皆さまにご心配おかけ致しておりました、疲れモードでしたが、本日見事に復活致しました!
昨日から、母から送られてきた梅干しをいくつか口にしたところ、ぱっと目の前が明るくなり、体も軽く、異常な眠気が消えていきました。そして、生命エネルギーがよみがえってきた感じがあり、以前にも増してパワーアップをした気が致します。
その梅の実というのは、いわくつきの梅から採れたものでした。
それは亡き父が命がけで守ってきた梅の木から採れた梅であり、目が覚めるほどに、強烈に酸っぱい味は、父からの叱咤激励のギフトであると感じます。
父は若い頃から、家を建てたら実のなる木を育てたいという夢があったそうです。
それで庭のある家に越してくるとさっそく、梅の木の苗を縁側すれすれの迷惑な場所にドンと植え、家族に対して存在感とインパクトを与え、端っこには、ちょっと遠慮がちにみかんの苗を植えておりました。
大事に育てたおかげで梅の木もみかんの木も数年後にはたくさんの実をつけるようになりました。
(なぜ梅の木を縁側すれすれのところに植えたのか、真意のほどは分かりません。枝が張りかなり迷惑な場所に大きく育っています)
毎年、夏の恒例の行事として、父が脚立に昇って梅を採り、母が大きなざるで受けるという催しをしておりました。
父亡きあとは、ずっと母が一人で両方をこなしておりました。
うさぎ先生がいる頃は、ざるの上に、葉っぱがついたまま、ころころと落ちてくる梅の実をうさぎ先生が大喜びで追い回し、時々2本の前歯で噛んで味を確かめるという作業をしておりました。
母が梅を干している作業を、うさぎ先生はじっと見つめており、誰もいなくなると、乾燥してしわしわになったいくつかの梅の実に2本の前歯の跡を残し、毒味をしてやったぞ、と自分の存在を示しておくのでした。
母の漬けた梅の実は結構評判で、近所中から要求されあっという間になくなってしまうのです。
かなり時間と手間のかかる作業のため、有難みなく皆に取られてしまうことを嘆き、母は家族の分はそっと隠し残しておいてくれるようになりました。
今年も天気をにらみながら、雨の合間に干して漬けたとのことで、母の必死の思いが伝わって参ります。
父と母とうさぎ先生(プラス弟も梅狩りが好きでした)の思いが詰まった命の梅の実は、私を見事によみがえらせてくれました。
クエン酸も疲れた体に良いようですね。
ただ、実は私は梅の実アレルギーがあるのでした・・・
3粒まで口にしても大丈夫なのですが、欲張って4つ目を口に入れてしまうと、とたんに体中がぞわぞわと鳥肌が立ってきて、息も荒くなり発熱してしまうのです。
1時間もすれば治まるのですが、これも因果な症状です。
好きなものに対してアレルギーを持つ、というのはHさまの奥様も同じお悩みをお持ちです。
奥様は、愛してやまないネコちゃんに対して、猫アレルギーがあるそうなのです。
飼っていらっしゃった間は、毎日のように喘息の発作と戦いながら死に物狂いでネコちゃんを愛でていたとのことです。
今もネコ活動を苦しそうな肺呼吸をなさりながら、時に酸素ボンベの力をかりながら、命がけでお手伝いをして頂いております。
そんな荘厳なお姿を拝見していると、世間の人達が、「猫アレルギーだから活動できない、猫を全部連れていって」と勝手なことばかりを申す人達を見ると心底イラっとしてしまいます。
命を懸けた荘厳なるご活動に敬意を表します。
私も命がけで梅干しを食します。(ちょっとニュアンスちがうね)