jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

門出

昨日は、川崎大師のお近くのお宅に、「47匹多頭飼育家庭から救出した猫」4匹のうちで、こちらにお預かりの最後の2匹をお届けしてまいりました。

 

 

またまたHさまご夫妻のお助けがあり、ご主人さまの素晴らしい安全運転のもと、とってもスムーズにお運び完了することができました。

 

例によって、お二人の軽妙なリズムの夫婦漫才が耳に心地よく、また奥様のユーモアにあふれた貴重な情報たっぷりの講談話もドライブを楽しくしてくださいました。

 

昨日は、花冷えの数日間のあとの珍しく暖かい最高のドライブ日和でした。

 

また各所で小学校の入学式があったようで、よそ行きの格好をした親御さまと一年生さんたちが、散りゆく桜の花びらの祝福を受けながら式に臨んでいく姿が初々しく新鮮に映りました。

 

こちらの猫ちゃん達も、始まりの日に「新しいご家族さまの家族」になるというおめでたいことがありました。

 

今回の「47匹の猫家庭」からやって来た4猫ちゃん達は、かなり私たちの精神を磨いてくださったつわものぞろいでありました。

 

松本さまも「なぜに?家の中で飼われていた猫なのにこんななの?」とおっしゃるくらい、かなりの臆病さと同時に狂暴極まる猫ちゃん達でした。

 

救出してくださったボランティアさんによると、そのご家族は、いっさい、猫の面倒など見ずに、床に安いキャットフードをばら撒いて、あとは放っておく、という飼い方をしていたそうです。

 

おかげで、皆、親からネグレクトされていた子どものように、視線がうつろであり、心を閉ざし、絶対に人を信用しない、身を守る為に攻撃態勢に入る、といった態度をずっととっている子たちでした。

 

しかも、飢餓状態であったために、人の気配がなくなると、置いてある食料をがつがつと全部平らげ、食べ過ぎで吐いたり下したりする、という特徴がありました。

 

きっとこれまで、そうやって何年もサバイバル状態を繰り返し、飢えたり病気をしたり、共食いで喰い殺されたりしてきて、生き残った子たちが、こういう状態になったのでしょう。

 

外で育った猫たちとはまた違った閉鎖状態での拷問を受け続けてきた心理状態の結果、こういう状態になったと推測されます。

 

それを理解していながらも、この猫ちゃん達の心を解きほぐしてあげるのは至難の業でした。

 

一か月近く経っても、あまり態度が軟化しませんでしたが、ペットサイトに出してみると、「そういう可哀そうな猫たちを助けてあげたい」と申し出てくださる方が、結構いらっしゃり、その中でも秀逸に素晴らしい方々を選び、今回、お試しで最後の2猫ちゃん達をゆだねることにしたのでした。

 

その40代のご夫妻はお子さまがいらっしゃらない代わりに、たくさんの気の毒な過去を持った猫ちゃん達を救って保護していらっしゃるという、芯からお優しい方々でした。

 

こんなに清らかな魂の方がいらっしゃること、地球もまだ捨てたものではありませんね。

 

 

人間の子たちの代わりに猫ちゃん達を育てる、というのは素晴らしい!大賛成なことです。

 

現在、地球はもう「資源を浪費し、自然を破壊する害獣である」人間にあきれ果てて、「産むな増やすな!」と訴えているようです。人間以外の動物さん達は、自己の利益の為に一切地球を切り刻むようなことは致しません。

 

それに人間の子を産んで大事に育てて将来を期待していても、それがとんでもない大人になって、恩人である親に向かって報復の報酬をくれたりします。

 

危険分子である人間を増やすよりも、純粋無垢で無邪気な猫たちをめでる方が、どんなに良いことか、と最近つくづく感じております。

 

猫ちゃん達も、今回の子たちのように試練をくださいますが、時間をかけたら、(人間と違い)必ず良い子になって、喜びと癒しをくださいます。

 

 

川崎大師のお近くのご夫妻は、本当に可愛らしく優しい精霊さんのような方々でした。

 

こちらのガチガチな猫ちゃん達を無理せず受け入れて、温かく見守ってくださるようです。

 

迎え入れてくださった3匹の先住男子猫ちゃん達も皆、のびのびと生き生きと明るく過ごしていらして、こちらの緊張しまくりの猫ちゃん達をものすごいオープンマインドな感じで受け入れてくださいました。

 

朝、キャリーに入れる時、長男いっちゃんが、いつものようにカーテンの下で隠れていたために、カーテンをレールから外して、そのまま包んでしまい、重たいいっちゃんを、汗だくになってなんとかキャリーに押し込めました。

 

カーテンに包んだまま持ってきたのですが、なぜか、受け入れてくださった中の茶色君が、そのカーテンに異常に興奮し、スリスリが止まりませんでした。

 

そのカーテンは、もともと私の部屋に何年も吊り下げられていたものなので、魅惑の香りがするのか、どの猫ちゃんも気に入ってカーテンの中に入りたがっています。

 

 

また妹茶白猫ちゃんも、捕まえようとすると、大いに逃げまどい、なんとかケージに追い込んで、洗濯ネットに押し込み、ほうほうのていで連れてまいりました。

 

 

多頭飼育のお宅はあと、18匹残っているそうで、またこちらにお願いしたいといわれているのですが、もうどうしよう、という感じであります。

 

帰りに、ちょっとだけ川崎大師に立ち寄ってみました。

 

4月8日は「お釈迦様生誕の日の花祭り」であるようです。

 

とても空いている境内を散策するのは気持ちの良いものでした。

 

氏神様に、あの猫ちゃん達をお願いして、くずもちを堪能して参りました。

 

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素敵なご夫妻

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有名なくずもちさん

 

 

 

 

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花祭り

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生徒さまのAさまから送って頂いたご寄付と有名なお菓子

 

祝!新しい門出!