jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

エヴァとクリストファー



講座の前々日、今回は、Sさん宅で預かっておりました「エヴァ」と「クリス」の2猫を大阪の茨木の生徒さまのお宅に譲渡する為にお連れしました。


生徒さまは、ご立派に娘さまを嫁がせ外国に送り出し、そして息子さまもとても優秀に育て上げられ、知的なお仕事に就かせた後、空いたお時間と空間をセラピー・キャットで埋めるということをご決断され、今回、エヴァとクリスを選んでくださったのでした。

黒の雌猫「エヴァ」 ・・・エデンの園エヴァに由来します。

エデンの園で創造主によって最初に創られた人間の女性、人類の始祖、すべてのものの母 の意味を込めて

この子は、女の仔猫達の母で、強くてワイルドですが、とても面倒見の良い子です。美しい毛並みとゴールドの瞳を持った美猫ちゃんです。

いく前に少し緊張していたのか、血尿が出ていた為に、強引に捕まえて動物病院に参りました。そこで大暴れをし、脱走し、大捕り物劇が繰り広げられてしまいました。。。でも爪も切れて良かった・・・


キジ白雄猫「クリス」・・・聖クリストファーに由来します。

簡略由来話

もともとはものすごく長身の鬼でした。その長身を利用し、肩に人を乗せて川を渡す、川渡しの仕事をしていました。長年、人が嫌がるような仕事をコツコツとこなしていたある日、小さな男の子どもが現れ、鬼に向こう岸に渡して欲しいと頼まれました。鬼は快く承諾し、小さな男の子を肩に乗せて、向こう岸まで歩いていきます。その途中で突然、肩の上の子どもが石のように重くなり、溺れそうになりますが、その子を溺れさせまいと必死に川を泳ぎ切って、ようやく岸にたどり着きます。鬼は「なんでお前はそんなに重いのだ!」と言いながらふと顔を上げると、そこにはイエス・キリストが立っておりました。キリストは鬼に対し、その努力と忍耐と諦めない心意気を褒め、天界に鬼を連れて帰り、旅を助けるマスターに就任させます。クリストファーとは「キリストを運んだもの」を意味します。


今回、この2猫ちゃんをリュックタイプのキャリーバックにクリスを入れ、ショルダーバックタイプのキャリーバックにエヴァを入れて新大阪まで新幹線で運びました。


品川まではお休みであったSさんに、エヴァを運んで頂き、新幹線内では2つのバックを背負い新大阪まで向かいました。

新大阪までは混んではおりましたが、なんとか順調に到着できました。


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問題は、そこから生徒さまのお宅まででした。

夕方の混みだした電車を乗り継いでいるうちに、クリスのバックが肩に食い込むほど重たくなってまいりました。

まるで漬物石を運んでいるかのようにずっしりと重く、ラッシュアワーの電車の人の川の中で、私は溺れそうになっておりました。

思わず鬼のように「なんでお前はそんなに重いのじゃ!」と心の中で何度も叫んでおりました。

生徒さまのお宅は奇しくも「茨木」です。

茨木は、「隠れキリシタンの里」として有名な場所のようです。

やはりキリストとご縁があるようです。

また茨木の茨は、キリストの処刑前に被らされた茨の冠とも関連があるのかも知れません。

本当に今回はキリストの苦行の試練をさせられた旅であったと感じておりました。


ようやく生徒さまのお宅にたどり着き、バックを開いてみるとなんとそこには
「キリスト」が!いや「漬物石」が!

ではなく、「でぶったクリス」(クリスなキリストの意味、つまりでぶったキリスト)がまん丸な目を見開いて私を見つめておりました。


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仔猫の時に保護し、以前、里親さん候補の方のお宅に連れて行ったときは、2匹一緒のバックに入れて軽々と運べたイメージがあった為、少し油断しておりました。

あの頃に比べて3倍以上、でかく!なって重~くなっておりました。


どうぞこの子達が、こちらで癒しのエヴァと聖クリストファーのお役目を果してくださいますように!

天界の最高最善の愛と光を!

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