昨日は、一回目の乳せん癌の手術後の抜糸で、マリヤさんをどうぶつ病院に連れていきました。
抜糸中は声も上げずに必死に耐えていて、健気でした。偉いものです。
マリヤさんの手術は成功し、術後の経過も良いようです。
ただ、エリザベスカラーを着けたままであった為に、首の周りはただれ、そして何よりも目やにが溜まってしまっていたものを取り除くと、そこは皮膚が剥がれていて可哀そうな状態になっていました。
ごめんね・・・マリヤさん。はやく治療が終わりますように。
でも、カラーを取ると、とってもきれいな猫さまが現れて、ちょっと驚きでした。
この方はきっときれいな可愛い家猫ちゃんとして里親さまが見つかることでしょう。
帰ると他の子達の爪切りと耳掃除を一斉に致しました。
大人たちは、いつもは凶暴なプリンセスさんも意外にもすぐに観念して爪切りをやらせてくれ、ささっと終了しました。
しかし、問題は仔猫達です。
しっぽの短いアラミスちゃんは、とにかく必死の形相で捕まるもんか!と部屋中を飛び回って逃げまくり、30分以上もマラソン状態でした。こちらも汗だくでアラミスちゃんもハアハア言いながらも諦めません。
そこにプリンスちゃんが加わり、プリンスちゃんのボックスに逃げ込むアラミスちゃんを囲い、私に猛烈なパンチを食らわして参ります。
最後の最後は、大天使ラファエル!聖フランチェスコ!この子を捕まえて!と叫ぶと、その瞬間に大人しくなり、捕獲されました。
早く天使と聖人を呼び出せば良かったです。
最後のもう一匹のしっぽが中途半端なポルトス君(まだ性別はっきりせず)は臆病で、いろんなところに隠れており、最初は洗濯機の後ろにしかっと挟まれており、引っ張り出すと今度は冷蔵庫の後ろのくぼみにしっかりと頭をつっこみはまり込んでしまいました。
どんなにぴっぱっても何をしても頑固に頭をはめ込んでしまい、びくとも動きません。
思わず自分でもはまって身動きが取れなくなったのか、と思いきや、こちらが離れると、猛スピードでそこから逃走し、またプリンセスちゃんに助けを求めていきます。
こちらは何か酷いことをしているのではと思うほど、恐怖におののいており、気がめいりました。
プリンセスちゃんは「あんた酷いわよ!うちの子に何をするの!」と言わんばかりに、シャー!カ!!バシ!とボックスの中から手を伸ばして攻撃をしてきます。
最後はタワーに毛布で抑え込んでそこで手足を引きずり出して爪を切りました。
そすると意外にも大人しくなって素直に撫でられたりもしていました。
この子達は、里子に出しても大丈夫か、とちょっと不安がよぎります。
保護した時がもうすでに2か月半で野良っ気が出始めつつある時でしたから、やはり慣れさせるのは時間が掛かります。
それに比べて、マルコ君はまだ2か月未満で保護した為、こちらにやられ放題でも何も反発しません。
本当に猫ちゃんは早いうちに保護するに限ります。
あともう少しでアラミスちゃんもポルトス君も、新しい家族に迎えられる予定です。
なんとか大人しくなって幸せになって頂きたいと切に切に願います。
しかし、世の中にもう野良猫はいてはいけない!と思います。
すべての猫は家猫にすべきです!
岩合光昭さんの番組に出ている幸せな野良猫ちゃんなんて、1万分の一匹くらいのものでしょう。
この冬を外の猫ちゃん達は乗り切れるか・・・心が痛みます。