jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

いろいろとございました・・・

この数日の間にいろいろなことが起きました。

 

まず、本日は前夜から7台仕掛けていた捕獲器のうちの一台に白黒ちゃんが掛かり、

先程、ご近所の新しい車搬送ボランティアさまと一緒に「おおにし動物病院」まで行って頂きました。

 

車搬送のボランティアさまは、駅の「白ちゃん」こと、ダイアナさまに10年以上も優しくしてくださっていらした方です。

 

ご夫婦で猫ちゃん達を大事に思ってくださり、この度ご主人さまが70歳で完全定年されたことで、余裕を持って車搬送のボランティアさまを申し出てくださったのです。

 

本当は新しい猫ちゃんを飼いたいとのことですが、奥さまが酷い猫アレルギーを持っていらっしゃり、以前飼っていた猫ちゃんがいた間は、ずっとアレルギーを抑える服薬をされていらしたそうで今回は諦めてせめて車搬送だけでも、と仰ってくださいました。

 

ありがたや。

 

最近、車搬送のボランティアさま方が、コロナが猫からうつるというデマを信じて次々に去って行かれ、唯一心ある松本さまのみがお手伝いをしてくださっていたのでした。

 

しかしお一人にすべて頼ってしまうのは忍びなく思っていたところに、Hさまご夫妻が現れました。

 

本当に天界の采配は素晴らしい!

 

また実のところ、車搬送ボランティアの方々は所属していらっしゃる新興宗教団体に私を勧誘することと、政党の選挙活動に巻き込もうとしていらっしゃる下心がありありでいらっしゃいました。

 

こちらもそれをすべて分かっていながらも、猫の為だと思い、その点だけはスルーしておりました。

 

そして何度も集会に招待され、入会試験まで受けさせられそうになった時に、コロナ騒動が起き、寸前のところを救われたのです。

 

その方の去られる時と重なりHさまご夫妻からの申し出があったのでした。天界はすべてをご存知、と再度思い知らされました。

 

感謝感謝

 

 

また先日、我がプリンちゃんこと「プリンセス」さまが、めでたく当ローカルキャットの会からご卒業となりました!

 

祝ご卒業!

 

このお方はこのまま一生、シェルターのおつぼねさまとして君臨し続ける勢いでありましたが、この度、大変奇特なお方が現れ、こんな(失礼!)お方でも「可愛い」とおっしゃってくださり、まずはトライアルからということになりました。

 

Sさんのブログに詳細があります。 

 

このプリンちゃんには、いろんな思い出があります。

 

ちょうど2年ほど前に、他のボランティアさんから無理矢理餌やりを押し付けられ、現場に行ってみたところ、その方のお話ではすべての猫はT.N.R.をしているということだったにもかかわらず、いるわいるわ・・・まるで猫島のように盛りまっさかりの未手術の猫があふれかえっていた地域であったのです。

 

月夜に照らされた広々とした畑にあらゆる叫び声をあげながら自由に飛び回っている猫達の黒々としたシルエットを垣間見て精霊界に迷い込んだような不思議な気持ちになったものです。

 

しかしこのままでは・・・と困り果てて、Nさまより、御紹介頂いた猫捕りベテランのMさまとご一緒に2か月ほど掛かって、そこでは33匹の猫の捕獲をする結果となりました。

 

その中でハチワレ親子の2匹を捕獲し、仔猫の方はそのまま保護することになり、親猫の方も気になっていたのですが、Mさんが「この猫は絶対に慣れない野良だ!」と言い放ち、言葉通り野に放たれてしまいました。

 

仔猫の方はとってもフレンドリーな良い子で、後に、プリンス君と名付けられ、交通事故で背骨に損傷があり、足をひきづっていたトーマス君と共にSさんのご実家のある熊本にセラピーキャットとして旅立っていきました。

 

その後、また再び畑近くに現れたお母さん猫に、私がずっと継続的にフードを与えることとなったのです。

 

お母さん猫は他の猫から追いやられていたようで一匹で空き家に現れ、私が来るのを毎晩正座をして待っていました。

 

いつも同じ場所でお行儀良く待っているその姿がとても健気で気の毒になって参りました。

 

その地域は、住民の方によると、9割の住人が猫嫌いで、一切、猫問題に触れたくなく、もちろん不妊去勢手術などすることもなく放置しており、増えすぎると農家の方なのか、毒入りの餌を撒き、いっせいに野良猫駆除する、ということが慣行になっているようなことろであったそうです。

 

そのことを教えてくださった住人の方はご自分は猫が好きで猫を飼っているにもかかわらず、外猫に関しては、無責任にも、残飯を放り投げてあとは自由にさせていた、としゃあしゃあと仰っていらっしゃいました。(本当にその真意が測り知れません!まだ年寄りではない、50代の方です)

 

そのようなお話を伺い、その母猫を放っておくことができなくなり、再度、捕獲を試みて、母猫を捕まえたのでした。

 

Sさん宅に息子君が旅立つ前に引き取られたのですが、なぜか息子君にまで威嚇し、ずっと不機嫌なままでした。

 

その不機嫌な状態のまま、2年経っても私に対しては威嚇し続け、一切、心を開こうとしてくれませんでした。

 

一緒に住んでくださっているSさんにだけは心を許し一緒に寝ていらしたそうです。

 

もうこの子を里子に出すのは無理かな、とは思っておりましたが、一か八か、と譲渡会でお披露目したところ、その会場にお越しくださった、以前ボランティアを申し出てくださった福祉事務所にお勤めの看護師さんの目に留まり、どんどんお話が進み、ぜひに余生のお供にプリンちゃんを、という期待していなかったような結果となったのです。

 

そして、私が仕事で行けない日に、プリンちゃんこと「プリンセス」さまはめでたく終の棲家であるお宅に旅立っていかれました。

 

と言っても、そのお宅は私のアパートから徒歩3分くらいの場所であります。

 

もし万が一でも脱走してしまった場合でも、きっとプリンちゃんは私の玄関にご飯を求めてくることでしょう?!と変な安心感があります。もちろん、脱走だけはして頂きたくはありませんが。

 

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捕獲されたばっかりのプリンセスとプリンス

 

 

そして大島に旅立ったミケロちゃんとジャンヌちゃんは、とっても楽しそうに過ごしているそうです。

 

良かった良かった。大変な日々が報われます。

 

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すごいショットです。