jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

中秋の名月おめでとうございます!

本日9月25日は中秋の名月でした。

 

昨晩は、黄金に輝くお月様が拝めてひとときの幸福感に包まれておりました。

 

そしてなんと2日間おいて、明日が満月のようです。

 

関東は9月はほとんどの日々雨の浄化作用で、太陽も月も星ももはや懐かしいものに感じられております。

 

今日は、動物病院の搬送がキャンセルになったおかげで、部屋の大掃除ができました。

 

実は、買ったばかりの土鍋を連日焦がしてしまい、どんなに換気をしても焦げ臭さが残っており、意を決して今朝からすべての換気扇と壁や天井すべてを水拭きするという作業をしておりました。

 

普段手つかずであった聖域にしている細かい場所まで隅々を拭くとやはり埃がたまっていて、少々気まずさを感じておりました。

 

どうしてもネコさん達の毛が相当舞っていますから、掃除はこまめにしなければなりません。

 

部屋にはなんと3つも空気清浄機を置いているのですが、まだ足りないようです。(憧れのエアドックが欲しい・・・)

 

土鍋が焦げてくれたのもサインであったと思います。

 

もっと部屋を浄めなさい、と言われていた感じがします。

 

生徒様に、

 

「今年は、怒涛のような日々です。いったい今年の意味することは何でしょう?」

 

と問われ、天界に何度か伺っておりました。

 

かくいう私も、これまで以上に重いことが起き、いったい何ですか?これは?と何度もマスターにお伺いしておりました。

 

なんとなく

 

「今年は善悪の縦分け、裁きの年、戦い、負けてはならぬ・・・」

 

と聞こえてきた気がします。

 

私自身、一昨年に続き、裁判を起こされてしまっております。

 

詳細は私を陥れようとしている輩にヒントを与えてはいけませんので、書けませんが、

 

簡単に述べると、

「ネコさまにかこつけたやくざのアタリヤと私を快く思わないおっさんコンビが、法や権力を悪用して私を陥れ金銭をも強奪しようとしている」

 

ということでしょうか。

 

私は幼少期からあらゆる戦いゲームやスポーツも、競うことに関することが大嫌いでした。

中学校時代など、誘いを断れずに入ったバレーボール部でも、3年間、ルールが分からず、というよりも覚えようともせず、球拾いをしながら、球を痛そうな手首で打ちつけ、試合の点数に涙や汗を流し青春を謳歌しているチームの皆さんの姿が不思議でうつろな目でぼんやりと眺めているだけでした。

 

学生時代も勤め先でも、なぜかいつも戦いを仕掛けてくる人達が必ず現れるのですが、戦いを臨んで来られてもすぐに白旗を振って逃げて参りました。

 

組織から離れて一人の仕事をするようになり、もう戦いを挑んでくる者はいないであろうとたかをくくって油断をしていたら、このネコさまの活動に入るとすかさず、戦いを仕掛けてきたり挑んでくる者が後を絶たず、それでもしばらく我慢をして5年間くらいは、皆さんの中で潜んでおりましたが、圧力に耐えきれなくなり、今は蚊帳の外で、自分のできることのみ行い、巻き込まれないようにしておりました。

 

それでもある人達は飽き足らず、私の存在を無き者にしたく、叩き潰そうをして参ります。

 

このネコさまの活動は、天界からの強いお達しのミッションであり、ただ単に

 

「この地球上で辛い立場にいるネコさん達を助けてあげなさい」

 

と言われ

 

「分かりました。自分ができる限りを尽くしてやらせて頂きます」

 

と謹んで申し上げてやらせて頂いているのみのことです。

 

それをなぜか、周囲のネコさまに絡む人間達がやたら私を邪魔をしてきたり、陥れようとして参ります。

 

これは、天界から、もっと私を鍛え上げようとするルシファー達の仕業に違いない、とは思うのですが、あまりにも酷すぎる仕打ちが度重なり、これは許してはいけない、という気持ちになって参りました。

 

天界は私に

 

「今までのように逃げてはならぬ。向き合って戦いなさい」

 

とおっしゃられている気がします。

 

これまで逃げるだけであった人生を省みて、理不尽なやり方で戦いを挑んでくるとんでもない輩に対しては、負けてはいけない、という気持ちになっております。

 

相手が浮世の法律や行政を利用し、権力を傘に着て、こちらを乱暴に力づくで負けさせようとしていることに対して、こちらはもっと上のお力を頂き、勝利しようと思います。

 

見えないお月様に向かって拝み、天界のお力を頂こうと思います。

 

弱くはかなく見える者が実は最強である、ことを思い知らせてやろうと思います。

 

自分が決して間違ってはいない、正しいことをしていると思う方は、共に負けずに戦いましょう!

 

天界の最高最善の愛と光を

こんなマークを作ってみました

 

 

9月になりました!

 

9月になりました!

 

あっという間にもう秋ですね!

 

今年の夏は、例年ほど暑くなく過ごし易くて助かりました。

 

今年も我が部屋は、38度を超えた日が2日ほどありましたが、扇風機で乗り切りました。

 

夏を乗り切った達成感を覚えます。

 

そんな折り、昨日シェルターのエアコンが遂にダウンしてしまいました。

 

聞くと、もう10年以上お使いのものであって経年劣化かと思います。

 

24時間フル回転で頑張ってくれました。

 

上にネコさん達が乗っかったり、フィルターを掃除しようとしてカバーを開けるとなぜか、毎回滝のようにキャットフードやちゅーるのごみが降ってきたり、とエアコンさんも苦行の日々であったと思います。

 

不幸中の幸いにも、今日から急に台風の影響か涼しくなり扇風機3台でも十分過ぎるほど、快適になりました。

 

そして、シェルターの方も、大きな変化があり、埼玉県からやってきたばかりの黑子ネコちゃんと東村山からやってきたチャコグレーの子ネコのおうちがすぐに見つかり、

 

(奇しくも、あのロッシーちゃんのごみ城のお隣の美容室のご夫妻がご家族さまになってくださいました)

 

なかなかお家が見つからなかった、白黒3兄弟姉妹の2兄弟のお家が見つかり、昨日お届けし、明日は、いよいよ小川一族3兄弟姉妹のお届けとなりました。

 

また来週も花小金井からきたママネコちゃんのお届けも決まりました。

 

満月の日に、

「この子達に最高最善のお家を与えてください」

と必死に祈った願いに天界がお応えくださいました。

 

ネコ活動は孤独で長く苦しい作業が延々と続きます。

 

その中で、ネコさん達の幸せな行く末を垣間見ることができるのが、何よりも幸せを感じる瞬間です。

 

ネコ活動冥利に尽きます。

 

まだシェルターには、所狭しとネコさまがいらっしゃり、まだまだ外には保護してあげたい子達ばかりです。

 

大きなシェルター(とお金)があれば・・・と常に願います。

 

痛い出費のエアコン・・・仕方がないですね。

 

また気持ちも切り替えて

クロちゃん アビーちゃんおめでとうございます

ワンちゃんネコちゃん仕様の邸宅

素敵なワンちゃんもお出迎え




頑張ります。

 

 

 

 

 

再生の部屋 

8月の満月おめでとうございます!

