先日、少しだけ野良猫ちゃん達の保護活動が落ち着いてきたので、実家のうさぎ先生に会いに行って参りました。
動物さん達、特に猫ちゃん達は、私にとってルシファーのお役目もしている、とふと気が付きます。
猫ちゃん達のことをやり始めると、体も時間も拘束され、心も魂を奪われてしまい他のことができなくなります。
そうなることは以前から薄々感ずいていた為に、野良猫ちゃん達には拘わりたくはなかったのですが、それはきっと乗り越えないといけない試練と学びでしょうから、避けて通ることはできなかったのだと思います。
実家のうさぎ先生を見ると本当にほっと致します。
なんと手の掛からない賢くて良い子なんだろう・・・
母いわく、「こんな子が人間だった10人産んでも良い」ということです。
もちろん猫ちゃん達は予測不能な行動としぐさをするのが、また魅力的であり悪魔的魔力で見ていて飽きず、それがまた体も時間も心も魂も奪われてしまう原因となります。
うさぎ先生は、すべて考えていることがこちらに丸わかりであり、パターン化されたあまり変化球のない行動としぐさもまた優等生の天使のようです。
どちらが良いとも比較はできませんが、うさぎさんは扱いが楽で有難いです。
抱き上げるとふんわりと羽根のように軽く、大人しくシンクで洗わせてくれて、爪切りも嫌がらず、猫ちゃん達にくらべてなんと楽なのだろう、と感動してしまいます。
うさぎ先生は今回、ずっと私のことを待っていたようで、ものすごく嬉しそうでした。
母が驚いたことに、いつもなら10時PMぴったりに鼻つんつんの挨拶に来て、ささっと2階のタンスの裏の寝床の定位置にこもってしまうのに、私に遊んでもらうのを待っていたのか、11時くらいに私の足元にやってきて、カリカリと足首を掻き鬼ごっこを求めます。
追いかけるともうダッシュで逃げ、時々ジャンプしながら、家じゅうの大運動会でした。
それを真夜中まで何度も強要するのです。
本当にご近所迷惑なことです。
うさぎ先生は6歳の老体にむち打ち、信じられない程、オリンピック選手なみの持久力で無邪気に逃げては隠れを繰り返しておりました。
ふと、こんなに最大級の元気な姿を見せてくれるなんてもしかしたら、これはうさぎ先生の最後の私へのギフトなのかも知れない、と思ってしまいました。
翌日はいつもなら7時には階段をトコトコと軽やかに降りて来て、母を起こしに来るのですが、いつまで経っても降りて参りませんでした。結局午後の2時まで植木の中に潜んで寝込んでおりました。
もう命尽きたのか?と少々心配になり、抱き上げて一階のご飯を食べさせたところ、猛烈に食べ始め、すっかりいつものうさぎ先生に戻っておりました。
まだまだうさぎ先生もお役目がありそうです。
番外編:
幸せ太りをしている鳥取の女王 ミケル