私は、雨から攻撃されることをもう最初からあきらめております。
私が外に出ようとすると、これまで晴れていた空が怪しげに曇りだし、次第に待ってましたとばかりに、まるで狙い撃ちされているように集中的に雨が降って参ります。
私が行くところいくところ、移動式シャワーヘッドにシャワーを浴びせられている格好となります。
遠くの人が見たら、私の頭上に小さな雲が浮かんでいて、私を追いかけているのが見えるはずです。
そういう時に、うつろに空を見上げると、遠い方面は青空が見えて晴れています。
またですね、とあきらめのため息をつきながら、傘を差します。
最近、台風でも折れないという芯がたくさんある傘をホームセンターで購入しました。
すぐに壊れる簡単なビニール傘と違って、これは自転車の傘さし運転でもOK(ほんとはダメです!)です。
今までの人生で、何かと大雨の浄化を頂いているため、この現象を有難く思うことにしております。
きっと水のお浄めが必要なのでしょう。
私の過去世では「龍」であったこともあり、雨を司る龍神に好かれているからだとも思います。
お浄めが必要なけがれた心と魂であることも自覚が大いにあります。
怒ってはいけない、と思いながらも、最近は特にネコに対して意地の悪いことをしてくる輩がいると、怒りが沸き起こり呪いの念を送りそうになります。
まずいまずい・・・
たぶん、私は過去世で、術使いのような者であり、呪いの術を意のままに操り、天変地異を起し、結局はそれが最後は鏡返しに返ってきて、自分自身が地獄界に陥ってしまったことがあり、その反省から、2度とその負の力を出さないようにと、封印しているのだと思います。
しかし、時々、それを忘れてしまい、特定の人間に対しては封印を解きそうになってしまいます。
それで、天界からは怒りを鎮めるために、冷たい雨で浄めてくれているのだと思います。
実家では、よく母が病院からもらってきたおびただしい薬袋を私の前にもってきて、老眼鏡を取り出し、わざとらしく、
「えっとー、効用は、『頭痛、高血圧、わるいこころ(悪心)』あ~あんたに飲ませなきゃね」と老眼鏡を下にずらし、ちらっと横目でこちらを見ます。
「おしん!!」
と毎回突っ込みを入れるのですが、わざと忘れたように、それを繰り返します。
まあ、いいか・・・とあきらめです。