 

すべての存在に天界の最高最善の愛と光と豊かさを

 

ネコシェルターがマックスの16匹になってしまった頃・・・

 

しかし、気が付くと毎日、入れ替わり立ち替わり、老若男女のボランティア様方が来られ、シェルターのお掃除や人馴れしていないネコ達をおだてて慣らしてくださっていました。

 

その姿を見て、ふとこんなショートストーリーができました。

 

再生の部屋

――月の光に導かれた、小さな精霊たち――

その部屋が、どこにあるのか。

知っている人はいなかった。

地図にも載っていない。

住所もない。

けれど――

人生に疲れ、心に深い傷を負った人がいると、いつの間にか、その人の前に、その部屋へ続く道が現れる。

それは、古い町の細い路地かもしれない。

見慣れた建物の裏側かもしれない。

いつも通っている道なのに、なぜかその日だけ、見知らぬ角が現れることもある。

その先に、古い建物がある。

築五十年ほど。

建付けの悪いドア。

少し傾いた階段。

踏むたびに、ぎしぎしと音を立てる急な階段を上る。

そして二階に、一枚の古い引き戸がある。

その戸は、なぜかとても開けにくい。

けれど、その前に立つと、不思議な気持ちになる。

懐かしい。

ずっと昔から知っていた場所のような気がする。

誰かが、自分を待っているような気がする。

人間は、そっと戸に手をかける。

そして、力を込めて開ける。

その瞬間――

ふわり。

柔らかな風が頬を撫でる。

そして、人間は吸い込まれるように、その部屋の中へ入っていく。

そこには、不思議な光が満ちていた。

太陽の光ではない。

照明の光でもない。

淡い金色と銀色が混ざり合ったような、柔らかな光。

その光の中から、たくさんの瞳がこちらを見ている。

金色。

緑色。

琥珀色。

青みを帯びた瞳。

まるでガラス玉のように澄んだ瞳。

人間は、その瞳に吸い寄せられる。

そして、気づく。

そこには、たくさんの猫がいる。

しかし――

普通の猫ではなかった。

猫たちの身体のまわりには、小さな銀色の光の粒が漂っている。

毛並みはふわふわとして、まるで雲のよう。

動くたびに、その周囲から小さな光がこぼれ落ちる。

その姿は、猫でありながら、どこか精霊のようだった。

人間には見えない。

けれど、この部屋では、猫たちはただの猫ではない。

それぞれが、深い傷を抱えた魂。

人間に傷つけられ、居場所を失い、それでも小さな命の灯を消さなかった者たち。

小さな精霊たちだった。

***

最初に人間を迎えるのは、一匹の灰色の猫だった。

細い身体。

小鹿のような姿。

そして、すべてを悟っているかのような静かな瞳。

その瞳を見つめていると、不思議と心が落ち着く。

猫は人間の足元まで来ると、しばらく見上げた。

声は聞こえない。

けれど、人間の心には届いた。

――大丈夫。

――ここでは、少し休んでいいんだよ。

その灰色の猫には、長い記憶があった。

十二年間、ひとりの人間と暮らしていた。

朝になると、その人間を起こした。

帰ってくれば玄関まで迎えに行った。

夜には、その人間のそばで眠った。

その毎日が、永遠に続くと思っていた。

けれど、ある日。

人間は帰ってこなくなった。

次の日も。

その次の日も。

家は静かになった。

食べ物がなくなった。

水もなくなった。

やがて家はゴミで埋まり、外へ出ることもできなくなった。

それでも猫は待った。

玄関の前で。

――きっと帰ってくる。

一日。

十日。

一か月。

それでも待った。

そしてある日、奇跡が起きた。

人間がやって来た。

猫は救い出された。

生きていることが奇跡だと言われるほど弱っていた。

けれど、その瞳には小さな光が残っていた。

その光こそが、猫の「命の灯」だった。

***

その奥には、白と黒の猫がいる。

白と黒の毛が美しいコントラストを作り、丸く豊かな身体を惜しげもなく横たえている。

人間が近づくと、つぶらな瞳で見つめる。

まるで、

――撫でて。

と言っているようだった。

この猫もまた、突然ひとりぼっちになった。

飼い主が病気になり、病院へ連れて行かれた。

そして、戻ってこなかった。

週に一度、委託された人間が大量の餌を置いていく。

それだけだった。

猫は、その餌で命をつないだ。

誰かを待ちながら。

いつか帰ってくるかもしれない飼い主を信じながら。

***

その先には三毛猫がいる。

少し不機嫌そうな顔。

まるで、

「何よ」

とでも言っているような表情。

けれど、人間がそっと指を差し出すと、その指を優しく甘噛みする。

そして、熱い舌でぺろりと舐める。

この猫もまた、飼い主を失った。

飼い主は老人ホームへ行った。

猫は家に置き去りにされた。

餌は週に一度。

大きな器に入れられた餌と、タライの水。

それだけで、一年間を生きた。

それでも猫は、待っていた。

人間が帰ってくることを。

***

さらに奥へ進むと、不思議な場所がある。

まるで林のような、猫たちのためのタワーがいくつも並んでいる。

枝のような台には、大小さまざまな猫たちがいる。

茶色。

白。

黒。

灰色。

三毛。

縞模様。

それぞれ違う毛皮。

けれど、皆が同じように澄んだ瞳を持っている。

人間が近づくと、一斉にこちらを見る。

その瞬間――

人間の身体が動かなくなる。

まるで、催眠術にかかったように。

時が止まったように感じる。

人間は、猫たちを見つめる。

猫たちは、人間を見つめる。

そして、いつの間にか時間を忘れてしまう。

***

この部屋にいる猫たちは、みな同じような過去を持っていた。

外で餌だけをもらって生きていた。

ある日、その餌をくれる人間が突然いなくなった。

猫たちは途方に暮れた。

母猫と子猫。

兄弟。

姉妹。

皆で身を寄せ合った。

――きっと帰ってくる。

