「家族」とは、人の乗り越えなくてはいけない、最後の最強の砦であるそうです。
家族に対しては、魂がむき出しになってしまう為に、感情もあらわになり、自分の中の隠しようもない一番嫌な部分をさらけ出し丸裸にされた状態になるそうです。
他人に対しては、様々な事情で、たとえば社会的な立場や、相手との利害関係などがある為に、理性を保て、自分の良い部分だけを繕ってきれいに見せることが多い理由により、たいていの関係では、まあまあうまく行きます。
家族とは、一生を通して、ごつごつとした岩をぶつけ合って、こすり合わせ、死ぬ前まで滑らかな玉石となるまで向き合わなければいけないようものであるそうです。
そこから逃れて家族と離れようとすると、しばらくして、家族のある人と似たような他人様が現われて、その人を家族と同様に苦しめて磨いてくれることとなります。
つまり、家族との苦しい学びは、どうしても向き合わなければいけない、苦行の修行のようです。
しかし、なぜ、そんな苦しい家族と一緒に生活をすることを選んで生まれてくるのでしょう・・・
その答えは、家族との間に「起きる事柄と起き上がる感情」が、その人にとって乗り越えなければいけない、人間界の「今回のテーマ」であるから、だそうです。
しかし、家族の中には救済もあります。
その人が、本当にどうしようもなく困って苦しんでいる時、最後に手を差し伸べてくれて救ってくれるのは、他人ではなく「家族のある人」であるはずです。
その「家族のある人」とは今回の人間界での厚い扉を開けてくれて、次の段階に進ませてくれる鍵を持った「キー・パーソン」である「ソウル・ファミリー」であるそうです。
天界の学びとは、本当に幽玄微妙なものです・・・