jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

譲渡会を手伝って参りました



昨日は小平駅前で行われた、他団体の猫ちゃんの譲渡会のお手伝いをさせて頂きました。

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やはり鬼ちゃん達が働いていたせいか、波乱の幕開けでした。

「ローカルキャットの会」のメンバーになってくださったミチェルちゃんの元お世話係であった心優しきエンジェルNさんと共に、会場に少し早めに到着すると、指定された小さい貸し会場の壁に、売り物の服が大量に掛けてありました。

代表の方に電話して確認すると、そんなはずはない、ということで不動産の方に電話して頂くと担当の方が現れ、会場のダブルブッキングであったことが判明致しました。

日曜日の穏やかなお天気の日で、服を売り上げが良いと見込んでいらした服屋さんのおしゃれな壮年男性の方は、混乱し、そして大いにご立腹されました。

しかし、誰に文句を言っても始まらず、どこに怒りをぶつけて良いやらな、未消化な気分のおじさまは、しばらく身動きもせずにじっと座り込んでしまっておりました。

そんなおじさまをなだめすかし、服を2着買って差し上げ、おだてながら、早急に数百着とも思えるほどの服を袋にしまうのを手伝い、車に積み込み、何度もねぎらいの言葉を掛けたものの納得がいかないご様子のおじさまにお帰り頂きました。

ようやく準備を始めたと思ったら、代表の方がキャリーバックから、展示用の小さいケージに猫ちゃんを移し替える時に、猫ちゃんがキャリーから脱走し、狭い部屋の中でパニックになって右往左往の大暴れをし、代表の方も腕を引っかかれ、猫ちゃんも爪が割れて、お互いに流血の大惨事となってしまいました。不幸中の幸いとしては、部屋の出入り口が閉まっていたおかげで外には脱走しなかったことです。

本当に嵐のような幕開けでした。私の方は自分の会ではない為に、少々客観的に拝見させて頂き、その段取りの悪さも、失礼ながら今後の良い勉強にさせて頂きました。


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しかし、皆さんの猫ちゃんに対しての情熱や行動力のすごさには脱帽でした。

私は譲渡用の猫ちゃん情報がなかった為、ショッピング中の方々に譲渡会の呼び掛けをする方に徹しておりました。

駅前のショッピングセンターで日曜日ということもあり、多くの方々が見学に来られました。

とても感銘を受けたことには、意外にも猫ちゃんを熱烈に愛する人々がものすごく多くいたこと、家でも猫ちゃんを飼っている人が多いこと、ご近所で餌やりをしている方も多いこと、更には保護猫活動をしている方も多いことでした。

このようなイベントがなければ、潜在的に埋もれてしまっている猫ちゃんを愛する人々と知り合うこともない為に、良い機会になったと思います。

簡単な打ち上げの時に、お手伝いのおひとりを除く全員が独身でいらっしゃることも判明し、ある意味、これは遅咲き青春サークル活動のひとつかも知れない、と思えて参りました。

猫ちゃん達に取り憑かれた、いえ、猫ちゃんを深く愛する人々を軸にし、多くの人々がつながるということは素晴らしいことだと思います。

日頃、餌やりをしていると、心無きバッシングを受けることもしばしばあり、猫ちゃんを憎む人々と同じ数だけ、猫ちゃんを愛し、同情し、共感し合える人々も多くいると感じ、世の中の人々に対し安堵を覚えました。


昨日はもう一つ不思議な出来事がありました。

外で人々に対応をしている時に、あるご夫婦の女性の方から強い口調で「質問がある」と話し掛けられたのです。

かなり切羽づまった緊張感のある口ぶりで、話された内容は、

「これまで野良猫ちゃん達を4匹保護して飼っていたけれど、最後の一匹が少し前に亡くなってしまった。亡くなって悲しがっていると、マンション前にたくさんの野良猫達が集まってくるようになり、そのうちの母猫が仔猫を産み落としいなくなってしまった。残った仔猫がとても気になり餌だけをあげているが、保護しようかどうか迷っている、命を預かることの重要性も感じており、今後のことも責任が取れるかどうかも迷っている」

ということをおっしゃいました。

その少し前に、私は持っていっていた携帯ポットが突然落ちて一部割れてしまい、これは亡くなったどなたかからくるサインだと感じていたのです。

私は身体の中に何か入ってくるものを感じました。

亡くなった猫ちゃんの代弁をその方に、怪しまれないような言い方でお伝えしました。

「自分が亡くなった後、飼い主さんご夫婦の嘆き悲しみを見ていて辛くて仕方がない。それで、自分の後継者として2匹の仔猫を受け入れて欲しい。その子達の中に自分の魂は入るから」

ということを遠回しにお伝えしました。そして捕獲の方法や、避妊去勢手術を格安でしてくださる病院などのこともお話をしました。

30分くらい熱い説得をしたところ、だいぶ決心が固まったということでお帰りになりました。

その方の電話番号も教えて頂き、必要ならこれから捕獲器をお持ちするとお伝えしました。

すると数十分後にその方からお電話があり、このようなことをおっしゃいました。

「ものすごく警戒心があり、絶対に近づいてこなかった方の仔猫が、開けてあった玄関から家の中にすっと入ってきた、すると誰もいないはずであったのに、玄関の扉が音もなく閉まり、その仔猫は玄関の中でうずくまり動かなくなった、その後、そっとその子を抱っこし、ケージに入れることができた」

という旨をおっしゃいました。

普通、野良猫ちゃんは、家の中には絶対に入ることはありません。入ったとしたら、パニックを起こし、大暴れをして逃げようとします。

それが抱っこされてケージに入ることなど、奇跡に近いものがあります。

更に、玄関の扉が誰もいないのに音もなく閉まった、というのは、どう考えても超常現象です。

私は思わず「それはこれまでの亡くなった4匹の猫ちゃん達が総動員して扉を閉めてくれたのでしょうね。おめでとうございます」と言ってしまいました。

その女性は大感激し、感涙にむせびながら「良かった良かった嬉しい」とおっしゃっておりました。

本当にこのようなスピリチャルな現象は数多くあります。

かなりな確率で亡くなったペットさん達の魂は後継者を探し、指名し魂が入る「ウォーク・イン現象」が起きるのです。

昨日は、5人位の方々が、「実は飼っていた猫が死んでしまって悲しくて仕方がない、次の子を飼おうかどうか迷っている」というお話を伺いました。

その中でも、特に思いの強かった猫ちゃんが、昨日、女性のお気持ちが、再度猫ちゃん達を飼うことを決めた瞬間に、外の野良猫ちゃん達にウォーク・インをしたようなのです。

感動的な瞬間に遭遇させて頂き、有難い思いでした。


とても良い一日になりました。

天界の天使達、マスター達、聖フランチェスコよ、ありがとう。

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       「ストーブ前は天国よ。おうちの中は良いわね~」
 
                 By エンジェルNさんのふーちゃん