すっかり春になっております。
部屋の外は毎日、土埃が乾燥した空気中に激しく舞う春風が吹いており、屋根もぎしぎしと音を立てて苦しんでいるようです。
相変わらず用事のない日は内にこもっておりますが、細々と忙しく時が過ぎてしまっております。
私の持論としては、「体は無駄に動くと酸化して錆びていく、皮膚は太陽の光で朽ちていく、声は発しすぎると消えていく」というものがあり、用のない時はなるべく外にも出ず、エコロジーに過ごしております。
人間が動き過ぎると地球の環境にも良くありません。物を買っては捨て、摂取しては廃棄しと地球さんに対して無駄なエネルギーを使わせてしまいます・・・
という世捨て人的な勝手なことを言っては周囲からは疎まれています。
しかし、最近、ちょっと外に出たり、都心に行ったりすると、ものすごく変わった風貌だったり行動をしたりする方々を見つけてしまい、あの方々に比べたら私は、しごく普通でまともではないかと思ってしまいます。
春は人の精神を狂わせると聞いたことがありますが、その季節のせいなのか、または人間の脳が宇宙からの高圧的かつ攻撃的な電磁波にやられてしまっているのか、何か以前とは異なる人の異常性を発見してしまいます。
そのこともあり、少々恐ろしく仕事以外は外をうろつかないようにしております。という言い訳をして今日も閉じこもっております。
