破産した養豚場から、連れてこられた茶白の「チャー君」をおおにし動物病院さんで検査していただいた結果、やはり腎臓の数値がかなり悪いと分かりました。
年齢は3歳から5歳くらいと言われましたが、腎臓に関しては高齢のネコの値であるそうです。
やはり養豚場でずっと豚さんの餌のお裾分けをもらっていたせいでしょう。
養豚場の豚さんの餌になるものは、たいていがレストラン、食品工場やコンビニエンスストアからの廃棄食材が養豚場に集めてこられるもののようです。
その豚さんの残りものを、オーナーさんが、そこに居ついてしまったネコちゃん達に与えて続けていたのでしょう。
塩分が強い人間の食べ物を食べていたネコちゃん達は、皆、きっと皆腎臓が悪いに違いありません。
しかも雨風吹きさらしの畑の真ん中にいるのです。
そう思うと心が痛みます。
ただ、今は毎日餌やりさんが通ってキャットフードと水を与えてくださっているようです。
一匹でも助けてあげたい、というボランティアさんの思いで、チャー君はやって参りましたが、果たして腎臓の悪いレッテルが張られているネコちゃんが、家ネコになれるかどうか・・・
思考がストップしてしまいます。
あとは天界にゆだねるしかございません。
ネコちゃん達にはまったく罪はありません。
そして養豚場のオーナーさんはネコちゃん達にはとても優しい親切な方であるそうです。
しかし、長年無責任にネコちゃん達に残飯の残飯を無責任に与え続け、増え続けているネコの数を見てみない振りをしてきたのです。
優しさが結果的にはネコちゃん達の悲劇を招いた結果となりました。
オーナーさんが自己破産をしたのは、精霊界のお叱りを受けたからでしょう。