2日の晩から翌日に掛けて、再びT.N.R．（野良猫ちゃんの捕獲、避妊去勢手術、野に放す）活動を致しておりました。
今回はアパート前に現れていた2匹の雄猫ちゃん達の捕獲を試みました。
この子達は、もうすでに半年ほど前から餌遣りと捕獲を試みているのですが、なんとも、当日になると、異変を察知するのか、消えてしまいなかなか捕獲が出来ない子達でした。
再度、なんとか・・・と新しい捕獲器も仕掛けて、夜見張っていたところ、なんと今まで見たこともない野良ちゃんが突然登場して参りました。
暗闇の中、2階からそっと観察してみるとマイケルにそっくりな毛の色で、まさか、マイケルが逃げてきたのか！
と焦ってしまったほどでした。
その子が現れると今までの2匹の子達も現れて威嚇が始まりました。
その子は結構厚かましい性格なのか、威嚇にもめげずに自分から捕獲器の餌の方に近寄り、捕獲器にさっさと入って行きました。しかし、餌だけ取ってするりと逃げてしまいました。
今までの他の2匹も捕獲器に入りますが、うまくすり抜けて行ってしまいます。
ようやく山猫にそっくりな珍しい毛並みの子は捕獲器に入ったのですが、ものすごい力で捕獲器を突き破って血を流しながら逃げて行ってしまいました・・・本当に気の毒なことをしました・・・可哀そうに・・・その後、その子と、その子の仲間であった、茶色の「シャーマン」と呼んでいた子は姿を消してしまいました。
その後も朝まで粘っていたところ、ようやくマイケルにそっくりな子が新しい捕獲器で捕まりました。
翌日、その子を病院で手術を受けてもらい夜ようやく帰ってきて、再び捕獲を失敗した子の捕獲を試みようとしましたが、24時間寝食なしで戦った為、立ちながら何度も意識を失い掛け、限界を感じてしまい、やはり翌日の捕獲は失敗に終わってしまいました。
本当に今回の捕獲作戦は神経が死ぬほど緊張し疲れました・・・１０キロくらいを全力疾走したくらいにエネルギーを使いました・・・
不死身の私といえども、一晩で体重が3キロ減っており、脱水状態のしびれがきておりました。自分が倒れてしまったら元も子もない、と反省です。体重はすぐ戻りますが・・・
捕獲に失敗した子達は次回に延期をすることに致しました。本当にその子達は賢い子達なのでしょう。そして捕まったら大変なことになる！と野良猫ネットワークで皆に知らせた為か、ノーランズ猫ちゃん達が昨日より見掛けなくなってしまいました。
その子達が他の餌場でも何とか食べられているか案じてしまいます。また血を流して逃げた子の体調も心配になってしまい「天界の愛と光」を送らせて頂いております。
今回捕獲した新顔の猫ちゃんを保護することに致しました。
その子はきっとマイケルの兄弟に違いありません。
憶測するに、近所の農家さんのどなたかが、アメリカン・ショートヘアのブリーダーをしていて、いろいろ掛け合わせて販売し、売れ残ったり、もう用済みになったり病気を持っていたりした子を捨てているのではないか、ということです。
今回の新顔さんも数日前に捨てられたのではないか、と思えます。野良ちゃんにしては毛並みもきれいであり、人馴れしている感じでした。
命名：ミシェル（マイケルの弟であるから。マイケルよりもずっと繊細で臆病かつ、優しいボーイです）
「弟よ！しばらくだったな！ぼくちゃんより可愛がられたら許さないぞ！」
By マイケル
「取り巻きメンズに入れてあげるわ」
By ハニエル