そう信じて、同じ場所で待った。

裏切られたのかもしれない。

捨てられたのかもしれない。

それでも、帰ってくると信じた。

中には、残飯を投げてくれる人間もいた。

しかし、多くの人間は、そこに猫がいることさえ嫌った。

長いホースで水をかけた。

大きな音を立てた。

機械を使って追い払おうとした。

猫たちは、ただそこで生まれただけだった。

ただ、食べ物をくれる人間を頼って、静かに生きていただけだった。

それなのに、まるで悪魔でも棲みついたかのように嫌われた。

食べ物だけではない。

生きていることさえ怖かった。

それでも、逃げる場所がなかった。

身を縮めて。

息を潜めて。

いつか誰かが助けてくれることを信じていた。

そして気がつけば――

ここにいた。

仲間たちと一緒に。

暖かい寝場所。

十分な食べ物。

新鮮な水。

もう、何も心配しなくていい。

それでも、猫たちの心から恐怖が消えることはなかった。

いくら優しい言葉をかけられても。

いくら食べ物を与えられても。

いくら玩具を目の前で動かされても。

人間を完全には信じられなかった。

優しくしていた人間が、突然、大声を上げることがある。

近づいたら棒で叩かれたこともある。

だから、猫たちは知っていた。

人間は優しい。

けれど、人間は怖い。

その二つが、いつも心の中に同時にあった。

***

そんな部屋に、最近になって変化が起きた。

世話をしてくれる人間以外にも、たくさんの人間が訪れるようになった。

一人。

また一人。

毎日、入れ替わり立ち替わりやって来る。

猫たちは、その人間たちをじっと観察した。

すると、不思議なことに気づいた。

人間たちの身体には、暖かなオレンジ色の光がある。

けれど、その光の中に――

青い筋が何本も走っている。

猫たちにしか見えない光。

それは、人間の心の傷だった。

悲しみ。

孤独。

恐怖。

後悔。

寂しさ。

誰にも言えなかった言葉。

涙にできなかった涙。

それらが青い光の筋になって、人間の身体を包んでいた。

猫たちは、その傷が分かった。

なぜなら――

自分たちも、傷ついていたからだ。

「この人、痛いんだね」

「うん」

「私たちと同じだね」

「助けてあげたい」

「でも……近づくのは、まだ怖い」

猫たちは、すぐには心を開けなかった。

けれど、その人間たちは毎日やって来た。

優しい声で話しかけた。

猫たちが逃げても追いかけなかった。

近づいてこなくても、怒らなかった。

ただ、毎日そこにいた。

少しずつ。

少しずつ。

猫たちの心も変わっていった。

――この人たちは、違うのかもしれない。

そしてある日。

猫たちは決めた。

――この人たちの傷を、少しでも軽くしてあげよう。

***

猫たちは、心を一つにした。

すると部屋の中央に、小さな銀色の光が生まれた。

くるくる。

くるくる。

光が回る。

銀色。

金色。

淡い青。

紫色。

それらが重なり合い、やがて大きな渦になった。

「癒しの渦」

それが、この部屋の魔法だった。

猫たちは声を出さない。

ただ、心の中で願う。

――この人が、少しでも楽になりますように。

――この人の悲しみが、軽くなりますように。

――もう一度、笑えますように。

その思いが一つになると、渦が人間の青い傷を包み込む。

そして、傷が少しずつ薄くなる。

人間には何も見えない。

ただ、

「ここに来ると楽になる」

と感じる。

帰る頃には、表情が柔らかくなっている。

猫たちは嬉しかった。

「今日は、あの人が来たね」

「うん。さあ、やろう」

そして今日も、癒しの渦が生まれる。

***

やがて、もうこの部屋に来る必要がなくなった人間もいた。

来なくなった。

猫たちは少し寂しくなる。

けれど、仲間同士で話す。

「卒業したんだね」

「うん」

「良かったね」

そして、その人間がいなくなった場所には、また新しい人間がやって来た。

不思議なことに、必ず誰かが現れる。

傷ついた人。

疲れた人。

心が重くなった人。

どこからこの部屋の噂を聞くのかは分からない。

ただ、人間たちはここへやって来る。

そして猫たちは、癒しの渦を作る。

それが、いつの間にか楽しい日課になっていた。

安全な場所。

暖かな寝場所。

十分な食べ物。

新鮮な水。

そして、傷ついた人間を癒すという仕事。

猫たちの心も、満たされていった。

――いつまでも、ここにいたい。

――仲間と一緒にいたい。

――ずっと人間を癒していたい。

皆がそう思っていた。

けれど――

その願いが、崩れる日がやって来た。

***

ある日のことだった。

いつもとは何かが違っていた。

遠くから、乱暴な足音が聞こえてきた。

ドン。

ドン。

ドン。

古い階段が、大きく軋む。

猫たちは一斉に顔を上げた。

耳が立つ。

瞳が大きくなる。

そして――

バンッ!

いつになく乱暴な音を立てて、扉が開いた。

入ってきたのは、二人の男女だった。

二人とも、能面のように固く冷たい顔をしていた。

部屋に入るなり、大声を上げた。

「ルールを破っている!」

「ルール!」

「ルールを守ってください!」

同じ言葉が、何度も部屋に響いた。

その瞬間。

猫たちの心が凍った。

――また、あの人たちだ。

――私たちを傷つけた人たちと、同じ光をしている。

猫たちには、人間の周囲にある光が見える。

優しい人間には、暖かなオレンジ色の光がある。

傷ついた人間には、その中に青い光の筋がある。

けれど、この二人の周りには――

冷たく濁った光がまとわりついていた。

それを見た瞬間、猫たちの身体が震え始めた。

遠い昔の記憶が、一気に蘇った。

大きな声。

追い払われた夜。

逃げ場のない場所。

怖い人間の手。

そして――

あのときの恐怖。

――逃げなければ!

