jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

48猫目・・・




今朝の空は秋晴れの快晴です。

高い青い空にふわふわとした雲がところどころに浮かんでいます久し振りの気持ちの良いスカッとした秋晴れです。

昨夜は連日の捕獲保護の後で、神経の疲労による頭痛で脳が破壊されるかと珍しく案じたほどでした。

しかしもうすっかり頭痛も消え、なんという回復力と笑ってしまうほどです。


これで48猫ちゃん達の捕獲保護をしたことになりました。

しかし、何回やっても、この捕獲保護の瞬間だけは慣れません・・・あの捕獲の時の死ぬほどの緊迫感と捕まえた後の罪悪感は、かなり心身にダメージをきたします。。。そして24時間飲まず食わずでいっきに2キロは痩せます。簡単ダイエットになって嬉しいことではありますが・・・。

前回、3仔猫の捕獲をお手伝いしてくださり、今回はその母猫の捕獲に成功された、Hさんも数週間前から、緊張が続いていたとおっしゃり、もう金輪際やりたくない、とおっしゃっておりました。そのお気持ちよく分かります。

しかし、その母猫はHさんがご自宅で引き取ってくださることになり、一安心です。

その雌猫ちゃんは「サト」(聡いから)ちゃんと命名されて引き取られていきました。

ひどく蚊に耳が刺されて血だらけになっており、もう外は限界であったに違いありません。



2猫目は、私のアパート前にずっと来ていた「モーセ」君(暑い夏の間中、ずっと農業用水路に潜んで涼んでおり、いつも足が濡れていて、餌を置いてある床がびしょびしょに濡れていたため、「エジプトのヨルダン川に葦のかごに入れられて捨てられたモーセ」を思い出し、命名しました。モーセはエジプトからユダヤの奴隷の民を率いて逃避行する途中で海を2つに割り、海を渡ったとされることから、この猫ちゃんを無理矢理、結び付けて「モーセ」君と呼んでおりました)

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可愛らしい気品にあふれた男の子です。推定2歳。



3猫目はラクシュミーちゃん

グレーテル、ラファエル、ガネーシャ君たち(他にも、機関車君、丸ちゃんを産んでいます)のお母さん猫です。

何回か出産を経験している強くたくましい猫ちゃんです。

お母さん野良猫とは思えないほど、愛らしくチャーミングで人懐っこい子です。

地域の皆さんにとても愛されて大事にされ、あちらこちらでたくさんご飯をもらっていたようで、かなり丸いぽちゃぽちゃ体形です。

しかし、最近はAさん宅の強い猫ちゃん達がラクシュミーちゃんを集中的に襲い攻撃するようになり、今回は、ついに気の毒に思った団地の奥様Fさんから引き取って欲しいという依頼があったのです。

私もこのラクシュミーちゃんは、あの最高に素晴らしいできた子達を育て上げた立派なお母さん猫として尊敬し、ずっと気になっていた方でした。

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捕獲されてかわいそうな感じですが、その後、病院でワクチン注射、ノミダニ取り、回虫原虫取りを十分にして頂き、生まれて初めて、手厚いケアをしてもらいました。

もういつでもご家族に受け入れて頂いてもOKです。


そして先日、保護したウリエルちゃんです。

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ウリエルちゃんがいなくなり、兄弟姉妹達は、寂しそうにしています。

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            弟のラジエルと妹のアリエル
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兄弟姉妹で寄り添い生きてきて、姉がいなくなり、一段と関係が密になったようです。

なんとも健気で、切ない気持ちになります。

しかし、この子達は家に閉じ込められるよりも、自由を選択しているようです。絶対に捕まりたくない!と心が叫んでいる感じがします。


ずっと餌をあげ続けてきた団地の奥様Fさんは居たたまれなくなり、もう一度、ウリエルちゃんを引き取ろうかとおっしゃっております。

しかし、もうすでにFさん宅には11匹の猫ちゃん達がおり、ウリエルちゃんを入れるスペースも難しいようです。

もうすでにウリエルちゃんは、ミックとペアで甲府の天界のセラピストである美和さんがお引き受け頂けるという予定になっています。

それをFさんは阻止してでも、取り戻したい、とおっしゃいました。

ふと、それは「人間のエゴでは?」と思ってしまいました。

本当に愛している子なら、その子のこれからの幸せを願い手放すべきではないか、と思ったからです。

人間でも一緒ですね。

愛するものを自分のもとに一生置いておきたい。ずっと見ていたい。

たとえそれが相手の自由を束縛し、自由意志を阻むものであっても。

まるで好きな恋人を手放さない、また息子を嫁に取られたくない、人達を思い出してしまいました。

愛とは相手を大きな心で思いやって見守ってあげることではないですかね~と言いたかったのですが、怒られそうでしたので、黙っておりました。


ウリエルちゃんは病院で何度診てもらっても、どこも悪くありませんでした。

私はこれはウリエルちゃんの仮病作戦であったのではないかと感じております。

もうFさんから離れ、団地のノーランズ猫ちゃんからも卒業し、兄弟姉妹からも自立し、人の家族の一員になりたい、セラピーキャットになりたいと願った為に、足が悪くなった演技をしているのでは、と感じておりました。


毎日、猫模様人間模様を見させられております。

ちょっと疲れた・・・(本音)

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          「疲れたら休めば?僕みたいに」

  by お母さんに特製枕を作ってもらった鳥取王、ティムシェル(キャットガールフレンドが欲しいとわがままも言っている)