jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

天才セラピー・キャット!マイケル公式デビュー!

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美少女たちに囲まれてもみくちゃハーレム状態のマイケル



 

20日小平市民祭りで一年半の沈黙を破り、遂に「天才セラピーキャット、マイケル」

が公の場でデビュー致しました!

 

お祭りの大騒音や恐ろしい人並の中で悠然と構えて、身をゆだね、時になでられて身もだえして喜ぶパフォーマンスまで見せてくださいました。

また子ども2人の「占い&ヒーリング」にも挑戦し、見事、全身全霊を掛けてチャネリングをし、身体に熱を発しながらも、子ども達のハート・チャクラに手を当てて、癒していました。

 

このお方は偉大なる「スーパーキャット!」でした。お見事!

数百人もの観客の方々を魅了し、癒し楽しませてくれたマイケル!

 

捨て猫マイケル!私の家の玄関前にマイケルを捨ててくださった方、感謝申し上げます!

 

以下、昨日、皆さんに見て頂いたマイケル物語です。

 

 

 

 

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セラピーキャット、マイケル氏


マイケル Michael物語  

 

マイケルは2018年の3月に私の家の前で保護された捨て猫でした。彼の名前は最初、縁起の良い「紀伊国屋文左衛門公」にちなんでブンちゃんでした。私の家の玄関前には度々、猫が捨てられているのです。こちらで保護している猫は、ほとんどが私の近所で捨てられた猫達です。ブンちゃんが捨てられた頃、かなりの数の猫達も同時に私の家の前に捨てられており、毎晩、玄関前では大きなうなり声をあげながら餌の争奪戦が繰り広げられていました。その中でブンちゃんは私が餌を持って行くと、まったく逃げようとせずに堂々と近寄ってきてはその場でガツガツと散らかしながら食べるという珍しい猫でした。そして次々に家の前で捨て猫を捕獲器で捕獲しては保護していた中で、ある雨の降り注ぐ晩、ブンちゃんと朝方もう一匹の家康君と名付けた猫を捕獲することに成功しました。その夜は、ブンちゃんを捕獲器に入れたまま車の中で、朝まで保護しておくはずであったのですが、なんと車を運転する方が扉を開けると、ブンちゃんが助手席に座って、横を向き、まるで「おはよう」とあいさつをしているかのようだったそうです。ブンちゃんは、信じられないことに、捕獲器をこじ開けて、車の中に出てしまっていたのです。その後、なんとかボランティアの方のおかげで捕獲器の中に押し込め、病院に連れて行き、ブンちゃんの去勢手術は成功しました。手術の間に獣医さんが全身を診察してくれた結果、ブンちゃんの口の中はできものだらけであったそうです。その為に、食べる時に食べにくく散らかしていたのだと分かりました。その晩、ブンちゃんと家康君を保護する為に、保護シェルターとして使っていた1キロ以上離れたマンションの一室に2匹を連れて行きました。2匹を部屋に入れるとブンちゃんだけはケージに入ることを強く拒み、部屋の中でくつろいでいました。もう一匹の家康君と命名した猫は、ケージの中に入れて保護することになったのです。ブンちゃんはずっと機嫌が悪そうにうなりながらも、しっかりとフードを大量に食べてはトイレに何度も行っておりました。その姿を見て、私は安心して夜は自宅に戻ってしまったのです。その深夜、保護シェルターに住んでいらしたSさんから突然の電話があり、なんと2匹が2階のベランダから逃亡してしまったというのです。慌てて、駆け付けると、ブンちゃんの姿はもう消えており、家康君は2階のベランダを伝ってお隣のベランダの端でうろうろとしていました。私達はお隣に事情を話して中に駆け込み、網を使って捕獲しようとした瞬間に、家康君はベランダから飛び降り、そのまま闇に消え去ってしまいました。あまりのショックで茫然としてしまいましたが、とにかく捜索をしなくては、ということになり、その晩から果てしなく虚しい捜索が始まったのです。Sさんの証言では、ブンちゃんは、家康君の鍵がかかっているケージの扉をこじ開けて逃がし、2匹で共謀して、一ミリ程開いていた重い扉をこじ開けて、ベランダに出てしまったということです。Sさんが見ている前でブンちゃんは、ベランダから器用に柱を伝ってするすると降りていったとのことでした。彼は逃亡の名手であるように見受けられました。彼らがもともと棲みついていた場所は、一キロ以上も離れた私の家の前です。私はもしかしたら、そこに帰っているかも知れないと思い、自宅近くを探していると、なんとなく家康君は帰ってきている気配はありました。しかし、もう一匹のブンちゃんの姿は影も形もなく、私達を奈落の底に突き落としてしまったのでした。それから朝から晩まで毎日毎日、辛い捜索を繰り返し、私自身も精神的に参ってしまうほどでした。その間、他の捨て猫たちも徐々に保護することになりました。その中にとっても可愛らしい美猫のハニエルがいたのです。ハニエルは多頭飼育をしているお宅の玄関前に捨てられた雌猫でした。そのお宅の他の猫達にいじめられ、かなり後ろ足辺りに深い傷を負っているということで、頼まれて保護したのでした。シェルターの部屋は、ハニエルが来たおかげで以前よりもちょっと華やいだ感じになりました。ハニエルが来てから数日経ったある日、ハニエルが窓の外からしきりに下を眺めていました。そして窓の外からは、何やら甘えた仔猫のような鳴き声がして参りました。すかさず見下ろしてみると、なんと闇の中にはっきりとブンちゃんのシルエットが見えるではないですか!あの独特なアメリカンショートヘア―のようなグレーの縞模様に、ぶちゃっとつぶれた愛嬌のある丸顔。そして体全体が真ん丸としたお饅頭のような、満月のようなお姿です。この世には他にいない、とてもユニークな姿は、まさにブンちゃんでした。