誰かが叫んだ。

声にはならない。

けれど、その思いは一瞬で仲間全員に伝わった。

猫たちは一斉に警告音を立てた。

「危ない!」

「逃げて!」

「隠れて!」

しかし――

逃げ場がなかった。

身体が動かなかった。

まるで見えない氷に閉じ込められたように、その場で凍りついた。

毛が逆立つ。

瞳が震える。

小さな身体が床に張りついたようになる。

誰も動けない。

誰も声を出せない。

ただ、耐えるしかなかった。

その間も、人間たちは大声を上げ続けていた。

「ルールを破っている!」

「ルール!」

「ルール、ルール!」

その言葉が、部屋の壁に何度も跳ね返る。

やがて、その男女は出ていった。

扉が閉まる。

バタン。

静かになった。

けれど、猫たちはしばらく動けなかった。

まだ恐怖が身体の中に残っていた。

やがて一匹が、そっと仲間を見る。

そして気づいた。

その人間たちに対応していた、いつも優しい人間の周囲に――

青い光の筋が増えている。

一本。

二本。

三本。

それは、まるで黒い影に傷つけられたように、身体の中へ伸びていた。

猫たちは思った。

――傷ついてる。

――私たちが助けてあげなくちゃ。

すぐに猫たちは心を一つにした。

銀色の光が集まる。

くるくる。

くるくる。

癒しの渦を起こす。

――消えて。

――この人の苦しみよ、消えて。

――どうか、元の優しい光に戻って。

けれど――

青い光の筋は消えなかった。

それどころか、濃くなっていく。

猫たちは懸命に力を送った。

しかし、届かない。

あまりにも深い傷だった。

猫たちは初めて知った。

自分たちだけでは、癒せない傷もある。

その夜。

猫たちは誰も眠らなかった。

互いに寄り添いながら、静かに考えていた。

そして、灰色の猫が窓辺へ歩いていった。

外には満月が浮かんでいた。

銀色の月。

その光が、部屋の床を照らしている。

猫たちは月を見上げた。

そして、心を一つにして願った。

――神様。

――どうか、私たちに力をください。

――私たちを助けてくれた人間を、今度は私たちが助けたいのです。

***

その瞬間だった。

部屋の天井が、音もなく開いた。

その向こうには、満天の星空があった。

星々が瞬いている。

銀色の月が、猫たちを照らす。

そして、月の中から紫色の光が降りてきた。

紫色の光は、やがて一つの姿になった。

長い髪。

紫色の衣。

黄金色の瞳。

そして、月そのもののような静かな輝き。

神だった。

「我を呼んだのは、お前たちか」

猫たちは答えた。

「はい」

「何を願う?」

猫たちは言った。

「人間を助けたいのです」

神は静かに尋ねた。

「人間は、お前たちを傷つけた」

「知っています」

「捨てた者もいる」

「知っています」

「怖がらせた者もいる」

「知っています」

「それでもか?」

猫たちは答えた。

「それでもです」

「なぜだ?」

長い沈黙があった。

そして灰色の猫が一歩前へ出た。

「私たちを救ってくれた人間もいたからです」

白黒の猫が続いた。

「優しい手もありました」

三毛猫も言った。

「温かい食べ物もありました」

そして、皆が一緒に答えた。

「だから今度は、私たちが人間に恩返しをしたいのです」

神は長い間、猫たちを見つめた。

やがて、静かに微笑んだ。

「お前たちは、不思議な生き物だ」

神は両手を広げた。

月の光が降りてくる。

星の光が集まる。

銀色の光。

紫色の光。

そして、猫たちがこれまで受け取った、すべての優しさ。

それらが一つになった。

巨大な渦が生まれた。

「この力を授けよう」

神が言った。

「お前たちの心を一つにすれば、人間の魂に触れることができる」

猫たちは喜んだ。

しかし、神は続けた。

「ただし、一つだけ覚えておきなさい」

猫たちは耳を傾けた。

「人間を癒すたび、お前たちの胸にある『命の灯』が少しずつ小さくなる」

静かな風が吹いた。

猫たちは互いを見つめた。

命の灯。

それは、自分たちが生きている証だった。

その灯が消えれば――

もう、この世界には戻れない。

それでも。

誰も後ろを向かなかった。

「それでも、お願いします」

猫たちは言った。

「助けてもらった命です」

「だから、その命で――」

「誰かを助けたいのです」

神は深くうなずいた。

「分かった」

そして優しく言った。

「お前たちが灯した光は、いつか別の誰かへ受け継がれていくだろう」

神が両手を掲げる。

巨大な銀色の渦が生まれた。

すべての猫たちの身体が、ふわりと浮かび上がる。

銀色の光が、猫たちの胸へ入っていく。

それぞれの胸に、小さな光が灯った。

それが、新しい「命の灯」だった。

***

翌朝。

再生の部屋には、猫たちの姿が少なくなっていた。

一匹。

また一匹。

それぞれが、自分を必要としている人間のもとへ旅立っていったのだ。

灰色の猫も。

白黒の猫も。

三毛猫も。

みんな、それぞれ違う場所へ。

別れの前。

猫たちは互いに顔を寄せた。

「元気でね」

「また会おうね」

「離れていても、仲間だからね」

灰色の猫が月を見上げた。

「私たちの心は、月の光でつながっているよ」

その瞬間――

一筋の銀色の光が、夜空へ昇った。

***

それから、何年もたった。

再生の部屋は、いつの間にか消えていた。

古い建物も。

階段も。

扉も。

部屋も。

すべてなくなった。

けれど――

猫たちは消えなかった。

世界のあちらこちらにいた。

公園にいる猫。

道端にいる猫。

誰かに保護された猫。

誰かの家で眠っている猫。

膝の上で丸くなっている猫。

人間には、普通の猫に見える。

けれど、本当は違う。

彼らは、傷ついた魂を持つ小さな精霊。

胸の奥には、「命の灯」がある。

満月の夜。

猫が月を見上げる。

その瞳に、一瞬だけ紫色の光が宿る。

それは、遠く離れた仲間からの合図。

――今日も、誰かを助けたよ。

――あなたも頑張っているね。

――私たちは、ちゃんとつながっているよ。

そして、傷ついた人間が猫を撫でる。

その瞬間。

人間には見えない銀色の光が、そっと猫の身体から流れ出る。

手のひらへ。

腕へ。

胸へ。

そして、心の奥へ。

人間は気づかない。

ただ、

「どうしてだろう」

と思う。

「この子といると、安心する」

猫は目を細める。

そして心の中で、静かに答える。

――大丈夫だよ。

――もう一人じゃないよ。

――ゆっくりでいいんだよ。

――私たちは、ここにいるよ。

月は静かに夜空を照らしている。

星たちは、小さな光を瞬かせている。

どこか遠くで、一匹の猫が目を開ける。

その瞳には、銀色の光。

その胸には、小さな命の灯。

その灯が、ほんの少し揺れる。

それでも猫は、また誰かのそばへ歩いていく。

誰かが泣いているから。

誰かが寂しがっているから。

誰かが、もう一度笑いたいと思っているから。

猫は、その人の隣に座る。

何も言わない。

ただ、そばにいる。

それだけでいい。

かつて自分たちが、誰かに救ってもらったように。

今度は、自分たちが誰かを救う番だから。

そして今日もまた、

世界のどこかで、

小さな銀色の光が灯る。

それは、

猫たちから人間へ贈られた、

静かな恩返し。

そして――

「再生」という名の、

小さな魔法だった。

猫みんちゃんの元飼い主様からのメッセージ

暑中お見舞い申し上げます。

 

