jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

河童の甲羅のお話…


これは去年一年間を通じて、私自身に起きた不思議な話です。

現実的な我が家の人達はいっさい信じてくれないでしょうけれども、我が身に実際に起きると信じざるを得なくなります。

それでは、簡単に経緯を書かせて頂きます。少し長くなります。



2016年の今頃、私はある方からのお電話による遠隔セッションをお引き受け致しました。

その方には、中学時代辺りからの引きこもりのアトピー性皮膚炎を抱えている息子様がいらして悩んでいらっしゃいました。

天界は、「その方は宇宙界から生まれてきた魂年齢の若いアース・スターであり、地球人として生きていくにはまだ地球に慣れていない、ゆっくりと過ごす必要がある。引きこもっていることで、家族への気付きと学びを与えてくれている、お母様を天界の学びに導くためのきっかけをつくってくれた貴重な方。ソウル・ファミリーのブラック・シープのお役目をしてくれており、そのおかげで他の家族が健康で働くことができる。引きこもっているが大いにエネルギーを使っており、一家での大きなお役目をし、外で働く必要はない、働かなくても経済的にも困らない家族を選んで生まれて来ている、将来的には生まれつき持っている芸術的な能力で漫画を描き小説を書くなどしてゆっくりと社会に貢献していくから焦る必要はない、アトピー性皮膚炎も宇宙界の鉱物の影響や霊的な影響があるけれども、それらは食事や入浴時に岩塩、そしてティートリーオイルなどを使用して消毒などしていくとゆっくりと治っていく、まずはお母様の心配執着と息子様が外に出なくてはいけないという思い癖を取っていく必要がある、そうすればアトピー性皮膚炎も治っていく、また息子様もお母様もお互いを手放し自由になることで楽に生きることができる…」

というようなメッセージをくれたのでした。

そのようなお話をさせて頂き、まずはお母様のお気持ちは少し楽になられたようでした。

しかし、まだそれは天界の気付きへの第一歩というところのようでした。

その頃から、私の背中に今までになかったような赤みを帯びたうろこ状の皮膚病が現われ始めました。

最初は小さな斑点のようなものでしたが、ゆっくりと日に日に大きくなっていくように見えました。

私は幼少期にアトピーで苦しんだことがあるのですが、成人してすっかり完治しておりました。しかし、精神世界の勉強をするようになると、いろいろな宇宙界の影響や、霊的な影響からか、時々体に、以前にはなかったような皮膚病が出ることがあり、それがなにかのサインやバロメーターのようになっていたのです。

数年前までは、両足の太ももの外側に、まるで桜吹雪を散らしたような皮膚病が現われておりました。

この原因を自らの前世退行ヒプノで探っていくと、私が江戸時代の後半で吉原で女将をしていた時に、はったりをかますために、自ら入れ墨の彫り師に頼んで桜吹雪の入れ墨を足に入れてもらっていた名残の跡が、現代になって出てきたものということが分かりました。この皮膚病は結構しつこく、数年間消えることがなかったのですが、私が接するクライアント様方が、当時、私の働いていたお店の吉原の花魁さん達であり、私もクライアント様方も、その頃の自分自身を認めて受け入れて解放することで、徐々に徐々に私の皮膚病も消えていったのでした。その入れ墨のような皮膚病が消えるまで私はとことん、吉原や遊郭の文献を読み漁って研究し、その当時の文化、人間の事情や遊女さん達の心情を掘り下げて深めていくことで、魂が納得していき、皮膚の入れ墨の跡が少しずつ消えていったのだと思います。

そんな前例があり、今回も皮膚科の病院には行かずに、きっとこと皮膚病には魂レベルの原因があるに違いないと思い、この皮膚病にとことん付き合うことにしたのです。

その引きこもりの息子様にも、背中に酷いアトピーが現われていたそうです。

そこで私はきっとその息子様のアトピー性皮膚炎と私の背中の皮膚病はリンクしてつながって連動して同じ症状になっているのではないか、と思えてきたのです。

何度かお電話でお話しているうちに、私の背中の皮膚病はどんどんと悪化していき、夏ごろにはほぼ背中全体を埋め尽くし、赤く腫れあがり、痛痒いこと極まりなく、化繊の服は着れない程になって参りました。

それでもきっとこれは治るに違いないという確信が私にはあり、辛抱強く、その引きこもりのお母様にお母様ご自身の魂の思い癖を取るようにお話を続けておりました。

9月くらいになると、更に私の背中は悪化し、それと共にその息子様のアトピーも耐えがたい程になったそうで、お母様は皮膚科で薬を処方してもらい、それを塗ったところ少しは良くなっていったそうでした。

しかし、私の方は一向に良くならずにおりました。私は自分自身に天界のヒーリングを施し、入浴時には岩塩を直接塗りたくって消毒し、その後、ティートリーを塗布して痒みと痛みを抑えていたのでした。

その頃、天界より直接お母様にお会いしないといけない、というメッセージが降りて参り、そのことを提案することに致しました。

するとお母様の方も私に会って頂くことを承諾してくださり、私はようやくそのお母様にお目に掛かり、直接天界のお話をし、天界の仕組みや家族の仕組み、病気の原因はほとんどが魂にあるというお話ができたのでした。

