jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

本家の本気・・・一難去って・・・

 

現在、数か所の捕獲の現場の中で、一番効率良く進んだのが、今回のKさんの現場でした。

 

7月中に私が焦って勝手に実行しようとしたところをHさまご夫妻に止められ、一か月近く、ご当人にお任せし、ネコちゃんの捕獲器慣らし訓練が功を奏したと思います。

 

Hさまご夫妻は賢者のように性急な私を制しさとしてくださいます。

 

しかし、私が何度もその本家のお宅に足しげく通いプレッシャーを与え、念を送り続けたため、向こうもうんざりとして、早く終わらせたかった印象もありました。

 

結果、12日の満月の早朝、当初の計画通り、まず子ネコ6匹プラス兄弟ネコ1匹の7匹が捕まり、翌日の13日、懸念されていた母ネコが捕まり、神経質な兄弟ネコ1匹がつかまり、その翌日、お父さんネコと思われた長毛オス猫(実は去勢済みでした!)が捕まり・・・

 

合計10匹(一匹は耳カットのみ)

 

の好成績となりました。

 

「本家の本気!」

 

と私がうなってしまったように、最後の最後は、本家の長男坊が、かなり本気を出してくれたようで、まあまあ見直しました。

 

またお母さんネコが長年、尻尾が折れており、年々短くなっているのを気にしていらして、その断尾手術の費用は出す、とおっしゃってくれました。

 

7000円弱で手術していただくというおおにし動物病院さんの良心的医療費で、長男坊もほっとしたようです。

 

他の動物病院さんは、少なくともそういう手術は5万円くらいは請求して参ります。

 

母ネコだけでも通常の病院でしたら10万円は掛かったはずです。

 

 

捕獲の搬送はすべてHさまご夫妻の最高の協力のもと、長男坊も感謝していたようです。

 

しかも、手術後はベテランボランティアの「猫結び」さんのマンションの地下室でしばらく静養させてもらうことになって、至れり尽くせりのサポート体制です。

 

ただ、捕獲器から、お兄ちゃんネコをミニケージに移し変える時に、ちょっとした隙間から、お兄ちゃんネコが勢いよく脱走し、地下室の資材の中を逃げまくり、ステンレスの棒を倒したり、段ボールを崩しまくって逃げまどい、大変な捕獲劇を繰り広げてしまいました。

 

ネコの方も必死の形相でなんとか逃げおおせようとしましたが、立てかけてあったパネルの下で、私も渾身の力を込めて、バネのようにはじけ飛ぼうとする強いお兄ちゃんネコの頭を抑え込んでタオルに包みこみ、なんとか死に物狂いで捕まえることに成功致しました。

 

しかし、こちらは地下室の息詰まりそうな蒸し暑さと歴代のネコ毛とショックの為に滝行のように汗びっしょりになり、Hさまの奥様も、アレルギーの喘息の発作を起こされてしまいぜいぜいと苦しまれ申し訳ない限りでした。

 

奥様はその夜はトラウマのショックで寝られなかったと後日おっしゃっていました。

 

本当に捕獲のプロセスは大変な作業です。

 

命がけ、命を削る作業です。

 

本家の長男坊も頑張ってはくれたけれども、こちらが死ぬような思いをしていたこともつゆ知らず、リターンの時、Hさまご夫妻が邸宅に数匹お返しにいくと、お気楽に庭で一族と仲間がバーベキューパーティを開き祝杯をあげていたそうです。(お前らをバーベキューにしてやる!と密かに思いましたが・・・まあ少しご寄付を渡してきただけでもヨシとしますわ・・・ホンマに)

 

 

その間、以前、譲渡したネコ家族の方が急に連絡が取れなくなり、急に不安を覚え、Hさまのお車を飛ばしてもらい、そのお宅にいくとご当人はいませんでしたが、ネコちゃんだけはすりガラスの向こうに一匹だけ体をくっつけて見せてくれ、無事を確認できて安堵致しました。

 

しかし、譲渡後一か月経っても譲渡金も支払わず、行方不明でまだ安心できません。

 

更に・・・

 

3年前に捕獲劇のあった、ゴブリン屋敷にまた子ネコが現れたという電話があり・・・

 

一難去ってまた一難・・・

 

天界は私に次々に試練を与えてくださいます。

 

また今晩から2度捨てられていた瀕死の三毛猫ちゃんが参ります。。。。

 

天界よ・・・・

 

試練をありがとう・・・

 

ただ、茶トラン兄妹の風邪が治り、ようやく遊んでくれるようになりました。

 

あとは家族を見つけるのみ!

 

まだシャー!パーン!と参ります