最近は、季節も前倒しになる傾向があるようです。

 

7月には青とんぼが、8月に入ると赤とんぼが舞い、どことなしか秋のすっきりとした乾いた風を感じる今日この頃です。

 

関東も台風の影響を受けているのか、時折発作のように降る雨を避けたり受けたりしながら、薄っすらと差す、太陽の日差しに感謝し、日々なんとかやり過ごしております。

 

昨晩で、一応、

 

「ゴミの城、置き去りネコさん救出作戦」

 

は終焉に向かいました。

 

真隣の方のご主人の妹さまが、ごみのお城の方と同じ動物病院に通っていた、ということで、その妹さまからの有力な情報で、

 

「飼いネコは一匹のみ」

 

名前は 「猫みん」

 

「女の子、未手術のロシアンブルー」

 

ということだけは分かりました。

 

私は警官と共にネコさん救出の際、部屋に三毛猫の写真が飾ってあったために、思わず、

 

「ネコちゃん、みーちゃん」と呼びかけて、若い警官もつられて慣れなくつたない声で「ネコちゃん、みーちゃん」と呼びかけていたおかげで、その「猫みん」ちゃんは自分のことだと思って出てきてくれたのだと思います。

 

 

これで、他のネコを救出する必要がなくなりほっと安堵です。

 

早く教えてくれたら!警察官立ち合いの元、救助にあたった2回以上に、体にまとわりつき、しばらく落ちない、甘酸っぱい独特な死臭漂う中で、こっそりと隠れて2回捕獲にあたり、その間、得体の知れない害虫に数か所刺され、掻きむしりたくなるような痒みに堪えかね、現在もハッカ油を塗りたくって治療しなくても良かったのに!と憤慨。

 

でも、きっとこれはお城の主が私を呼んでいたことと思い、受け入れることに致しました。

 

 

最初に大嵐の夜、開かずの扉の縦に並んだ4つの鍵を大人の警官4人と私で力づくでこじ開け、開けた瞬間に目の前に立ちはだかる要塞のような段ボールの山を乗り越えて、巨大ハエが飛び交う、死骸から染み出た黒い抽出液の染みが残る座布団のある部屋に入り、とっさに亡くなった方に天界の光をお送りしておりました。

 

その後、本来は依頼者がいないとできない、メディアムシップ(死者の魂との交信)を帰宅後、静かにさせて頂きました。

 

なぜそれをしなければならなかったか、というと、通報してきた近所の方数人が、ロッシーちゃん救出後も、

 

「窓のカーテンが何度も揺れているのを目撃した」「大きなハチワレか黒猫が見えた」

と訴えてきて、こちらの救出をうるさく促してきていたからです。

 

私は、救出に入った時から、生存しているネコさんはもういない、と聞こえてきたため、

 

「これで終了して良いですか?」

 

と他のボランティアさんにもお伝えし、ご近所の方々にも終了をお願いしていたのですが、

 

「いえ、閉じ込められていたら可哀そうだから止めないで、救助に入って欲しい」

 

と訴えて参ります。

 

それでは「ご近所様が、そっと入ってもらえますか?」とお願いすると

 

「怖いから嫌です」

 

とはっきりと断って参ります。

 

「そちらは専門家でしょう?こっちができないからお願いしているんです」

 

とかなり身勝手なことをおっしゃいます。

 

こちらはただネコさんが気の毒と思うからやっているボランティアであって、特別訓練を受けた専門家ではありません。

 

しかし、警察官の方々からも

 

「あなたはすごいですね。なんでそんなことができるんですか?」

 

と不思議がられておりましたが、

 

「ネコのことをやっていたら自然にできるようになります。こんなお宅はいくらでもあります」

 

と答えるのみでした。

 

しかし、この作業を何日も延々と続けていることは時間も体力も取られてしまう為、先日、意を決して天界とつながり、心と魂を浄めて、一人、死者の魂と対話をすることに致しました。

 

まずは、亡くなった方に

 

「この度は大変なことになりましたね。お辛かったですね」

 

とねぎらいながら、

 

「飼っていたネコさんは他にいますか?」と訊ねると

 

「今はいない、以前は三毛猫とハチワレ白黒雄を飼っていました」

 

と聞こえて参りました。

 

「ではあのロシアンブルーのネコさん以外はいませんね?」

 

と伺うと

 

「もういません」

 

と聞こえて参りました。

 

それで

 

「ではさようなら」

 

と終わりにしたかったのですが、様々な思いが、怒涛のようにあふれ出して私を引き留めて参りました。

 

以下、亡くなった方から溢れ出てきたメッセージです。

 

 

