わがジェルちゃんには、少々困ったところがあります。
超スーパー甘えっこで片ときも私から離れたくないようで、部屋の中ではどこに行ってもくっついてくるし、いつまでも待っています。
それはそれは愛くるしいことで可愛いのですが。。。
いわゆる人間でいうところの承認欲求の塊なのです。
毎日の行動で、フードやおやつを食べて満足したかと思うと、ささっとどこか、たとえば階段の中段とか、ドアの陰などに隠れ、(昨晩は大きなゴミ袋の中に入り込んで隠れて鳴いていました)
そして突如
「うわ~ん!」
とだだをこねている2歳児の子どものような声で鳴くのです。
それが重低音で、アパート中響き渡るほどのよく聞こえるのです。
他の人が聞いたら、人間の子どもが泣いていると思うでしょう。
毎回、「何?どうしたの?」と呼び掛けても近づいていくまで止めません。
仕方なく近づいていくとごろんと横になって、大きく伸びをしてお腹を触って、と要求して参ります。
お腹をさすってあげるしばらくは満足した顔になります。
そして何事もなかったかのように普通に戻るのです。
そして私がまたやっていたことの続きをしていると、今度は別の場所に隠れて、また同じようにお腹の底から発するような、詩吟のような「ううううお~ん」と鳴きだします。
これを寝るまで、何度も声色を変え、隠れる場所を変え5,6回繰り返します。
これは可愛いというより、うざい、面倒くさい・・・
毎晩、かなりのストレスで「もう止めなさい!」と最後ははがいじめにして抱きかかえると「ふぎゃ!」っと嬉しそうな悲鳴を上げ終わりになります。
ジェルちゃんのこのルーティーンなのか、人の愛情を試すような「お試し行動」はいつまで続くのやら・・・
やはり足を折られて捨てられた時のトラウマがあるのでしょう・・・可哀そうに
一方でエンちゃんの方は、以前はかなりのやんちゃおてんば娘であったのですが、最近はかなり大人になって参りました。
ますます賢く、冷蔵庫の上に乗っても降りなさい、止めなさい、というとすぐにいうことを聞き、お座りとお手はびしっと、まるでシェパードの警察犬のようにきめます。
声も小さく「わんわんくーんくーん」と子犬のような声を出しますが、周りにはあまり聞こえません。
そして、私の膝を独占しているジェルちゃんを横目にして、遠くからこちらを眺めています。
でも、もしかしたら構ってもらえないストレスをためているのか、時々狂ったように毛づくろいをしています。
甘えん坊で我がままで独占欲の強い次女と賢く忍耐強い長女という感じがします。
これはまさに個性のまったく違う2人の姉妹の子育てをしている感覚になります。
両方に平等に惜しみなく愛情を注がないと、と思います。
それでもネコは天使です。