」を持つことである。天界のすべてのマスター達はそのプロセスをすべて観ている。最初からあきらめてしまったら、他の試練を与えられる。その怪獣に対して、人事を尽くしたら、最後の最後であきらめて他人に任せ、手放す勇気を持ちなさい。天界はその家族に惜しみない賞賛をおくるであろう』。

 

 

 

 

 

 

 

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霊能者のご婦人から頂いた高級いちご