「近所の人達は、私と父親の関係を誤解しています。近親相姦であったなんて、あり得ません。私はずっと気難しく厳しい父親にずっと支配されてきたのです。幼少の頃からずっと父親の言いなりになり、すべてを縛られてきました。母親と姉は父親の家庭内暴力に耐えられなくなり、弁護士を通して離婚し、逃げ出してしまいました。自分だけは、なんだか気の毒に思った父親を見捨てることができずに残ったのです。それからは、それはそれは地獄のような日々でした。身勝手でわがままな性格で高級なものしか食べない美食のせいで糖尿病を患い、結果、盲人になった父親はますますわがままになり、私を支配しして、一時も放さず、奴隷のように使いました。家の中も荒れ放題になってしまいましたが、清潔好きであった母親もいなく、目の見えない父親にも気づかれず、そのままとなってしまいました。感情を抑えられない父親の怒号を受けながら長きに渡る闘病生活の末、ようやく父親が亡くなり、ようやく解放され、家を片づけようと思ったけれども、心がもはや燃え尽きてしまって気力がなくなり、分かってはいたけれども、ゴミの山を自分の力ではどうすることもできずに放置してしまったのです。近所の目も厳しく、羞恥心もあり、全部の窓を閉め切って見えないようにしてしまったのです。その時に気分を変えようと、つい立ち寄ったペットショップで運命のネコちゃんに出遭ってしまったのです。売れ残っていたロシアンブルーの子がじっとこちらを見つめていて、自分の年齢だと駄目だと分かっていたけれども、つい連れて帰ってしまったのです。その子は、こんなひどい環境の中でも、私に懐いてくれてずっと一緒に添い寝をしてくれました。昔、ネコちゃんを家族で飼っていたことがあるけれども、飼い方を忘れてしまい、とりあえず、おやつだけは寝ながら与えていました。そのうちに父親と体質が似た私もきっと糖尿病になっていたと思いますが、病院に行く気力もなく、もう体が思うように動かなくなってほとんど寝たきりになっていたのです。暑いと感じていたので冷房を入れたかったけれども物に埋もれてリモコンが見当たらず、部屋は蒸し風呂のように暑かったのは覚えています。生命線であった生協から、スポットクーラーを何個も購入したのですが、設置する力もなくなっていました。(そういえば、開いていないスポットクーラーの箱が2つありました)ネコちゃんのお世話をしなければ、と分かってはいたけれども、意識が薄れてしまって立ち上がれなくなってしまったのです。ネコちゃんには、ずっと必死で声を掛けていました。その時、暗い世界が目の前に開き、無数の顔の見えない人達が迫ってきて、こちらにおいでと手を差し伸べてきました。その中にあの憎き、父親もいたのです。私は父親の手を思わず拒絶しました。後ろでネコちゃんの鳴き声がして、行かないでと叫んでいるのが分かりました。その真っ暗な渦巻く穴の中にしばらくいたような気がします。それから、過去の記憶の中で幸せであった時代にずっと戻っていたと思います。子どもの頃の明るい光の世界に戻ったり、外国に行ったり、学生に戻ったり、これまでの煩わしいものがなにもない、何も考えなくて良かった幸せな瞬間を懐かしく味わっていました。。時折、この部屋の地獄のような様子が見え、また鬼のように激しく𠮟りつけてくる父親が見えて逃げたくなったのです。そんなことをぼんやりと繰り返している時、誰かが「あの人に頼むと良い」と指差してくれた先を見ると、一筋の光が見えたのです。なんとなくこの親しみを覚える人に助けてもらえる気がして、必死にその人(たぶん私のこと)に呼び掛け、「ネコちゃんを助けてあげて!」と叫んでいた。すると真っ暗な中にまぶしい光が現れ、「この子だけで良いから助けて!」とネコちゃんに行くように促し、ネコちゃんは素直にあなたのところに行って助けてもらったのです。これで私は何も思い残すことはありません。私のこの人生は、父親による支配と共に、名誉欲、学歴、物欲、良い子を演じること、にずっと支配され何がしたいのか何が本当なのか分からなくなっておりました。ただ楽しかったこともありました。英語を通して世界とつながったこと、一瞬でも幼い時には両親に愛されていたこと、ネコちゃんの柔らかいぬくもり。あとはもう何もありません。これであなたが示してくださった光の方向にいくことができます。もうすっかり軽くなれました。まったくなにもない状態が、こんなに軽やかで自由であるなんて。体中を縛られていた重りと南京錠付きの金属の鎖から解き放たれたのです。本当にごめんなさい。プライドと羞恥心から、世間に出られなくなってしまった私がしてしまったこと、心から謝ります。謝っても許してもらえないと思います。でも人生の最後に心から愛していたネコちゃんをお願いします・・・本当は一人愛していた教え子の男性がいたのですが。。。その方に私が死んだことをお伝えいただけますか?ありがとうございます・・・」

 

とのことでした。

 

私もなんとなくその亡くなった方には元英語を教えていた縁で親しみを覚えるような、おびただしい害虫とネズミの糞にまみれたごみの山の中に、英語の原書本や英字辞典のハードカバーの表紙がかつての栄光の日々を物語って物静かに光を放っていたのを記憶しております。

 

 

猫みんちゃんのことはおまかせください。

 

猫みんちゃんは、うちのロシアンブルーとアビシニアンミックスのエンちゃんによく似て愛くるしい容姿と性格をしています。

 

本当は身内の方に責任を取って頂きたいところですが、言っても仕方がありませんから、このまま受け入れます。

 

 

エンちゃんも鏡が大好きです

ロッシーちゃんと呼びます

 

 

ゴミのお城・・・

現在、ごみ屋敷(失礼ですが)独居老人孤独死で置き去りにされていたネコさんの救助にあたっております。

 

今年で置き去りネコさん案件は3件目です。

 

ごみ屋敷に関しましては、私はこのネコ活動を始めた当初から、

 

ネコ問題のあるお宅=ごみ屋敷

 

という図式が叩きこまれている為に、どんなお宅でもまったく動じなくなっております。

 

もし何も仕事がなくなったら事故物件の清掃の仕事でもしようかな?なんて半分本気で考えたりしております。

 

本来の私は、電車のつり革が持てない、自分の部屋に髪の毛一本でも落ちているのを発見すると、いてもたってもいられない、くらいの潔癖症候群であります。

 

そんな自分でも、自分の所有物ではないところであったら、とかまたは動物さんの汚したものであったら、何も感じず平気で清掃ができてしまう変なところがあります。

 

 

今回、他のネコボランティアさまから夕方、突然、一緒に来て欲しいと依頼があり、赴いて参りました。

 

もともと餌やりの服装がヘッドランプにビニール手袋に長靴着用という重装備でおりますので、警察官を呼んでから、重装備を始める警察官よりも素早く動いておりました。

 

天井まで段ボールごみが、まるでお城の要塞のように堆積する玄関を力づくで突破して中に入り、警官をヘッドランプを煌々と照らし、リードする形で置き去りネコさんを捜索致しておりました。

 

まだ研修が終わったばかりのような若い警官は、いちいち口うるさく、私に対し

 

「ここは人の家なんですから、あまり乱暴に歩かないように、物を動かさないように!」

 

と鬼教官のように指示してこられました。

 

きっとこの人は四六時中、教官から口うるさく指導されてこういう口癖になってしまっているのだな、と思え小言を言われる度に苦笑しておりました。

 