息子様の方は態度は相変わらずであったようですが、私の背中の皮膚病が少し落ち着いてきたことで、連動している息子様の皮膚病も落ち着いてきたのだと感じておりました。

何度かそのお母様にお会いし、講座をさせて頂き、最終の講座に差し掛かった時のことです。

私の背中の皮膚病はその頃、まるで終末期を迎えたゾンビのごとく状態になっておりました。痛痒さは落ち着いてきていたのですが、ちょっと別件でクリニックに行った時に、看護師さんに私の背中をちらっと見られてしまい、その方がのけぞって「その背中はいったいどうしたのですか!」と叫んだほどです。

ふと滞在先のホテルのエレベーターの中で私の顔がエレベーター内に掛かっていた鏡に映りました。なんと私の顔が「河童」の顔になっているではないですか。

河童の顔というのは、よく童話やイラストで見かけるあのアヒルのようなくちばしがついている、分かり易い特徴のある顔です。

その時、ふと、「私の背中の皮膚病は、もしかしたら河童の背中の甲羅なのかも知れない」と思ったのです。

そのこともそのお母様に報告し「息子様に河童がなにかを伝えたくて、乗りうつっているかも知れません」とお伝えしました。

お母様は半信半疑のご様子でした。なぜ、河童が息子様に憑依しなくてはいけないのか、その理由が分からない、ということでした。

その理由は私にもはっきりとは分からないことではありましたが、とにかく私の顔が何度鏡を見ても河童に見えてきており、私にも河童が憑依しているに違いない、と確信したのでした。

次の日は講座の最終日でした。

お母様にはあるワークをやって頂いておりました。

「あなたはあなたのままでいいのです。このままで十分、天界から愛されているのです」という文言をお互いに掛け合うというワークです。

その時、お母様はこの文言は納得できない、と仰っておりました。

自分には息子様に多くの悪いことをしてきたという罪悪感がある。自分は自分のままで良いなんて言われても、それはまったく納得できない、とおっしゃったのでした。

私は「それなら、『あなたは』というところを『息子様のお名前』に変えてみたらいかがでしょう?」と提案してみました。

あまり気乗りしない風に一応ということで、お母様は

「○○○はそのままで良いのです。そのままで十分天界から愛されているのです」

と仰ってくださいました。

その文言を言い終わった瞬間、お母様はなにか憑き物が落ちたように、ふっと軽くなった表情で

「もう、○○○はあのままで良いですわ。もう何も変わらなくて良い…」と独り言のように口にされました。

その言葉が出たあと、お部屋の空気もふわっと軽くなったような感じが致しました。

そして、なんとなく私の肩も背中も軽やかになったように感じられました。

その日、ホテルに帰るとやはりエレベーター内の鏡に私の顔が映ったのですが、あの河童の面影がかき消えておりました。

更に部屋の鏡に映った背中を見て見ると、なんと背中一面にあった真っ赤に腫れあがっていた皮膚病が半分白くなって消えていたのです。

私はあまりの激変になんだかおかしくなって一人笑ってしまいました。

「やっぱりこれは河童の甲羅なのだな」と再び確信したのでした。

そしてその日から、更にお母様に「○○○はそのままで良い、そのままで十分天界から愛されている」という文言を繰り返して頂きました。

するとどんどん私の皮膚病は消えていき、今は嘘のように消えてしまいました。あと少し残像のように、かつて皮膚病であったことが分かるようなやけどのただれのような部分はあるのですが、ほぼ完治してしまっております。

本当に魂の思い癖が、河童のような精霊を引き寄せ、体の病気にかのごとく大いに影響しているか、と非常に納得させられたのでした。

連動しているはずの息子様のアトピーも完治しているはずです。

ご様子をお母様に伺ってみると、息子様はいっさいお母様に顔を見せずに逃げるようなそぶりや無視をする行動をしているようでした。

それはなぜか、天界に伺うと「息子様はアトピー性皮膚炎は完治してしまっており、その為に、引きこもっている理由がなくなり、それが知られたら、母親から外に出て働くように言われてしまう、それが恐ろしく母親にアトピー性皮膚炎が治ったことを隠している、放っておいて、母親が息子を手放し、お互いに自由になったら良い」とのことでした。

そのことをお伝えすると、お母様もそのようにしたいとおっしゃってくださいました。

河童がなぜ、その息子様に憑依していたのか…それはいまだに謎ではありますが、もしかしたら、ひとりでも人間界の人が、社会に出て、地球を破壊するような行為を止めさせるために、分ってくれそうな気が優しくて繊細で、まだ人間としては魂の若い方に憑依して、河童のような自然の精霊の存在を知らしめたかったのではないか。

その土地の近くで海を埋め立てて、人工の美しいビーチを造ったという事実があるそうです。その時、埋め立ててで追い出された水の精霊達が大いに怒り、分ってくれるような人に訴えてきたのではないかとも思えます。

その息子様もいろいろなインスピレーションを受ける方であるので、将来は、精霊達のことを漫画に描いてくれるのではないかと期待していた…

そんな理由ではないかな、と思えます。

河童はしばらくの間、息子様に憑依して苦しめていたけれども、お母様の思い癖が少しずつ取れていき、そして息子様も社会に出て大いに働き、自然界を破壊するようなことをしないと分かって、河童は息子様に憑依して苦しめる理由がなくなり、去っていったのではないか…と思えます。


本当に摩訶不思議な奇跡的な出来事でありました。

私自身も、そのような我が身を犠牲にしてまで…いえ、出来事を通じて、精霊界の存在達から大いにメッセージを受けているのです。

少しでも天界の道具として地球に貢献できたらこれ以上の幸せはございません。