今朝は、ホワイト・イーグル氏の聖母マリアでいらっしゃるMさんに代わって、動物病院にホワイト・イーグル氏をお連れ致しました。
新しい動物病院さんは、再生医療を専門にしている病院で、今まであらゆる手を尽くしても良くならず、他院では匙を投げられてしまったホワイト・イーグル氏に対しても決して見放すことなく、最後まで診てくださると約束してくださっております。
これまで週に3日ほど、Mさんがスポーツ自転車で片道40分以上掛けて連れて行ってくださっておりました。
私もできる限りホワイト・イーグルの通院に参加させて頂こうと思っております。
その動物病院はとても獣医さんも親切で、あらゆるメソッドを試してくださるので有難いのですが、遠い・・・
自転車と電車と徒歩20分で一時間以上掛かります。
昨日の仔猫ちゃん達は3猫合わせても軽々と運べたのですが、食欲旺盛なホワイト・イーグル氏は4,5キロもあり、抱えていくのには骨が折れます。
しかもタクシーも通っていない駅が最寄り駅であり、歩いていくしか手段がありません。
今回はキャリーにホワイト・イーグル氏が入ったバックを縛り付けてゴロゴロと引いて参りました。
舗装されていない道を走る馬車の中のような小刻みな振動を受けてホワイト・イーグル氏も中で相当お疲れだったと思います。
病院に到着してみると、なぜかホワイト・イーグル氏のお顔が神々しく澄み切って見えました。
荒地で修業を終えたキリストのような、すがすがしいような悟りを開いたような表情でした。

今回の治療は、腕のむき出しの状態で、一年以上も慣れてしまってつるつるとしている肉の部分に表面麻酔を掛けて、表面の汚れをはがし、プラセンタ液を掛けるというものでした。
オゾン治療とレーザー治療を交互にやってくださる計画のようです。
獣医さんも、それほど高額治療にならなうように考慮してくださるということで、見切り発車のようなすぐに外科手術をして結果を見る
(この前までの病院では、背中と首のあたりの皮膚を大きく剥がし、そのまま裏返して腕にくっつけてみましょう、と言われました。しかし、それで皮膚が定着しない場合もある、その場合は、貼りつけた皮膚が全部剥がれ落ちるけれどもやってみないと分からないので、やりましょう、と言われました。考えただけでもおぞましい。剥がした背中と首の皮膚は一生傷が癒えず、そのままでしょう・・・)
というのではなく、徐々に徐々に変化を見るという、気長な治療を施してくださるということです。
その方がホワイト・イーグル氏には合っていると思えます。
今は表面のむき出しの肉が、このままでも良いと思い込んでいる状態らしく、それでは、そのままミイラ化してしまうそうです。「それではいけない、あなたは腕の一部なのだから、再生しなさい。血液よ、流れなさい
」と教え込んでいる段階であるようです。
ミイラ化しつつある腕に、どんなに他の生きている皮膚をくっつけてもくっつかないでしょう。
今回の獣医さんを信用し、しばらく気長に診て頂こうと思います。


治療後、しばらく震えが止まらず、私の膝の上で固まって動かないホワイト・イーグル氏


「大変だったな。同志よ」
By 鳥取男爵グレーテル氏


By 神戸プリンス、ファラオ君より