ご立派な鉄筋3階建ての複雑な設計の内部には、物が沼のようにあふれた迷路のようで、進もうとしても段ボール箱に足元を取られ、なかなか前に進めません。

 

時折、ゴキブリが現れ、ヒヤッとさせられます。そして腐敗したネズミの死骸に、おびただしいネズミの糞、スズメバチのように巨大化したハエの大群・・

 

そして孤独死があった2階の一室は、きっと生前ずっとそこに寝ていらしてそのまま亡くなったのだろうと思える亡骸からの抽出液で真っ黒に染みついた座布団がそのまま残されておりました。

 

その部屋では、今まで何度も嗅いだ経験のある酸味を帯びた甘ったるい人間の死骸の腐敗臭が鼻をついて参ります。

 

そしてライトを目掛けて襲い掛かってくる巨大なハエがおり、その大群を持っていた捕獲用の網で顔を覆って保護しながら、ネコさんを探し続けました。

 

その部屋のカーテンが外から揺れて見え、ハチワレのネコの顔とシルエットが見えた、と真隣にお住まいのネコ愛の強い方が、今回証言されておりましたので、臭いに耐えながら念入りにその部屋を探索致しました。

 

同行して、共に探していた若い警官の方もそろそろ息切れし、苦しそうな声をあげ始めておりました。

 

しかし、昨年の夏も同じような立派なごみ屋敷に置き去りにされた三毛猫さんを捜索して、捕獲保護した時は、昼間の室内が50度を超える中での作業でしたので、まだ今回は夜の、しかも外は大雨と大嵐の中、ひんやりとした外気が感じられる家中での作業でしたから、まだマシであると思っておりました。

 

孤独死の場合は、強烈な臭いとの戦いでもあります。つくづく毒ガス用のマスクが必要だと思います。

 

警官の方も三重のマスクをしても辛そうでした。

 

しかし、警官の方は多少、ごみ屋敷は経験済みのようで、なんとか心を落ち着かせようとしており、また玄関の外では先輩刑事が

 

「がんばれ!お前ならできる!大丈夫だ!いけー!」

 

とこちらの萎えそうな心を奮い立たせるような応援合戦をしてくれておりました。

 

徐々に息が苦しくなり、過呼吸気味になってきた時、部屋に掛かっているお父様らしきお写真を拝見し、そのお写真の方に心から願いました。

 

「もしネコちゃんが生きているのでしたら、目の前に現わしてください。そしてその子を助けてください!」

 

と訴えると、二階の階段の踊り場で、さっと目の前をグレーの影が一瞬、走り抜けていった気がしました。

 

思わず、「迎えにきましたよ!ネコちゃん!おいで!」

 

と叫ぶと、か細い声でにゃーと鳴きながら、ミイラのようになったグレーの毛色のロシアンブルーのネコさんが目の前に現れました。

 

思わず、捕獲器を置いて中に入って、と誘導しましたが、それよりも前に、私の手が、ネコさんの首をつかんで抱きかかえておりました。

 

若い警官は、襲われる!と思ったのか、「わー!ネコを捕獲器に入れてください!」と大げさに叫びながら、私に命じて参りました。

 

その力なく弱ったネコさんは、片手で何なく捕まりようやく保護が成功しました。

 

これまでずっと小言をぶつぶつとつぶやいていた若い警官も私の行動を見て、

「なんだかすごいですね」

とお褒めくださり、他の刑事さん達も

「本当に捕まえたんですね!」

と感慨深げで、これまでの面倒くさそうな態度が変わり、

「まだ中にネコがいるようだったらお知らせください」

と丁重な挨拶をしてお帰りになりました。

 

その痩せ細ったロシアンブルーちゃんはシェルターに泊まってもらい、翌日おおにし動物病院で検査をすると1,8キロしかない推定三歳くらいの成猫、脱水状態は激しかったものの、血液検査に何も問題なく、そしてマイクロチップ入りのペットショップで購入した純粋なロシアンブルーで未手術、ということが分かりました。

 

その後、元飼い主さんのお名前をインターネットで検索すると、大学の英語の先生であったということが分かり、そして評判の良い面白い先生であったといくつかの評価で分かりました。

 

ネコさんのこともきっと溺愛していたのではないか、と思える程、ロシアンブルーの子は甘えん坊ちゃんで人が大好きな子でした。

 

しかし、学歴もあり、社会的な地位もあり、常識人のように表向きは見える立派な人出も、何かが狂い始めると、あのような状態に陥ってしまうのでしょう。

 

部屋の中は、その人の潜在的な精神状態を表す、という俗説はその通りであると今回も納得致しました。

 

しかし、私はその亡くなった方に対し、一種の親しみを覚えておりました。

 

生前はどこか憎めない、ユーモラスで温かいお優しい、物が可哀そうで手放せない天使系の方であったのではないかと思えて参ります。

 

ふと、「自分の本業で死者と対話をするメディアムシップができるではないか!と思い出したのですが、それはどなたか近親者か、知人友人の方がセッション料を支払って依頼してこないと作動しない条件になっており、勝手にはできない、と残念に思えました。

 

しかし、その亡くなった方が私に何らかの代償を支払い、依頼して来られたら、その死者の方と通じることができるはずで、それを現在待っております。

 

今朝は六時半に現地で警官達と待ち合わせをして、設置した3台の捕獲器を確認に参りましたが残念ながら入ってはおりませんでした。

 

引き続き、このお屋敷とこの亡くなった方とネコさん騒動は続きます。。。

 

お盆の時期に導かれたのだと覚悟をしております。

 

すべての存在に天界の最高最善の愛と光を

 

恐竜のようになってしまっていたロッシーちゃん

警察の方々もお疲れ様でした

おびただしい物の数々・・・

 

 

 

お口直しに

7月の満月おめでとうございます!

本日、7月29日は満月ですね!

 

地上のすべての存在に天界の最高最善の愛と光と豊かさを!

