先日、ちょっと都内に用事があり、そのついでに銀座の教文館に行って参りました。
キリスト教関係の人ならもれなく知っているであろう、知る人ぞ知る、キリスト教関連参考書グッズの宝庫の書店です。
私もなにかとキリスト教とご縁があるようで、生まれる前から、母がプロテスタント系の教会の大変信仰心の厚い信者で、私達子ども達全員、知らずに洗礼を受けさせられておりました。
そして、強制的に毎週日曜日になると教会に連れていかれ、児童用の日曜学校にも参加させられ、苦痛で仕方ありませんでした。
自我が芽生え始める中学生くらいになると、現実世界とはかけ離れた厳し過ぎる教会の教えに、息苦しさを覚え、「こんな教えを守っていたら生きてはいけない!」と疑問と反抗心がメラメラとしだし、悲しむ母を尻目に、いっさい教会には近づかないようにしていたのですが、残念ながら、唯一入れた大学がミッション系であり、勤めた場所もミッションスクールであった、と、なんだか逃れられない運命を感じておりました。
しかし、キリスト教の教えを学校で何度教えてもらっても、頭の中をスルーしてしまい、生まれてこの方、何万回と教えてもらっている聖書の教えも、まったく頭の中にも心の中にも残りません。
キリストが神、精霊、神の子である三位一体の神である
聖母マリアとは処女のままキリストを産み落とした奇跡の聖女であり、カトリックでは神である
など、なんど言われてもピンときませんでした。
まことしやかに言われる奇跡の数々にも、ものすごく拒絶感がありました。
天界のことや天使のことを知った時に初めて「キリストは神ではない、人間の先生、マスターだったのだ!」とものすごいほどの衝撃で納得致しました。
キリスト教は嫌いだけど、キリストとマリアさま、そして教会と教会グッズは好きです、という自分の矛盾に折り合いをつけてスルーしております。
私のキリスト教に対してのお話はまたいつか・・・
でもヨーロッパの教会とか、キリスト教関係のグッズを見ると、それとは関係なく、心躍り、ワクワクとするところが現金なものです。
やはり芸術的で華やかな感性とかは昔の人々の敬虔なクリスチャンたちの、神に対する清らかで崇高な心が現れています。
教文館にはずっと昔から何度も通った場所で、一年中、クリスマスグッズが飾られていますが、この時期は一年で一番本領発揮の時期です。
お店の中に、これでもか!というくらい所せましと、倉庫全部のグッズがあふれるほど展示販売されていました。
クリスマスカードとおメダイを買い求めて参りましたが、圧巻な華やかさに圧倒されました。
店員さんはちょっと感じ悪いのですが、頑張っているから、良しとしましょう。
ちょっと画像でお裾分け・・・