jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

天使になったエイミーちゃん

 

皆さまにも応援して頂いていましたエイミーちゃんが昨晩21時40分、天使の世界に戻って行きました。

 

とても安らかで軽やかな最期でした。

 

今にも壊れそうにはかない小さな小さな命でした。

 

一週間ほど前に天界から「あと一週間、1週間。買ったおむつはもう要らない・・・」というような声が聞こえてきていました。

 

私はそれをなんとかポジティブに思いたく「あと1週間で、エイミーちゃんのお腹の調子が良くなりおむつが取れる・・・最高最善の方向に最高最善の方向に・・・」と唱えてできる限りのお世話をしておりました。

 

それがちょうど本当に1週間後に天使になることなんて、考えたくないことでした。

 

なんとなく、エイミーちゃんは私を気遣って私をお世話から解放してくれたのでは、と感じます。

 

確かに、エイミーちゃんのお世話はこれまでにないほど大変なものでした。

 

大腸も小腸も筋力がないのか、来た時からずっと排泄がうまくできず、ずっと尿も便も自然に出てしまうようで、部屋中、あちらこちらに水たまりができてしまっていました。

 

そして身体じゅうべっとりとそれをつけてしまい、部屋中に小さい足跡をつけていました。

 

その匂いが結構、野性の獣のような臭いで部屋が動物園臭で満ちてしまっていました。

 

また圧迫しないと固まった便の排便ができず、3時間おきにお腹を押し出して排便させないといけないのでした。

 

でも私は結構その作業は嫌ではなく、押すとにゅるっと出てくる便を見て、達成感を覚えながら楽しんでやらせてもらっていました。

 

しかし、これをこの子の一生涯できるのか、と言ったら、正直にいうとちょっと将来に不安も覚えてもおりました。

 

エイミーちゃんは、いつも申し訳なさそうな瞳で、じっと私を見上げて、か細い声で

「ごめんなさい」と言うように「ミーミー」と鳴いて、私の膝に飛び乗ってはゴロゴロと喉を鳴らし甘えながら寝てしまうのが常でした。

 

 

 

そんなエイミーちゃんは、亡くなるちょっと前にエイミーちゃんはものすごい奇跡を起こしてくださっていました。

 

 

4匹の仔猫が産まれてしまって困っていたおじいさん宅の仔猫達の募集をしたところ、すぐにとても良い感じの方からのお問い合わせがありました。

 

しかし、もう仔猫を一匹引き取っている為に、どうしても一匹だけ譲って頂きたいとおっしゃいます。

 

おじいさん宅の一匹だけを選ぶのはなかなか難しく、ふと、ジョー君を見ると、目で何かを訴えて参ります。

 

「もしかしてジョー君が行きたいのですか?」と訊くとジョー君は何度も目を閉じて「行きたい」と言っているかのようでした。

 

ジョー君は体力が有り余っており、エイミーちゃんとでは遊べずにストレスが溜まっている感じがしました。

 

私もジョー君と一日中遊ぶのですが、きっともっと仔猫同士のかけっこのような遊びもしたかったのでしょう。

 

その晩、エイミーちゃんはジョー君にそっと寄り添い、今までにないような抱き合って甘噛みをし合ったりしており、なんとなくお別れをしているような感じがありました。

 

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いつになく寄り添っていました

 

翌日、早速、里親様候補の方が連れてきて欲しいという連絡があり、まだ完全に人に慣れ切っていな状態で、少し不安もありましたが、天界に委ねて、松本さまのお車で、ひかりさんの同行で共に、里親さま候補のお宅に伺いました。

 

少しの間、エイミーちゃんをケージに入れて出かけることになりました。

 

「お兄ちゃんが幸せになる為にエイミーちゃん、宜しくね」と言って、ジョー君を里親さま候補のお宅に連れていきました。

 

連れて行く前もあっさりと洗濯ネットに入ってくれて、まったく抵抗がありませんでした。

 

もうすでにジョー君は旅立ちを悟っているかのようでした。

 

その里親候補のお方は、シングルマザーのお若いお母さんでしたが、しっかりとした感じで、猫の知識も豊富であり、お子様方も小さいのに悟っているお顔でお部屋もきれいに整頓されていて、信頼できるお方と感じておりました。

 

またお名前も松本さんとおっしゃり、ブランコの松本さんと同じという奇遇、またお子さまのお名前が私と同じという、2つの奇遇で、これも運命かと思っておりました。

 

先住猫ちゃんもとっても可愛らしい長毛の穏やかな男の子で、ジョー君の遊び相手にはぴったりな感じがしました。

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しっかりとしたお母さん

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かわゆい小鉄くん


ほっとして帰ってくると、エイミーちゃんはすでにぐったりとしていました。

 

抱き上げると何度か痙攣を起こし、もうすでに危篤状態であると感じておりました。

 

私は外で餌を待っている猫達がいる為に、ひかりさんにお世話をお願いして、雨の中、餌やりに出かけました。

 

実は2週間前に、団地の庭でエイミーちゃんを捕獲保護したのが、ひかりさんでした。

エイミーちゃんは最期のひとときをひかりさんと過ごして、捕獲保護してくれたお礼をしたかったのではないかと感じました。

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ひかりさんの膝の上で

 

 

 

 

餌やりの間、なんだか、私を待ってくれていると何度も感じておりました。

 

そして一時間半後に戻ってくると、見てくださっていたひかりさんが、「あれ?今までカクカクと呼吸していたのが止まっている」とおっしゃいます。

 

抱き上げてみるとその瞬間にエイミーちゃんが完全に天使になったことを感じました。

 

本当に最期の瞬間まで私を待ってくれていた、と感じました。

 

やはり何をしても「もっとこうしておけば・・・」というような後悔は残ります。

 

しかし、不思議とエイミーちゃんとの約2週間の間、私はすべての外出をキャンセルでき、ほとんど24時間共に過ごすことができたのでした。

 

いつも後ろについて来るために、カンガルーのように抱っこ袋を作って、その中にカンガルーの赤ちゃんのように入れていろいろと作業をしておりました。

 

できることはただ抱っこして、天界のヒーリングをずっと施してあげることだけだったと思います。

 

エイミーちゃんの魂は本当に無色透明の軽やかな天使になっていると感じます。

 

温かいぬくもりの愛をいっぱい残して、天使になってくれました・・・

 

地上の天使だったエイミーちゃん

 

守護天使になってくれてありがとう

 

 

 

 

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天使になったエイミーちゃん