jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

再捕獲

 
昨日は、以前母子で不妊去勢手術をし、リリースしてしまった母猫の方を再度、捕獲保護しました。
 
 
プリンス君のお母さん猫です。
 
今年の2月から3月末まで、近所のT.N.R活動で、最初に猫捕り名人のMさんが捕獲した母と息子猫がこの子達でした。
 
Mさんは、この2匹はとてもフレンドリーで扱い易いとおっしゃっておりました。
 
 

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プリンスママとプリンス君。捕獲された当初

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捕獲器の中の2匹

狭い捕獲器の中で2か月も我慢していたのですよね。。。可哀そうに・・・



  
捕獲が一段落した時に、保護できる子達は引き取ることになっており、この母と子は、保護するという予定であったのですが、4月に引き取る段階になり、急に捕獲名人のMさんが、「この母猫は野良っ気が強く保護は無理」とおっしゃり、可哀想であったのですが、息子だけ引き取り母猫は近所に放してしまったのでした。
 
その後、その母猫はどこかに姿を消してしまっていたのですが、この夏になると突如、ご近所の空き家付近に姿を現すようになったのです。
 
その姿は、息子のプリンス君にそっくりでありましたが、仔猫であったプリンス君よりも小さく痩せこけてしまっておりました。
 
放してしまった後悔もあり、その後、そっと空き家の玄関前の雨のあたらない場所を借り、毎晩フードをあげることになったのです。
 
プリンスママは空き家とその横の家を行き来しており、私が通ると、ママは、すぐに顔を出し、礼儀正しく正座をして、ご飯を待っております。
 
その姿が健気であり、気の毒であり、なんとかしてあげたいとずっと思っておりました。
 
いつもプリンスママが潜んでいる家を訪問し、「この子のお世話をしているのですか?」と伺うと、その家のご夫人は「私は猫が大っ嫌い!来ると追い払う!」と豪語しておりました。ご夫人はご近所の情報通らしく、どの家が猫好きか嫌いか、また犬派か、とか、家族構成情報とはやたらと詳しく噂好きであると見えました。
 
結局、プリンスママが潜んでいる辺りではどのお宅も、プリンスママをよく思っていないようでした。
 
実は、プリンス君はトーマス君と共に、もうすぐSさんのお父さまの待つ熊本に派遣されることに決まっております。
 
可愛い可愛いプリンス君がいなくなる前に、母と息子を再会させ、プリンス君の代わりに、Sさん宅で保護するということになったのでした。
 
もう時間がないと思い、保護活動をされていらっしゃる方から、昨日は使っていない捕獲器をお借りし、捕獲を断行致しました。
 
2時間ほど、粘ってみると、よほどお腹を空かせていたのか、以前も掛かった捕獲器に、再度、プリンスママは入ってしまい、あえなく捕獲保護となりました。
 
しかし、かなり暴れたと見えて鼻先を怪我し流血しています。
 
またよく見ると、耳は蚊に喰われまくり、身体のあちらこちら傷も見られ、痛み切っており、この数か月間の野良生活の過酷さがにじみ出ていました。
 
また捕獲器からキャリーバックに移そうとすると頑固に抵抗し、時間が掛かってしまいました。
 
Sさんには、小平まで来て頂き、無事にプリンスママを引き渡すことができました。
 
 今まで空き家に餌を置いていたという後ろめたさがあったのですが、その一か所と一匹だけは、私の餌やりルートからは外れ、ちょっとだけ安堵致しました。
 
しかし、ご近所では、餌やりだけ長年して猫を大量に増やしてしまっていた老婦人とそのご家族がもうすぐその猫達を置いて引っ越すそうです。
 
その後、本当にどうしようか・・・と案じております。私一人の餌やり、そしてT.N.R活動では到底こなせない数の猫達があふれ出してきそうです。
 
ご近所が一丸となって「猫対策」をして頂くしかございません。
 
ひとごとだと放置せずに、深刻な環境問題だと思って取り組んで頂きたい。
 
絶対にそうするべきです。
 
すべていきものに尊厳を!天界の最高最善の愛と光を!