jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

父の16回忌 ネコ活動

 

7月14日は、父の16回忌でした。

 

あっという間の15年でした・・・光陰矢の如し・・・学成り難し・・・

 

頭脳はどんどん退化して参りますが、学びはこれでもか、これでもかと次々に参ります。

 

きっと私は自分が思っていたほど、あまり苦労をしていなかったのでしょう。

 

今になって以前のつけが回ってきたように、多くの面倒なことがやって参ります。

 

でも、ネコ問題くらいで済んでいるのですから、良しとします・・・

 

はぁ・・・

 

この14日の朝は、数日前から計画して、その地域の方々に「捕獲器慣らし訓練」をやって頂いていたおかげさまで、合計6匹と別の地域一匹のネコ捕獲、合計7匹が成功致しました。

 

天界で父も頑張ってくれました。

 

 

しかし、最初に依頼してこられたまだお若い奥様が、家族全員、コロナ感染してしまわれて、当日は現れませんでした。

 

「LINEでは頑張ります」

 

と書いて来られていましたが、ちょっと軽い言葉に心配になり、夜9時過ぎにHさまご夫妻と共に小雨の中、現地に見に行ってみると、案の定、捕獲器がいい加減に仕掛けられており、行って確認をして良かったと思いました。

 

若い方々が玄関先に仕掛けていた捕獲器は、掛けていたタオルが絞れるほど雨に濡れ、中のペットシーツも、雨水を含んで膨れ上がっていました。

 

また仕掛けの餌もお皿が、仕掛けのペダルの下に置かれていて、どう考えても仕掛けの意味をなさなくなっていました。

 

やはり意識の違いだろう、と不服に思い注意をしようと思いましたが、Hさま奥様に

 

「仕掛けてくれただけでも良しとしなければ」

 

と、さとされ、指摘するのを止め、中をきれいにし、裏のネコ多発のお宅に仕掛けることに致しました。

 

置いてみると瞬間に、子ネコが捕まり、大きな仕掛けには2匹同時に入っていたものもあり、あっという間に5匹の子ネコが捕まってしまいました。

 

しかし、肝心の母ネコがまだ捕まっておらず、気をもんだりでおります。

 

その子ネコ達は、餌やりをしていたお宅のご婦人によると、母ネコの数回目の出産の子ネコ達であり、春になる前に生まれた子達である、ということです。

 

見た感じは、もう4か月くらいの、もう子ネコとは呼べない、若者といった感じでした。

 

しかし、こちらに依頼してきた女性や、その餌をあげていた女性を含めてご近所全員が、

 

「ネコが嫌いだから全部引き取って欲しい」

「自分も子どもも猫アレルギーだから困る」

「孫が猫アレルギーでここに来ると発作が出るから全部持っていって欲しい」

 

Hさま奥様も、

 

「家ごみを、コンビニに行って捨てるように、自分のものを人に押し付けるのはダメ」とおっしゃってくださいました。

 

私も、あんなに可愛い茶トラの子たち5匹をまたそんな常識のない人々の庭に放すのは心もとなく、辛いこと限りありません。

 

 

本当は多少大きくても全部の子ネコは引き取って家ネコにしてあげたいのです。

 

しかし、それを全部やっていたら、多頭飼育崩壊現場になってしまいます。

 

中2くらいの反抗期真っ盛りな子ネコ達は、実は、Hさまご夫妻が、汚れた捕獲器の中をきれいにしようとして、少しだけ入口を開けてしまった時に、隙間からささっと外に逃げ出してしまったそうなのです。

 

それを奥様が、ものすごい勢いで捕まえて、再度、捕獲器に放り込んだ際、お二人とも、おびただしいほどの流血を伴う怪我をしてしまわれたそうなのです。

 

奥様はアレルギー体質もあり、手の甲が腫れあがり、病院で手当てをして頂いたそうです。

 

その事件をうかがい、これはもう決定的な出来事であり、この子たちは、家ネコになるのは、断固拒否!というメッセージであったでしょう。

 

H様ご夫妻にはとんだとばっちりと喰わせてしまい、恐縮致しております。

 

先日は、地域の方々のご協力を喜んでおりましたが、こちらに全部引き取れと言ってくる無神経さと無責任さに対して憤りと悲しさで心が外の天候とリンクしております。

 

また多産症の母ネコは、とても警戒心が強く子ネコが捕まったのを見ていて、なかなか捕まってくれません。

 

これは長期戦になる可能性があります。

 

またこの地域の少し離れた場所でも、数件、子ネコが生まれてちょろちょろとしているという情報がありました。

 

それを聞く度に、また心がダウンしてしまいます。

 

どれほど個人が動いても、地域の方々の意識が変わらなければ、焼け石に水です。

 

市役所に電話をして、担当者に地域全体に啓もうをして欲しいと願いました。

 

担当の職員たちは、口をもごもごとしながら、

 

「これは義務ではない活動だから、できる範囲でやってくれたら良い」

 

と、おっしゃいます。

 

その口ぶりにも少々苛立ちを覚えました。

 

こちらは単に動物愛護の心ある市民ボランティアであり、市役所の無料下請け業者ではない!と言ってやろうかと思いました。

 

市役所に職員の気持ちも痛いほど理解できます。

 

自分の与えられた職務の中で決まった時間内で、決まった業務さえこなしていれば、数年たったら移動になるし、そこでいくら頑張ったって、自分の昇格にはなんら影響もない、あたらず触らず、問題なく、時をこなしてしまえ、自分にはネコごときものなんかよりも養う家族の方がずっと大事・・・という気持ちがバシバシと伝わって参ります。

 

自分も、もし、動物が好きでもなく、同じ立場であればそういう心境になったかも知れません。

 

しかし、天界から使命を頂いてしまい、目の前に気の毒なネコちゃん達を突き付けられたら、放っておくことはできません。

 

ただ、心の中に、引き取る子と引き取らない子の、線引きをするのが辛いだけなのです。

 

自分の心の中の処理だけが問題、という気も致します。

 

ネコちゃん達は、自らの運命を淡々と受け止めています。

 

私も、もちろん、もっと小さい、生後1か月くらいの子ネコであれば、どうにでも家猫訓練をすれば簡単にしつけができるために、小さければ小さいほど、引き取れるけれども、生後4か月と言えば、人間でいうと「中学2年生」くらいの反抗期真っ盛りくらいの子達であり、そんな子達を狭い檻にいれて、ネコ格強制をするのは困難極まりないです、とお伝えしました。

 

しかし、ご近所は皆、ものすごく不満そうな顔をして、

 

「え~?連れて帰ってくるの~?困るわね~」

 

などと勝手極まることをおっしゃって、私を責めて参ります。

 

心の中は涙雨でした。

 

なんと人間は勝手なのでしょう。

 

その奥さんもまだ60歳そこそこの方です。

 

テレビで盛んに動物愛護の番組をやっているのを見ていて、知識はあるようなのです。

 

それなのに、何十年も、庭で餌をあげ続け、近所をネコ島並みのネコの地域にし、その後始末を全部こちらにやらせようとしているのです。

 

 

つづく・・・

 

アメリ

癒されます・・・

 

7匹

一台に2匹・・・可愛い茶トラ・・・悩みます・・・