jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

最初の頃は・・・


セラピー・キャットさん達を受け入れた初日は、たいていの猫ちゃん達は緊張して固まっていることが多いようです。

2,3日、何も食べなかったり水も飲まなかったり、トイレにも行かなかったりで、受け入れた方はとても心配をなさいます。

しかし、3日も過ぎると、緊張がほどけてきて、観察した後、ここは安全な場所だと確認できたら、ゆっくりと行動を開始し、食べたり飲んだりトイレに行ったりし始めます。

私も一番初めに、グレーテル、ミケル、ジョヒエルを保護した日に、ミケルとジョヒエルは少々パニックを起こし、ケージの上に乗ったきり降りて来ず、心配してしまいました。

しかし、女子は強しで、夜は降りてきて私の腕に仲良く頭をのせてすやすやと寝入っておりました。



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問題はグレーテル君で、生まれて初めてきた部屋の中でまるで石のように固まってしまい大好きなチュールをあげても、またたびをかがせても、目をまん丸く見開いたまま、微動だにせずで、さすがに3日目には、体を案じて病院に連れて行くと、獣医さんは「こんなのあたりまえです。皆はじめての場所に行くとこんな風になりますよ」と言われ、栄養注射だけ打ってもらい帰って参りました。

その獣医さんいわく「こんなに大人しくて良い子ははじめて」とグレーテル賞賛というおまけを頂いてしまいました。

その後、グレーテル君はすっかりとこれまでの陽気でユーモラスでパワフルな大食い芸人が復活して、あのしょげた感じはどこに、といった感じでした。







まったく環境に影響されなかったのは、ティムシェル君そしてガネーシャ君でした。






彼らは、部屋に入った瞬間に、脳の中の過去の要らない記憶は消し飛び、すっとそこに溶け込み、自分が一番心地良い場所を探り出し、「実はずっとここに住んでいたんですね」と思うくらいに順応してしまうという天才ぶりを発揮してくださいました。


猫ちゃん達は人間と同じでそれぞれ個性があり、環境に慣れるまで、それぞれに違った対応と態度を示します。

しかし、思うのが猫ちゃんの方が、受け入れてくださる家族を事前に選んでやってくるのだ、ということです。









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           おまけ