jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

経験から学ぶ


新聞の科学特集の記事でマウスの実験で「脳の中に電気のような刺激を与えて、苦しみの記憶を取ってしまう」というものが成功し、「これを今後人間のトラウマやアルツハイマーなどの脳障害に応用できるかも知れない」

というようなものを読みました。

なるほど。。。と思いましたが、なんという乱暴なことをするのだろうとも少々思ってしまいました。

また脳の記憶を消そうとしても、魂の記憶の中にはすべて残る、とも天界からうかがっておりますので、一時的に消したとしても、それはいつかまたよみがえってきて、なにかしらの作用をするのだろうとも思います。

人は、と言いますか、すべての生きとし生けるものは、見たこと、聞いたこと、経験したことは、すべて魂の記憶や記録に刻みこまれ、それが永遠に消えることはないそうです。

良いことも悪いことも、それらの記憶は「学び」となり、天界に帰るまで蓄積されていき、魂が生まれてから最後まで、全部、トータルで学んだことを、天界に持って帰り、卒業したら、天界の卒業式で担当教師から「よく学んできたな、良かった、良かった」と褒められるそうです。

その卒業式までこの記憶の蓄積は続くそうです。

「良い経験」は生きる為の能力となり、

「負の経験」は生き残る為の学びとなる、

とのことで、両方が必要なことで、すべてなかったことにすることはできないようです。


ちょうど昨夜NHKでアフリカの象の親子たちの砂漠400キロ横断旅行のドキュメンタリー番組がやっておりました。

象の家族のリーダーは年長のお母さん象で、メンバーはほぼ女の子達で、お姉さん象から生まれたばかりの女の赤ちゃん象で構成されているそうです。

男の象たちは、大きな体の男たちだけでグループになり、女性象たちとはつかず離れずの関係を築いているそうでした。

女性達のグループは、年長のお母さん象の脳の記憶だけを頼りにし、少ない食料の場所から離れ雨の降る土地を求めて、砂漠を横断していくのでした。

お母さん象が以前、ここの水が出たはず!と思い出し、お姉さん象に砂を掘り起こさせると、そこから湧水が出てきたり、この森には天敵のライオンがいたはずだから皆気を付けて早く通り過ぎましょう!と命令を出すと、皆お母さんに従って、周りにある食べ物にも目もくれず走り去ったりと、皆、ちゃんとお母さん象の記憶を固く信じ切って行動し、安全に生き残っていくのでした。

その中で生まれたばかりの女の赤ちゃん象はとっても無邪気に甘えて遊んでいることが多いのですが、他の年上のお姉さん象たちは結構シビアに赤ちゃんをたしなめたり、またしっかり面倒を見て守ってあげたり、と家族愛に満ちた賢い行動をしているのでした。

道中では、やはりライオンに襲われたり、飢餓の為に亡くなってしまっている他の群れの象の死骸があちらこちらにありました。

お母さん象は、それらの死骸に対しても「気を抜いたらああなってしまう」というように娘たちに諭しているようでした。

最後は、お母さん象のおかげで、砂漠のオアシスまでたどり着き、皆大喜びで水の中で水浴びをしたり、大いに水を飲んで、旅の疲れを癒し、旅の成功を祝福していました。

最後は良かった良かったと思いながら、観ておりましたが、それを観ていて、野生界の動物も人間も同じだ、と思いました。

お母さん象の過去の出来事の中で、水を飲んだ場所の記憶をお母さん象は、味覚、嗅覚、視覚、聴覚、触覚など、五感プラス直感の六感ですべて覚えて記憶しており、それを家族全員が生きる為に最大限活用します。

また危ない目にあった辛い記憶もまた五感プラス六感ですべて覚えており、それもまた家族全員が生き残るための危険回避のサバイバル術として大事に取っておくのです。

つまり両方の記憶がとっても重要なのです。

それらのすべての記憶と学びのおかげで砂漠で生き残っていけるのです。

もし、それらのどれかひとつでも欠けてしまうと、砂漠の旅の途中で餓死したり、襲われて食べられてしまうのです。

人間もまったく同じだな、と思います。

過去からの学びの「良い」経験でも「悪い」経験でも、しっかり覚えておかないと同じようなところでつまずき、また同じようなパターンを何度も何度も繰り返して先に進めず終わってしまいます。

地球を卒業するまで、すべての学びを最大限活用するしかないのです。

我がうさぎ先生も、以前、母が粘着ローラーでうさぎ先生の背中をゴロゴロしていた時に、粘着テープが剥がれて、うさぎ先生の背中に張り付き、それに気が付いたうさぎ先生はあまりの恐怖で家じゅうを飛び回って、それを振りほどこうとしたことがあります。それ以来、母がローラーを持っていると、さっと逃げうせます。

そして私以外には絶対に身体を触らせません。爪切りもシャワーも毛皮のクリーニングもすべて私しかやらせないのです。

でも母の弱点を知っているので、お腹が空くと母に甘えてすがりつき、手をぺろぺろとなめてあげてニンジンの葉っぱをいただきます。

うさぎ先生の過去からの学びも相当なものです。

しかし、人間は同じ失敗を何度も何度も繰り返します。
学生が同じ試験の質問でいつも間違いをするようなものです。

それは過去世からくるものもあります。何度生まれ変わっても同じパターンを繰り返している人が多いのです。

よほど痛い目に遭って、反省して修復しないと先に進めません。

また過去の良い学びからくる才能すら恐れて表に出しきれていない人も多くいます。


天界のヒーリングでは、過去の埋もれていた良い記憶は、今後の能力に変えていき、過去の苦しみの経験は、良い学びであったとして癒して心から解放させて頂きます。

本当に天界の仕組みはすごい、やはり天界はすごい、とあらためて感心してしまっております。