jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

守護天使エミエルちゃん

 

昨日は、先日ゴルフ場の駐車場で捕獲保護した猫ちゃん達を、「ねこだいら」さんと共に、元居た場所にお返しに参りました。

 

不妊手術後、動物病院で亡くなった子のことをどうするか、と考えながらおりました。

 

「ねこだいら」さんは本当に猫愛がとってもお強い方で、今回の猫ちゃんの死に関しても、深く強く悩み、獣医さんに細かい経緯を訊ねていらっしゃいました。

 

獣医さんとしても、なんともならない、手術をしている年間で数千匹のうち、どうしても1,2匹は突然亡くなることがある、不可抗力である、というようなことをおっしゃっていました。

 

獣医さんも誠心誠意答えていらっしゃると感じ、決して医療ミスではなかったと分かりました。

 

ただ、返してこられる時、硬直した遺体を捕獲器に入れて返して来られたことは、ちょっと無神経な、感じは致しました。

 

「ねこだいら」さんは遺体を前にして、泣き崩れていらっしゃいました。本当に猫に対して深く強い愛情をお持ちなのです。日常生活のほとんどを猫の為に費やされ、心身共に限界までぼろぼろになるまで尽くされていらっしゃいます。

これまでも数えきれないほどの、傷ついたり病気をした外の猫ちゃん達を引き取り、家の中で面倒をみて来られています。

 

私は職業病で「動物さんは死後はなにも苦しみも痛みも執着もなく、軽やかに楽になりますからご安心ください」と思わず口から出てしまいました。

 

「ねこだいら」さんは私をずっと占い師であると思っていたとのことで、ちょっとまゆつばものにも感じていらしたようです。

 

しかし、この言葉は「ねこだいら」さんの心を軽くしたようでした。

 

信じかけてくださったことを良いことに、後程「亡くなった猫ちゃん達は皆『ねこだいら』さんを感謝し、守護天使になって守ってくださっています。この猫ちゃんは『守護天使エミエル(笑み得る)という名になっています」とお伝えしました。

 

全部信じて欲しいとは思いませんが、この地上では目には見えない、原因不明で起きること、そして立証できないことだらけです。

 

いつも緊張と疲れと怒りでピリピリとし、肩も岩のようになっていらして精神状態もマックスに達していらしたところが少しだけ、ほぐれた感じが致しました。

 

猫活動をしていると、責任感が強く真面目なボランティアさんは追い込まれてしまいます。

 

そういう時こそ、天使とか精霊とか、美しく可愛らしくふわっと温かさを持った、現実世界から避難できて、助けてもらえるお話をする必要がある、と感じます。

 

私のようなおかしなことをいう者も、この猫活動の中では必要不可欠かな、とも思えます。

 

そして、守護天使エミエルちゃんは、その日、早速奇跡を起こしてくださり、目がつぶれていた子が格安の手術費用で成功して目が見えるようになり、里親さまが見つかり、他の三毛姉妹も里親さまが見つかり、まだ外にいる3匹の姉妹も、保護先が見つかりそうです。

 

保護してくださった一人の男性は、私達が捕獲作業をしている時に、満面の笑みを湛えて近づいて来られた方で、もうすでに6匹も保護しているけれども、あと2匹なら受け入れられるとおっしゃった方です。

 

昨日、すでにキャリーバックを2個持って待機していらっしゃいました。

 

この方もまさに地上の天使という雰囲気のお方で、キャリーバックに2匹を入れて持ち帰ろうとされた時、思わず皆で拍手で見送ってしてしまいました。

 

 

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守護天使エミエル(笑み得る)ちゃん

 

この子は、悲惨な場所に生息していた一族を救うために自らの身を犠牲にしたようです。

 

自分の代わりに他の子を保護してくれたら良い、もし生きていたら、お産の時に赤ちゃん達と共に亡くなる予定であった、とのことです。まだ生後半年の身体で妊娠と出産をすることに無理があったようです。また腸も弱い子であったようです。

 

 

守護天使エミエルちゃんが、ゴルフ場で起こした奇跡はこれからもまだまだ続きそうです。