 

最近は時折、戯れのいたずらのように降る雨のおかげで、例年より暑くない気が致します。

 

この間、一度だけ室温が37度を超えエンちゃんもジェルちゃんも伸し餅のように床に張り付いてお腹をだらしなく見せていましたが、その日以外はいたって元気にしております。

 

この子達は幼少期から私と共に冷暖房なし生活を強いられている為に、免疫も強く一度も風邪をひいたことがありません。

 

周囲の方々にはお叱りを受けますが、外のネコさん達の方が、更に害虫から襲われたり、あらゆる危険を受けるかも知れない苦行を強いられているのですから、それに比べたたら安全な部屋の中にいる子達は、比べ物にならないくらい幸せなこと!とエンちゃんとジェルちゃんにも言い聞かせて、納得してもらっております。

 

先日、エンちゃんを抱っこして真夜中の散歩から戻ってくると、玄関に正座をして、置いてあるキャットフード入れの隠し箱の中に顔をうずめている濃い茶色の方を見掛け、新しいネコさんかと様子をうかがっていると、その茶色の方がゆっくりとこちらに顔を向けると、なんとネコさんではなく、アライグマさんでもタヌキさんでもハクビシンでもない、考えられるのは、アナグマさん、という方だと分かりました。

 

その方は、他の動物さん達とは違い、ゆっくりと品の良い動きをし、食べ方もほんの少し口を着けた程度で、「どうもご馳走様、失礼致しました」と会釈をするようなしぐさをし、ゆっくりと足跡も残さず去って行かれました。

 

この尊いお方を拝見したのは、たった一度きりでした。

 

こんな野生動物さんも現れると、この世界が一瞬に精霊界になってしまったような、この世界の方が本物ではないかという感覚に陥ります。

 

ネコ活動をしていると、かなりな確率で、とんでもない、信じられないようなことをしでかす人間達と対峙しなくてはならず、毎日、言葉にならない怒り、を通り越して絶句・・・呆れ果てるという、なんとも言えないやり場のない気持ちにさせられます。

 

人間以外の動物さんや精霊さん達と関わっている方が、ずっと健全でいられる気がします。

 

でも、仕方がない・・・これも地球にいる限り続く修行であり、学び、そして、それらの人間達の行いを天界の担当のマスター達にいちいち報告する(ジャッジする)お役目を頂いている気がします。なんておこがましいのですが。。。

 

あともう少しだけ、限りあるこの地球時間を楽しみましょう・・・。

 

人間には感謝されなくても、精霊さん達に感謝されたら、少しずつでも地球のゴールに近づけるようです。

 

共に楽しく頑張りましょう!

 

LOVE & LIGHT

 

大募集中!子ネコちゃん達、2か月半です。

シャー君ですが、まだまだ人馴れする可能性大!です!

 

ぱあちゃん 女の子

ぴいちゃん 男の子

ぷうちゃん 男の子

 

 

 

 

 

 

7月の新月おめでとうございます!

 

本日、7月14日は、新月でした。

 

地上のすべての存在に天界の愛と光を!

 

そして我が父の20回忌でもありました!

 

2007年のこの日に昇天したため、19年前の出来事であり20回忌ですね。

 

あっという間に19年も経ってしまいました・・・

 

2007年の7月も、長く続いた台風のような気候の最中、満月があり、父のことを天に祈っている時、夜空に厚く覆っていた灰色の雲が一瞬だけ切れ、その隙間に神々しい光の筋が現れ大いなるお力を感じたのでした。父親の危篤の知らせの時に、天界の光というものを生まれて初めて受け取り、これが神の啓示というものか、悟りというものかと、魂が震えるような感動を覚えたものでした。

 

言葉ではなく、父が命と引き換えに、そして命懸けで私に教えてくれて授けてくれた奇跡のものであったと、後に知ることができました。

 

この神の啓示とも呼べる出来事があったからこそ、自分が今生かされて、地上でのお役目をさせられていると思うと、すべてが有難く、無駄にしてはならぬ、と思えて参ります。

 

しかし、いまだに解せぬのが、この10年近く、ネコさまのことばかりをさせられており、天界の仕事からは遠ざけさせられているのはなぜか?実はいまだに分かりません。

 

せっかく頂いた奇跡のエネルギーやヒーリングを人々に知らせる機会を制限させられている感じも致します。

 

すべては天界の思し召しであると分かってはいるのですが、この10年近く24時間ネコさまにすべてを捧げるようにさせられており、全国への出張もできないどころか、実家の掃除までできずにおります。

 

自分の体が自分であると思えず、何かの存在に乗っ取られている感覚があります。

 

思考も行動も、言動もすべてある存在の指示通り動かされております。

 

時々、「もう止めたい」と抵抗するのですが、まだ終わっておらぬ、というばかりに、目の前に次から次へとネコさま関連のことが起こり、終わらせては頂けません。

 

この感覚は、人にお伝えしてもなかなかご理解は難しいようです。

 

ただ、同じようにネコ神様から指名されてしまった数人のこちらの生徒さまにも同じ現象が起きているようで、その方々とだけは分かり合えるのでした。

 

周囲から見ると呆れ果てられるようなことばかりさせられます。

 

私も客観的に観て、「この人おかしいんじゃないの?」と言われるだろうな、ということばかりをさせられます。

 

24時間中、20時間はネコさまのことをさせられ、3,4時間の睡眠だけで生き延びております。

 

ネコさま活動中は「寝ない食べない休まない」の「3ない原則」です。それでも肉体的にも精神的にも問題なく、淡々と時が過ぎて参ります。

 

このネコ神様漬けDAYSも早10年が近づいて参りました。

 

我が父は、昔の人であった為に、ネコさまや動物さん全般に対して尊厳を持っているようには見えずむしろ、軽んじていた感がありました。

 

しかし、死後、父は目覚め、気が付き、ネコさまの存在が地上でどれほど大きなお役目があったかが分かり、私に自分の代わりをさせたのかな?!とも思えて参ります。

 

父は亡くなった後、ネイティブインディアンの偉大なる酋長である「ホワイト・イーグル」の姿に変わっていたようです。

 

そして、自分の肉体がもうない為に、何もできずにいた、地上でのお役目を私に代わりにさせたのでしょう。

 

しかし、乗っ取られ続けた10年間は長かったです・・・

 

「もう終わって良いですよね?終わって良いのではないですか?」と、毎日天界に伺っております。

 

梅雨が終わったのでしょうか、地上に照り付ける太陽光線がまばゆく暑いのですが、心地良く感じられます。

 

Oさま 毎月の贈り物感謝感激です!

白目をむいているエンちゃん 生きてますか?

お年よりの三毛のさんちゃんが降臨し、三毛猫4匹になりました。

 

大きなさんちゃん 名無しでしたが、この子をお迎えに行った時に車のメーターが3333となったので、さんちゃんととりあえず呼ばせて頂くことに致しました