jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

シンデレラ・ストーリーと女衒



今日は、台風の接近する中、朝から明日、淡路島に向かう猫ちゃん達の準備にいそしんでおりました。

やはり赤ちゃんのファラオ君は義母イシスさんとはお別れできない雰囲気になり、Sさんも私も泣く泣く、明日、ファラオ君と皆を手放すことを決意したのでした。

いまだに凶暴な檻の中の、いえ、ゲージの中のガブリエル君を網で優しく捕まえ(虫取り網で無理やり捕獲し)、横殴りの雨風の中、病院にお連れし、爪切りと体調チェックをして頂き、帰ってきてから、少々、便秘気味なファラオ君にオリーブオイルの浣腸をし(出ませんでした・・・)、尿まみれで匂うボブ君をバスルームで丸洗いを致しました。
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その後、偶然帰りに出会ったMさん宅のお宅に向かい、包帯替えを嫌がって大暴れで逃亡していたホワイト・イーグル氏の包帯を替えて参りました。


ガブリエル君以外は皆とっても大人しく、従順です。

もちろんガブリエル君も芯はとても優しく良い子です。

一時預かりの里親さんSさんは、皆の母、聖母マリアさまとして24時間活躍をしてくださいました。しかし、一瞬の乳母役には残酷な別れが待っております・・・身を引き裂かれるほどの辛さですね・・・

しかし、こちらに来る猫ちゃん達は、皆そろって不思議と美猫ぞろいです。

もちろんノーランズ猫ちゃんの時は、皆、ノミダニシラミ、泥まみれ、時にふん尿まみれ、おまけに傷だらけ、病気であった状態の時に私に捕獲されます。

そんなドロドロの子達を病院に連れて行き、メディカルトリートメントをしてもらい、その後、洗ったり拭いたり、毛を切ったり、爪切りをしたり耳垢掃除をしたりし、美しく仕立てあげてから、里親様方に引き渡すのは、無上の喜びであります。

まさに、灰かぶりの女の子を王女さまに仕立て上げるような、変身シンデレラストーリーを間近で見ているようなワクワク感があります。

またはふと前世を思い出します。

私は江戸時代の女衒(ぜげん)で東北地方の貧しい農村に赴き、村の少しきれいどころの女の子たちをスカウトし親御様達には米俵と引き換えにその子達を江戸に連れていき、きれいに洗いあげて、きれいな着物を着せ、言葉を正し、教養を身につけさせ、デビューさせ、のちにお金持ちの旦那さんを見つけてあげて、お嫁に行かせるまで面倒を見ていた・・・ような記憶がある気が致します。

時々、来られる里親さま候補の方々にも「良い子が入荷しましたよ・・・」と思わず口走っている自分が笑えます。

明日は、Eさんが淡路島からわざわざお車でお嬢さんと共にお越しくださいます。

台風を乗り切って、すべてうまくいきますように!

天界の最高最善の愛と光を!

感謝

あああぁぁぁ

こんないたいけな生物が存在するのですね・・・

みんなこの子との別れが辛いですね・・・

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