jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

エデンの園の構想

ディンフナの理想郷またはエデンの園
 
これは、さかのぼること2004年からのお話になります。とても長いストーリーになることをお許しください。
ニュージーランドに滞在中にヒプノセラピーとエンジェルセラピーを学び終えてすぐに会社を辞め帰国したての頃に、私に強いヴィジョンが何度も浮かんで参りました。
 
それはいつもこういったものでした。
 
「30億円の資金が入り、日本にリトリート・センターを造る。そこでは、地球で生き辛い、アース・スターズ、アース・エンジェルズ、アース・エレメンタルズである、元ホームレスの方々そして障がいを持った方々そして、ホームレスのワンちゃん猫ちゃん達や他の野生動物達が、共同生活をしながら自由に伸び伸びと暮らしている。何かできる人は作業をし、できない人達はただゆったりと過ごしている。主に、オーガニックな農作物を作り生計を立てている。またリトリート・センターでは癒しのワークショップなども行なわれている。皆がとても幸せで平和でのんびりと地球で暮らしている」
 
というようなヴィジョンであり、それは何度も何度も繰り返し、私の脳裏に浮かんで参りました。
 
その前後には、前世の自分の姿なのか、同じ似たようなリアルな夢を何度も見ておりました。
私は毎回学校の教師をしており、毎回最後は悲惨な終わり方をするという夢でした。
ある時は、「自分が教会のシスター兼教師で、生徒達を引き連れて野外授業に出ていた時に、大雨が降り大洪水となり、皆が流されそうになった。そこに板切れが流れてきて、必死になって生徒達を救助し、しがみつかせると自分は流されて水の中に沈んで行く」というものでした。そのリアルな夢を見て起きる度に自己犠牲的な人生に感動しながらも胸が苦しくなっておりました。
 
そのような話を、セラピスト仲間に何度かしておりました。たぶん、自分が前世で果たせなかった平和な村を造る実現を今世で行なわなければいけないのだろうな、と漠然と思ってはおりましたが、30億円という金額のお金がどこから入ってくるのか、まったく想像もつかず、催促されるようにヴィジョンは何度も訪れるのですが、そのまま月日が流れていきました。
 
そして2007年に父親が亡くなった直後に、ニューヨークの郊外にあるリトリート・センターで「ブライアン・ワイス博士の前世療法講座」を受けるチャンスが訪れました。
 
そのリトリート・センターは、まさに私がヴィジョンで観ていた理想郷のような場所でありました。
そこでは、世界中から集まってくる参加者の方々がおり、自然豊かな広い敷地内で、点在している小さいロッジや、テントなどに寝泊まりし、日中に行われる様々なワークショップに参加するのでした。敷地は広大で手つかずの原始的な自然にあふれた場所で、敷地の中に湖や森や林などがあり、そこに様々な野生動物が訪れる人間を気にすることなく、自由に伸び伸びと暮らしておりました。私はキャンプ場の近くの湖のほとりで毎朝散歩をすることを日課にしておりました。そこにピーターラビットのようなうさぎの親子と毎朝同じ時間に遭遇し、少し距離を保ちながら挨拶を交わしておりました。
 
そのリトリート・センターでは、世界中から集まったボランティアの方々がスタッフとして働いておりました。そこでは、オーガニックや野菜も育てており、その野菜で3度の野菜だけのベジタリアンの食事を、大きなレストランで提供しておりました。どの食事も色とりどりの野菜が豊富に使われており、最高に素晴らしく美味で本当に幸せを感じることができました。
そのリトリート・センターでは、有名なスピリチュアリスト達が来られて各講堂では毎日、様々な癒しのワークショップを開催しておりました。その昼食時間は2時間もあり、その空いている時間に、昼間の無料ワークショップに皆、参加しておりました。それは、ダンスやヨガなどといった身体を動かす健康的なものでした。
ブライアン博士のワークショップもとても良かったのですが、他のワークショップの体験もとても素晴らしく、そして何よりもその自然豊かな理想郷のような場所に癒され、魂がよみがえったのでした。そしていつかまた来たいといつも願っていたのです。
 
それからまた月日が流れ、去年は長年訪れたいと願っていた、ベルギーのヒールという地にある「聖ディンフナの教会と病院」を訪ねることがようやく叶いました。
 
ベルギーのブリュッセル空港に飛行機が着陸態勢になった時に、野生のうさぎさんの家族の一群が空港の草むらの中に、その茶色のふわふわとして毛をなびかせて走り、時折、立ち上がって飛行機の着陸を見守っているという姿を見せてくれて、まるで自分を歓迎してくださったようで感激致しておりました。
 