こちらが「ぶんちゃん!」と呼ぶと、ぶんちゃんは甘えた声で「にゃー」と返事をしてきたのです。すかさず、フードを持っていくとブンちゃんはこちらにすり寄って参ります。頭をなでてもまったく逃げようとはしません。何度か頭をなでて、「うちに帰る?」と訊いてみると彼は「にゃ~」と甘えた声を発しました。すぐに私は彼の首根っこを掴み抱きかかえると、ブンちゃんはまったくの無抵抗でぐにゃぐにゃと身体の力を抜き、私にゆだねきって参りました。そのまま部屋に連れて帰ると、彼はまったく何事もなかったように大あくびをし、さっきまでここにずっといたかのように、置いてあるフードを食べて、水を飲み、トイレに行くと、逃亡以前にもあったクッションを見つけるとどっしりと座り込み、眠り込んだのです。

一か月以上もどこでなにをしていたのか。しかし、彼はまったく衰弱しておらず、むしろ少し太って帰って参りました。

一番の疑問であったのは、そのシェルターにしていた2階の部屋は、大きなマンションの中の数ある似たような部屋のひとつであり、しかもブンちゃんのここでの滞在時間は2,3時間であったはずです。それを、ブンちゃんはピンポイントで見つけ出し、私に向かって鳴いて訴えてきたことが不思議でなりませんでした。彼はきっと旅から帰ってきて、窓辺に見たこともないような可愛いハニエルの姿を見つけて、戻ることを決意したに違いないと判断致しました。なぜなら、その晩から彼のハニエルに対する猛烈アピールが始まったからです。日本名にすると逃げてしまうジンクスを感じた私は彼を「マイケル」と改名いたしました。その日から、ブンちゃんこと、マイケルは、こちらに訪問してくる数多くの方々を玄関に出迎えて歓迎し、そして楽しませ癒し励ませる究極の最高に素晴らしい癒しのセラピーキャットに大変身を遂げたのでした・・・」

 

 

                     

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大人気!マイケル