本日、3月13日は、朝から恵みの雨が降っております。
このところ晴れの日が多く、乾燥していて畑の土埃が舞いあがり、花粉症ではない私でさえ、今年は目のかゆみを覚えておりましたので、このような雨は空気中に舞っている粉塵を抑えてくれそうで有難く思います。
最近、また暴走気味であったため、今朝はぐったりと寝込んでおりました。しかし、一本の電話でまた緊張が走りました・・・
近隣の市の方からのお電話でした。
庭に来ている迷いネコがいる、自分の家には文鳥もいるし、ご主人が喘息持ちだから飼えない、そちらで保護して欲しい、というご依頼。
しかし、うかがっていると、長毛種であるけれども、警戒心が強そうであり、生まれながらの野良ちゃんかも知れません。
また私の電話番号が回り回って、この方にいったようですが、お近くで大きなボランティア団体さんもいると知り、まずは市役所にご相談をしてください、ということになりました。
やはり皆さん、面倒なことは全部、こちらに丸投げをして「良いことをした」とすっきりとされてしまいますが、まずはご自分の庭で起きたことは、自力でできることからやって、ご近所さんとも協力をして頂きたく思います。
それでも、どうしてもどこでも、なにもできないとなったら、こちらで最終的には保護しても良いのですが、その段階に来るまでは努力をして頂きたい、と強く願います。
昨日は、私をネコ活動に導いてくれた団地の多頭飼育崩壊をしてしまったAさんから電話があり、ぐったりとしているネコがいる、自分ではお金もなく病院に連れていけないから、なんとかして欲しい、という依頼がありました。
Aさんは、その団地の自分の部屋にありとあらゆるところから拾ってきたネコを入れて、子ネコも増やし続けてしまい、一時は、たぶん60匹近くにもしてしまったという張本人です。
私も、Aさんにお話しをうかがった時、「困った困った」とへらへらと笑いをされて済ませていらっしゃいましたが、団地の住人たちは怒り心頭で、ネコちゃん達を棒や水をかけて追い払ったり、毒餌を仕掛けたり、とさんざん虐待を繰り返していたようです。
その後、5つくらいのボランティア団体さんがいろんなところから依頼を受けて、捕獲保護をして、私もその子達の慣れている子から保護して合計12匹を保護したのですが、現在もまだ10匹以上は部屋にいるとのことでした。
その方は心の優しい天使系の方であり、憎めない方なのですが、後先を考えずに情に流されて行動をし、結果、周りに大いに迷惑をかけてしまう、という困った方です。
ただAさんが可愛がっていたネコちゃん達は、Aさんのことが大好きであり、癒しの子達ばかりでした。
こちらで保護したグレーテルとミケルをはじめ、ジョヒエル、ホワイト・イーグル(足のケガで一年間治療をし、最後は断脚をした男の子)、ガネーシャ、故ラファエル、故テレサ・・・と皆、心優しい素晴らしく出来た子達ばかりでした。
皆、それぞれ地方の生徒さまのところに引き取られ、とっても幸せな猫生を送っています。(天使になった子達も晩年は最高に幸せでした)
私もAさんのネコちゃん達のおかげで人生が大きく変化し、今までにない学びと経験ができて良かったと思っております。
しかし、Aさんの残されたネコちゃん達はいまだに悲惨な環境の中で、病気をしたりけがをしていたり、汚れたままであったりとずっと気になっておりました。
今回も、Aさんご本人の持病もあり、少しずつ手放したいとおっしゃってきました。
それで、他の市からのご依頼より、こちらのネコちゃん達の方を優先したく思います。
先程お電話を掛けてこられた方は、都内の良い環境の中で持ち家もあり、Aさんよりずっと経済力もありそうですから、私たちのような自費ですべてをやっている弱小個人ボランティアに丸投げをせずに、ご自分の力の中で何とかしていただきたい、と強く願います。