昨日、捕獲を試みている場所の近くにある、お寺の通りに「黒猫一族」がいるという情報を頂き、意を決してお寺の住職を直接訪問致しました。
パンフレットと名刺を用意し、丁重にご挨拶にいくと、ご立派なお寺の家の中から面倒臭そうな声がしました。
はいよ、なんだ!とばかりに引き戸が勢いよく開かれ、中からでっぷりと太った初老の男性が出て参りました。
おうちの中はものが激しく多く、雑然としており、異様なくらいにニコチン臭が漂って参ります。外側の上品で整然としたお寺のお庭とは雲泥の差の内側でした。
ご住職に猫問題のことを伺うと、激しく下品な口調で、時折げっぷを織り交ぜながら
「なんだよ、なんか用かよ、猫はうじゃうじゃいるよ!黒猫に三毛猫、どうにかしてくれよ!砂利に糞して困ってるんだ!え!どうにかしろよ!」
と迫って参ります。
「それでは、ご協力をして頂けませんか?例えば、お寺の近くで捕獲器を置かせて頂くとか?」
と丁寧に伺うと
「そんなことできるか!ここはだめだ!もう閉めるから出て行け!」
と言い、お渡ししたパンフレットを積み重なっているごみ山のような書類の上に放り投げました。
私は口角を一定の位置に上げたまま、深々と頭を下げ、門を出ると静かに目をふせながら閻魔帳を開き
「地獄行き」
の印である「X」を書き込みました。
これで、ここのお寺は天界より見捨てられました。なんみょうほーれんげーきょー・・
チーン

どうぞ来世はうごめくものとして時空のはざまをさ迷ってください。
天界の愛と光を
なまぐさぼうず
お説教では輪廻転生や殺生はいけない、と説いているはず。
檀家様方からは膨大なお布施などを頂いているはず。
すべてあのふくらんだお腹に溜め込んでいるのですね。
残念無念。
私は天界の審判員の一人となった気分です。
きっとそうなのでしょう。
猫ちゃん達も天界から派遣されている、審判員だと思います。
人間は猫ちゃんの目ですべて心も魂も見透かされ、通信簿を付けられているのです。

人間てバカね

ホント