jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

親を捨てる・・・


先日、新聞の出版の広告で「○親の捨てかた」「○親を切り捨てる」・・・のような新本が続々と出ていて、それがベストセラーになっていると知りました。

その広告では「親を捨ててしまったらなんと楽な、幸せな・・・」のような注釈のようなものもあったのですが、そこからくる感覚はなんとも寒々と痛々しい感じでした。

きっとエリートで高学歴な教育ママがお嬢さんを必死で理想的に育てようとしてがんじがらめに束縛した結果、大人になったお嬢さんから三下り半を突き付けられて去られてしまったというようなものだと思います。

世の中でよくあるお話です。

親御さんの特に、母親は、産んだ子は自分の肉体の一部が剥がれ落ちたようなものでもあり、自分自身の一部でもあるから、全身全霊を持って絶対的な責任のもと一生見てあげないといけない、子供のすべての結果が自分のすべての結果である、てと結論付けてしまう方もいます。それは特に優秀なエリート一家で良く見られるパターンだと思います。失礼ながらそれとは真反対のご家庭では、放任自由主義ということもあり、それはそれでまた問題が起きることにもなります。

天界のマスター達によると

「現代の親子関係では、子供達は親の魂年齢よりはるかに上である。

現代に生きている人たちは、地上に生まれる時に、幼い魂で、かつて自分の子供であったような人を親として選び、生まれ出て、親を指導し学ばせる目的で来る、そして自分自身もその親の指導を通じて磨かれて学んでいく」

とあります。

私自身も、このマスター達の言葉を聞いてとても納得し、今まで悶々としていた親達のことを許し受け入れられるようになったのでした。

親は自分よりも幼いのだ、しかも半分の魂年齢、そう思うとすべて納得し、理解できます。

ある親子関係の例では、

「小さい時は親なしではなにもできなく、絶対的に服従であったはずですが、やはりものごころつくようになってくると、親達の言っていたことが、どうもおかしい、変かも知れない、と思うようになります。

それでも親だから、子だから、と言ってされること、言われること、そして支配と束縛に我慢をし続けるのですが、大人になってあることをきっかけに、今まで耐えてきた我慢の限界が来てしまうと、今まで抑えていたものが反動になって爆発するように、感情も爆発し大激怒となって最悪な修羅場となり、修復できないような関係に陥るのでしょう」

そんなパターンをよく見て参りました。

しかし、親子の関係は終わらせようとしても、切り捨てようとしても、お互いに魂がある限り、きれいさっぱりとすべて終わらせることはできないのです。

それはDNAがつながっていることもありますし、また魂の強い関係のソウル・ファミリーであるからです。

物質的に離れても、それらがつながっている限り決して終わらせることはできないのです。

それよりも、親子関係の仕組みを、心から魂から納得し、受け入れて流していき、つかず離れずの関係になればもっと楽になってくるはずです。

先日、母の家を大掃除していて、寝室に母がいつもラジオを聞きながらメモを取っているメモがたくさんあり、その中に「○○して女子力アップ」「女子力アップの方法」のようなものがたくさん出て参りました。それを発見して思わず、70代でもまだ女子と思っているのかー若いなー、とふっと笑ってしまいました。

母は私を昔から年寄り扱いして、「老けてる老人」と称します。

天界のマスター達のおっしゃることは、なるほど、と納得してしまうのでした。

世間の人たちも皆、天界のマスター達のおっしゃることを聞けばもっと楽になるものを、と憂いてしまいます。