暦の上では今日は立秋ですね。
私の住んでいる辺りでは少し前から秋の気配が漂っており、おびただしいほどのトンボが飛んでおります。
ここ一か月以上、毎日のように弟の病院に通っておりますが、そこに行くと、まるで日本から時空を超えて、ベルギーのアントワープ近くのヒールに飛んで行ったような気分になります。
去年の6月に10年来の念願であった聖人ディンフナを訪ねる為に、テロなどで危険と言われていたブリュッセルを経て、2時間ほど郊外のGheelを訪ねて参りました。
その聖地は想像していた聖なる土地というより可愛らしいおとぎの国のような街でした。
聖ディンフナの教会跡の病院も、魔女の隠れ家であったような中世の雰囲気を色濃く残す場所で不思議でキュートな場所です。
去年そこに訪れた時に、聖ディンフナに対して何度も呼びかけておりましたので、その言葉がディンフナに通じて、今、私はそこによく似た場所に通うことになっているのではないかと思えます。
毎日、ふとデジャブを観ているようなまたはGheelに来てしまっているような気分になります。
今、通っている病院は、たぶんデインフナの病院をモデルにしたのではないかと思えるほど建築様式も似ておりますし、庭の感じもよく似ております。
何よりも、ディンフナの病院の庭に修道女達が実験的に植えて育てていたという薬草も、こちらでよく見掛けるのです。
時々摘んで持ち帰り香りを楽しんだりしております。
そして今年何よりも不思議なのが、そのディンフナの聖地のような深い森や野原を歩いていても一度も蚊に刺されていないということです。
いつもの年なら、ちょっと外に出ただけで10か所くらい刺されてアレルギーによる熱を出していたのに、今年はまったく刺されておりません。
これはまさに聖ディンフナの奇跡か?または私が毒素を発しているので蚊も近寄らないかのどちらかだと思います。
まさに聖ディンフナの奇跡を頂いております。