jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

明治の偉人たち



最近、私の偉大なる天界のマスターであらせられる星新一大先生の晩年の著書『明治の人物史』を拝読させて頂きました。

その中には、有名無名に関わらず、明治時代の豪傑で豪快な人物達が生き生きと詳細に描き出されています。

現代の日本人は、狭い中でこじんまりとして自由がありませんが、明治時代では、今の同じ日本と思えないくらい日本人がスーパーハイパーエネルギッシュであり、もしかしたら、日本はいっときどこか違う星にワープしていたのではないかと思うほどです。

この本に出てくる人物達は皆、宇宙界からやってきたアース・スターズであり、その中でも高いレベルの賢者達ばかりと見受けられます。その方々が地球の日本人を救う為にちょっと宇宙船に乗って立ち寄ったのではないかと思えます。

この本の中で特に面白かった人物が『野口英世』氏でした。言わずと知れた1000円札の肖像画の偉人です。この方は幼少期の左手の火傷と貧しい家の出にもかかわらず世界でその名を知られた研究者であり医師であります。黄熱病の病原体を発見して治療薬を完成させエクアドルでは今でも神様のよう尊ばれているようです。

私も野口英世氏のことは小学校の頃に偉人伝で読み、大した人だなと思い、大人になってからは、ロックフェラー財団に認められフリーメーソンの一員として活躍をした為に、1000円札の肖像画となったという噂の知識がありませんでした。

しかし、この本の中では、星新一大先生のお父上が、野口英世氏を陰ながら支えていたおかげで野口氏は日本や世界に名を残すこととなったという新事実などが詳細に分かりました。

野口氏は、今風に言うと、ポジティブで長所が伸ばされて良い方に評価された発達障害で、自閉症スペクトラムアスペルガー症候群を持っていた人と思えました。

天界学的に言うと人間界の生まれ変わりの少ない、高次元の宇宙界時代の長いアース・スターさんで地球に人間の身体を借りて実験にきた方という感じがしました。

きっと、飲んだくれの働かない父親の貧乏農家に生まれ、自らいろりに飛び込んで左手の火傷をすることで、自分自身にハンディを負わせてハードルを高くし、その中で能力だけでいかに人間界の頂点まで這い上がれるか試したのではないかと考えられます。

この本の中での野口氏は、学問には天才的でものすごい程の集中力を発揮し、語学に対しても英語、ドイツ語、スペイン語などを短期間で独学で学習にものにしてしまうという天才ぶりだったそうです。

アース・スターズの方々は、宇宙界では言語ではなくテレパシーでコミュニケーションをしているらしく、地上の言語に興味を持つとものすごい集中力で短期間で使いこなせるようになるそうです。まさに宇宙人です。

普通の人では見えないミクロの世界のものが見える為に、菌の研究などにおいても、超人的な集中力で顕微鏡を昼夜問わず見続けて、未発見であった菌を発見してしまうという宇宙人ぶりです。

それらの天才的な研究者の反面、人間的にはまったくのダメダメ人間であったようです。

まずはお金の感覚がまったくなく、あったらあっただけすべて使ってしまったそうです。これもまさにアース・スターの特徴です。お金はエネルギーであり、必要な時は宇宙から降ってくると信じて疑わず、そして困ったら誰かがいつも助けてくれるように、人の心を瞬時にコントロールしてしまい、自分の都合の良い様に使う、そしてその人達から責められたり叱られたりしないように、魅力でかわしてしまうという術を使います。

野口氏も、家が貧しく尋常小学校に行けないとなると、無料で学校に行かせてくれた先生が現われ、左手をなんとかしたいと思うと、級友達がお金を集めてくれ、そして医師になってから留学したく思うと、姪の結婚を条件にとお金を出してくれた大金持ちが現われ、またずっとお金を工面してくれたパトロンたちがいつも現われては野口氏を助けていたようです。

しかし、お金を手にした途端に、そのお金を一夜にして酒乱パーティなどの遊びで使い果たしてしまい、皆を呆れさせていたそうです。

その中でも野口氏の一番のサポーターは、星大先生のお父上の星一(はじめ)氏であったようです。

野口氏がアメリカでお金がなくて郷里に帰れないと嘆いている時は、同じ福島出身の星氏が同情し多額の旅費を工面し、また野口氏が、日本の婚約者を捨ててアメリカ人のこれも散財家の同じアース・スターと結婚した時は、家や車まで買って与えたとのことです。

そのおかげで野口氏は日本に凱旋帰国でき、また亡くなる前の母親に会うことができたということです。

それらのことは小学生向けの偉人伝に涙なくしては語れない程の美談として書かれておりますが、実際は野口氏がいつも金欠病で、日本にはそれほど未練がなく研究さえできて名声を得られたらそれで良かった、という部分は省かれていたのです。

最期には、顕微鏡の未発達のせいか、思い込みのせいかで、野口氏が発見した黄熱病の菌がアフリカでは発見されなかったと知ると、そんなはずはない、と憤り、自らアフリカに赴き、感染した体に自信を持って作った薬が効くかどうかを人体実験し、効かなかったら潔く諦めて宇宙界に帰って行った、という壮大な人生でありました。

その陰で多大なる功労者であった星一氏が存在していたことはあまり知られていません。

星一氏は、その他にも有名なところでは伊藤博文氏、新渡戸稲造氏そしてエジソン氏にもかかわってお金を出資したり助けたりしていらしたそうです。

それも神出鬼没に世界中に現れては、要所要所で人を助けているのです。まるで大天使のような活躍ぶりです。

この星一氏こそ、まさに、日本の基礎をつくり上げた影のフィクサーであり、実はゴッド・ファーザー、豪傑スーパーマンです。こんな信じられないような偉大なる人物が実在していたのかと思うと、日本も捨てたものではないと思えます。

もちろん星新一大先生という人物を地上に降臨させそのスーパー遺伝子を継がせてくださった功労者でもあります。