一昨日は、3匹の猫ちゃん達の大手術でした。
1匹は、故エイミーちゃんとジョー君の兄弟の最後の一匹が捕まり、去勢手術をした後、こちらで保護することとなったのです。
6月のある日に都営団地の8階まで駆け上がって降りれなくなった仔猫を助ける大騒動があった夜、実はその子と他にも2匹仔猫がいるという知らせを受け、大捜索をしていたのでした。
8階まで駆け上がっていたジョー君は、早朝、大学生おふたりのヘルプがあり、無事に保護でき、その後、良い里親さまに巡り会いました。
その翌日保護して、エイミーちゃんは生まれつき身体が弱く、数週間後に天使になってしまいました。
そして残る一匹がどこにいるのか、ヒーラーのHさんと必死に探していたのですが、まったく姿を現さず、もう天使になってしまったのか、と諦めていたところ、その2か月後に、Hさんが餌をあげていたその子の父猫が、Hさんを誘導して連れて行った先に、その母猫と共に仔猫がひょっこりと現れた、というのです。
しかし保護するにはもう大きくなり過ぎていた為に、TNRをして野で生きて頂こうと思っていたのですが、Hさんが毎晩可愛がっているうちにすっかり人馴れをして、抱っこ猫になったというのです。
私も以前、故エイミーちゃんが亡くなった時に、もう一匹の兄弟が出てきたら大事にしてあげたい、と願っていた為、これも故エイミーちゃんの願いだと思い、最後の一匹を今回保護することにしたのでした。
Hさんの与える高級な餌とサプリメントのおかげで、丸々と太って大きくなったジョルジュ君をHさんは手掴みで捕まえて、昨日、無事に去勢手術を施し、こちらで保護することになりました。
病院は空いており、30分待っただけで手術をその場でして頂き、日帰りで連れ帰ってくることになりました。
帰ってくると食べていたものを戻してはいたものの元気そのものの様子でした。早速里親探しを致します。
・2匹目は、故エイミーちゃんの生まれ変わりのようにそっくりな新エイミーちゃんの不妊手術でした。
この子をどこで手術を受けさせるか少々悩みましたが、良心的で腕が良く、その場で手術をしてくださる、いつもお願いしている「おおにし動物病院」さんにお願いすることにいたしました。
他の病院だと手続きがとても仰々しく、1週間の入院とか、手術後に包帯にエリザベスカラー装着、とか、かなり面倒なことをさせられ、料金も3万円前後と、恐ろしく高額になります。
一匹だけの飼い猫であったら、それも良いのでしょうけれども、こちらは常に数十匹の猫達の不妊去勢手術を控えており、エイミーちゃんだけ例外にするのは、どうかな、と判断し、やはり簡単にやって頂けるところで落ち着きました。
エイミーちゃんの手術は手術室の扉がオープンになっていた為に、様子が良く見えました。
毎日のように、おおにし動物病院さんには、多くの外猫ちゃんを運んでいますが、やはりいつも過ごしているエイミーちゃんの手術となると、外猫ちゃん達には申し訳ありませんが、気持ちが違ってしまいます。
もちろん、外猫ちゃん達の手術の時も、「ごめんねごめんね・・・」と声を掛けながら手術室に連れていき、天界に無事を祈りながら見守ってはおります。
しかしエイミーちゃんの場合は、まるで我が娘の手術のような気持ちになりました。
遠くから見守っていると小さい身体のお腹にバリカンで毛を剃られ、容赦なくメスが入っていく様子が見えました。
本当に痛々しく辛い様子です。
その場で手術を受け、すぐに返されて参りましたが、やはり全身麻酔を打った後で開腹されて内臓まで取られていることで、かなりダメージがあったと見え、何度もエイミーちゃんは戻し、ふらつき、とっても辛そうでした。
この様子はFacebookのライブ録画で撮らせて頂きました。
https://www.facebook.com/100001734950629/videos/3446205978780533
その経過を見ていると、やはり外猫ちゃん達も不妊去勢手術をすると相当心身にダメージを受けるのだと、あらためて感じました。
しかし、このTNR活動を止める訳には参りません。
雌猫が外で子を産み続け、過酷な人間社会の片隅で邪険にされながら、子育てをすることの方がどれだけ辛いことか、と思います。
https://www.facebook.com/100001734950629/videos/3446261575441640
生涯で2日間だけ、苦しい思いをしたら、あとは発情のストレス、産みそして育ての苦難から解放されます。
心を鬼にし、感情を抑えてこの活動を続けないといけない、と辛い決意を致しました。
・そして3匹目は、こちらで他のボランティアさんから預かった足の悪い子の手術でした。
そのボランティアさんは、捨てられた足の悪い子を保護し、こちらにお願いしてきた時に、「もう骨が固まってしまっているから、一生このままで良い、仕方ない」とおっしゃっておりました。
しかし、まだ仔猫であるし、助けられるなら助けてあげたいと思い、やはりおおにし動物病院さんで手術を受けてもらうことになったのです。
レントゲンで撮ってから中を見てみるとかなり大骨折をしていたらしく、それが若い為に、2本の骨が十字架のようにクロスして固まってしまっていたそうです。
そのまま放置していたら、いずれ、骨が皮膚を突き破って外に出てしまう可能性があったそうです。
今回手術して良かったと安堵致しました。
その手術の説明はこちらに
https://www.facebook.com/100001734950629/videos/3446278595439938
なんと3人の獣医さんが2時間も掛けて大手術をしてくださったそうです。
しかも手術代は、本当に良心的な価格でした。
もし他の動物病院であったなら、10万円はとうに超しているのでしょう。
以前、ホワイト・イーグルを治療し続けていた時は、4つの病院に通い、普通の飼い猫としての治療となり、最新治療を受けてもダメであった結果、切断を余儀なくされましたが、掛かった総額治療代は、新車一台はゆうに購入できるくらいでした。
おおにしさんに最初から来ていたら、とちょっと悔やみました。
おおにし動物病院さま、なんと有難い・・・・
その足の悪い子を退院させ、保護するのをどうしようか、と迷いましたが、結局私の
ペット不可アパートで保護することになりました。
1か月小さいケージに閉じ込めておく必要があるそうです。
しかし、ずっと閉じ込めておくと運動不足になるでしょうから、時々は外に出して動かす必要もあります。
ここには嫉妬深く意地悪なエイミーちゃんもおります。
2匹ともかなり似たような性格のようです。女王様気質、独占欲強し、自己顕示欲強し、主張強し・・・
そして寂しがり屋の甘えん坊。
困ったものです。
外にもまだまだTNRが必要な猫達がごまんといます。
また脱走中の猫も追っている最中。
天界は私にこれ以上を望むのでしょうかね・・・
地域の人達が少しでも手助けしてくださったら、本当にすぐにはやく解決する問題ばかりです。
なぜに協力しない???そのガチガチでコンクリートのような固い頭をハンマーでかち割ってやりたいくらいです。
脱走させた里親詐欺の女性にもです。
(ついルシファーの心が出てしまいました・・・)
部屋では痛々しい2匹の女王さまがそんな私に癒しをくださいます。
セフィーちゃんの傷