その後、電車を乗り継ぎ、ヒールの街へようやく訪れることが叶いました。現在では、中世のヨーロッパの赤茶色のレンガの家々と、モダンな家々が融合しとても可愛らしい街になっております。そこに現在は大きな新旧のディンフナ病院が建っており、街のシンボルにもなっております。その昔、そこでは、教会の中庭に、シスター達が薬草を植えて育て、それらを煎じて、脳の病を持つ患者さん達に処方し、同時に魔術的な治療も行ない、多くの成果を出していたという伝説の場所でした。現在は、周囲に多くの農地が見られました。電車からそのヒールの駅に降りようとした時に、自転車を電車に担ぎ込もうとしていた女性が、自転車のハンドルのところにぶら下げて運んでいた、あまりに大きな収穫したばかりの野菜の大きないくつもの袋を運び込むのに手をこまねいていらしたので、それらを電車に運ぶ手伝いをしてあげました。その女性は服装もシンプルなもので、日に焼けて、長い髪も簡単にくくって、オーガニックな雑誌に出てくるような自然体の雰囲気の印象的な女性でした。きっとヒールの街はオーガニックな野菜で有名なので、近隣からも多くの皆さんが買い出しに来られるのだと思っておりました。
 
そして、今年、はからずも弟がディンフナ病院をモデルにしたような病院に入院することになり、毎日、ディンフナを感じ取っております。
 
また今年、テレビドラマの倉本聰さん脚本の「やすらぎの郷」を拝見し、あのような形態の住居環境こそ、まさに理想郷のリトリート・センター、と心が打たれました。
 
私のヴィジョンで観ていた場所は、もしかしたら、倉本聰さんのおひざもとである北海道ではないかと思えて参りました。なぜかというと、ヴィジョンの平原の中に白樺の林が出て参ります。
 
今、気が付くと、周囲にじわじわと同じような思いを持つ方々が集まって来られています。
 
親御様が今まで毎年のようにずっと北海道にキャンピングカーで訪れ、北海道に精通しており、お仲間も多く、いつか北海道に定住したいと願っていらっしゃる方の娘様、また以前、北海道の牧場で短期間働いていらして、将来はまた北海道に住みたいと願っていらした方。また昨日までは、自分たちで理想的なグループ・ホームをつくってそこで、ご家族全員で住み、皆で共同生活をしながら、自由に伸び伸びと暮らしたいという方。障がいのあるお子さまの将来を案じていらっしゃる親御さまの方々。
 
今、偶然ではないことが次から次へと起こり、前世から立てていたはずの計画が実行に移されようとしているのではないかと思います。
 
理想的なヴィジョンではこんな構想です。
 
実際の表向きには、NPO法人のグループ・ホームで、精神薄弱や障がい者、そしてご老人の方々の共同生活所。作業では、主に農作業や、木工などの制作をする作業所があります。
 
住む場所は、小さいロッジのようなところに個人個人で住みます。
保護されてきた犬や猫などの動物達も基本的に放し飼いです。しかし皆、避妊手術を受けてありますので、これ以上増えることはありません。
 
 
その中心には、作業所、皆の集まる食堂、洗濯場、大きな温泉浴場、保健室などがあり、小さいロッジはその中心の建物の周囲に輪のように点在しています。
また小さい建物の中では、ヒーリングなどのワークショップも開催されております。そのワークショップに参加する方々は、日本各地から、または海外からも来られて、ゲストハウスのロッジに泊まります。
天界の講座も定期的に行なっております。また天界のセラピストさん達が、小さいロッジでそれぞれセラピーも行なっております。
それらから発生する収益金は、ほとんどがこのリトリート・センターの運営費にあてられます。
ボランティアで来られる方々も、そこに住んでおられて、グループ・ホームの人々のお世話や、農作業、そしてワークショップのお手伝いをして頂きます。食事はすべて、そこで採れた野菜を用います。
 
構想はかなり具体的になって参りました。あとは、NPOを立ち上げること、そして最大の難関が、そこを造る資金です。
 
資金は天界から降って来るイメージなのですが、現実的には、お金に余裕のある方々も、共に住んで頂き、寄付をして頂くのかな、と思われます。
 
如何でしょうか?このような理想郷に賛同してくださる方はぜひご一報を!
 
地上にエデンの園を共に造りませんか?