昨日は44匹、多頭飼育崩壊宅から保護されたうち、こちらでお譲り受けた4匹の中の2番目の「おにいちゃん」を横須賀の新・ご家族さまのお宅までお届けに行って参りました。
またまたHさまご夫妻の大活躍で、往復5時間のドライブの旅を満喫させて頂きました。
奥さまのお話はまるでお伽草紙の語り部のお話を聞いているごとく、とてもリズミカルで巧な口調で、思わず引き込まれてしまい、5時間の旅が楽しくあっという間に感じられました。
ドライブでは東京からお台場を抜けて離れていくにつれ、太陽の日差しがまぶしく強くなっていくように感じられました。
横浜を過ぎて、山を越え超え、横須賀方面のトンネルを抜けるとそこは雪国だった、ではなくハワイだった!というぐらいに、地味な木々が消え失せ、ヤシの木の緑の葉が太陽のもとまぶしく揺れる街並みが現れました。
そして新・ご家族さまのお宅は海岸沿いのリゾートマンションであり、窓の外には海上自衛隊の船や「猿島」に向かう観光船が臨める太平洋の海が広がっていました。
ご家族さまになられたお方は、ハワイの大学ご出身の帰国子女であり、現在、学芸大学で教鞭をとっていらっしゃるというアカデミックな女性でした。
とても素晴らしい経歴のお方であるにも関わらず、謙虚で気さくで明るいお方です。
こちらの猫ちゃん達のご家族さまは最近、魂レベルの高いお方が多くて嬉しくなります。
その方はお一人で海岸沿いのリゾートマンションにお住まいで、リモート講義で世界中の学生たちに「文化人類学」というハードルの高い分野を教えていらっしゃるということでした。
「おにいちゃん」は、こちらに来た時、背骨やあばら骨が毛皮から浮き出て見えるほど、痩せこけており、その上、ストレスによる膀胱炎で血尿を出し続けている子でした。
こちらに保護されてから、通院、投薬そして栄養たっぷりのフードと松本様の熱い情熱的愛情により、かなり回復しておりました。
その大学の先生は、こちらに来られた時、2時間以上も掛けてやって来られて、おにいちゃんをひとめ見るなり、「可愛い可愛い」の連発で気に入ってくださり、ご家族として受け入れてくださることになったのでした。
おめでとう!
おにいちゃん
あらため
「まるちゃん」(目が真ん丸であるため、命名されました)
お天気も最高によく暖かい