jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

メイちゃんとそらちゃんの旅立ち

 

先日6月5日にこちらの猫ハウスから2猫ちゃんがご卒業されました。

 

出戻りプリンセスの「メイちゃん」と外猫ちゃんが産んでしまった長毛八割れ、半年の「そらちゃん」です。

 

メイちゃんは2か月ちょっとの間、超超エリートさんのお宅で長いトライアル期間を経て・・・戻されました・・・

 

なんでやねん!と突っ込みたくもなります~(返してきた方のしゃべり方がこんな感じでした。でも頑固なメイちゃんに対して頑張ってくださり感謝感謝)

 

しかし、戻ってきたメイちゃんは、長い間の牢獄生活?のお灸が効いたのか、まるで別猫のようになって戻って参りました。

 

毛皮を一枚脱いできたかのような変貌ぶりです。

 

行く前は、機嫌が良い時は、ゴロゴロと喉を鳴らすのですが、ちょっとでも機嫌を損ねると、バシっと鉄拳を飛ばすような子でした。

 

しかし、戻ってきたメイちゃんは全身脱力をし、こちらに身を完全にゆだねてしまうようになり、側に近づくだけで、ゴロゴロと喉を鳴らし始め、なでるとお腹を丸出しにしてもだえて喜ぶような子に変身してしまったのでした。

 

そこのお宅では最後の最後まで鉄拳を飛ばし、指に怪我まで負わせていたそうで、申し訳なく思ったのですが、よほどメイちゃんが気に食わないことがあったのかも、と想像されます。

 

そこよりもこちらに戻ってきて安心し切り、金色が掛かった茶色の巻き毛がくるくると可愛いすっかりテディーベアを思い起こさせるような姿の無防備なメイちゃんになってしまったのです。

 

そして、再募集を掛けると今度はとてもお近くのご家族さまで、お優しい奥様が来られ、メイちゃんの可愛さにメロメロになり即受け入れを申し出てくださったのでした。

 

そのご家族様方は華やかなものは特にないけれど(失礼!)、とっても温かい情のある方々とお見受けし、数々の過去のトラウマを持つメイちゃんも、ゆっくりと大きな心で受け止めてくださりそうです。

 

そしてもう一匹のそらちゃんは、実は、ご家族さまのご見学の日に、私が掃除機をかけているとすっと姿が消えてしまい、大慌てに慌ててしまいました。

 

もう一匹出戻りプリンスのエイト君と一緒に倉庫部屋の方に入ってしまったに違いない、と思い、必死で探し始めました。

 

どんなに隅から隅まで探しても一向に見つからず、すでにご家族候補の方が来られてしまいました。

 

時間稼ぎに、しばらくエイト君たちと遊んで頂き、その間にもう一度探しましたがやはり見つかりません。

 

「大天使ラファエル!聖フランチェスコ!」と唱えながら探しつつ、その候補の方々に、

 

「これくらいのサイズの八割れの小さい顔の子がいたら教えてください」

 

と頼んでみました。

 

お母さまと2人の若い可愛らしいお嬢様方がきょろきょろと部屋を見回すと、すぐさま、次女の方が「いた!」と声を張り上げて指さす先には、棚の下段の中に小さくおさまっているそらちゃんがおりました。

 

灯台下暗し!」

 

でした。

 

そして、そらちゃんを見つけた次女さんが、そらちゃんの可愛さにやはりメロメロになり、即受け入れを申し出てくださったのです。

 

私が何度も探した時はまったく姿を見せず、次女さんが探すとすぐに見つかったということは、きっとそらちゃんが自分を印象付ける為に、運命的な出会いの演出をしたに違いありません。

 

そして次の日の日曜日、偶然にもメイちゃんとそらちゃんのお宅はすぐご近所であり、またまたHさまご夫妻のお力をお借りし、2猫ちゃんをそれぞれのお宅に送り届けたのでした。

 

以前、メイちゃんの為にお貸ししていたケージは、返して頂き、今度はそらちゃんのトライアル期間のケージとしてお貸しすることになりました。

お優しいご家族さまです。お母さまと娘様2人。そして女の子の猫2匹となり、女5に対して、男1であり、お父さまの立場がますますなくなったようです。

 

メイちゃんのご家族さまのご友人様が、メイちゃんの門出をお祝いしてくださり、まるで新生児が生まれたかのようなお祝いの品々を持ってきてくださいました。

 

お祝いの品

プレゼントの山

お優しい方々

 

おめでとう!

 

メイちゃん!

 

そらちゃん!

 

ついに幸せなご家族を見つけましたね!

 

とわに仲良く!

 

しんみり・・・ジェルちゃん