jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

ノーランズに敬意を表して


まだ団地には、たくさんのノーランズ達が生活をしております。

その中でも特に目立つ仲の良い一族がおります。

ラジエル(男の子)、ウリエル通称ウリちゃん(女の子)、ルシフェル(女の子)、あともう一匹の女の子の4兄弟姉妹。

この4兄弟姉妹は、いつもお世話をしてくださる方のベランダでずっと寄り添って力強く生きていらっしゃいます。

その中でウリちゃんと姉妹の子は同じ日にベランダで子供を産み、互いの子達を代わる代わる面倒を見ていたそうです。その子達は誰かに連れ去られてしまいました。。。

そしてルシフェルが産んだ子をルシフェル育児放棄をしてしまい、その子達を弟のラジエルが自分の出ない乳を与えてまで姉に代わって子育てをしていたそうです。その2匹は今、ある方に保護されています。

その4猫ちゃん達も全部引き取ろうかと思っていたのですが、彼らの意識にアクセスして「うちに来る?」と何度訊ねても「嫌、ここの方がずっと良い!」と断られ続けました。

確かに彼らを眺めていると、団地の荒れた庭で自由にのびのびと楽しそうに生活をしており、決して人間に媚びず、この自由を誰にも奪い取られないぞ!という強い意志を感じられます。

時々、鳩を狙って仕留め、食している姿も見られます。そういう時は、野生の荒々しくもピリッとした表情になり、近づきがたい雰囲気になります。

そして木の幹で爪とぎをし、木に駆け登ったり下りたり、土埃の中でじゃれ合ったりと、本当に自由を謳歌しております。

そんな彼らの野生としての権利と自由意志を尊重し、ただ遠くからご飯だけを献上する日々であります。

この間、捕獲して手術をさせて頂いた2猫ちゃん達に対しては私は彼らの意識にアクセスすることなく、勝手に連れてきてしまったことが逃亡された一番の原因でした。

彼らのあまりにもおもちゃの猫ちゃんのような可愛らしい容姿としぐさで彼らの意志を無視して連れてこようとしたことが間違いの始まりでした。

やはり野生には野生の権利と自由意志がありますから、それを侵してはいけない、という教訓を頂きました。