昨日は、ひと月に一度、こちらの8猫ちゃん達にとって地獄の試練の日でした。
それは
「つめ切り」・・・
たったそれだけのことなのに!
全員終わるのに5時間ほど掛かりました・・・
なぜに皆そんなに大げさに死に物狂いになって大騒ぎをするのか・・・
私の手はひっかき傷で血だらけに・・・
そしておしっこをひっかけた猫ちゃん、約3名
フラン、エヴァ、最後にエム
アンモニア臭、ビック異臭と最後はへらへらと笑ってしまいました。
おかげで夜中に外の猫ちゃん達は、その異臭で皆逃げ回ってしまい誰も近寄ってきませんでした。
最初に冷静に切らせてくれたのは、クリス君とピオ君だけでした。
この2猫ちゃん達は本当に紳士な対応です。なんと良い子なのかと感心してしまいました。リコールされてきたのは何かの間違いでしょう。
エムちゃんは部屋中ぴょんぴょんと飛び跳ね、自ら逆さづりになり、派手な色彩のテント小屋もあるし、まるでサーカス張りで、エンターテイメントのショーのようでした。
アントニー君は、キャットツリーの中で、抑えられながら断末魔の叫びを繰り返し、私を攻撃して参りました。
その奥になぜかクリス?がおり、アントニー君の犠牲になり窒息死寸前でおりました。
どうってことない爪切りになぜ皆こんなに死にそうな抵抗をするのか・・・
何度も皆の意識に語り掛けて説得を試みたのですが、
「いやなものはいや!絶対にイヤ!」と心の底から拒絶して参ります。
やはり捕獲されて手術を受けたトラウマがあるようで、捕まり押さえつけられるのが辛いようです。
しかし、爪切りをしないと巻き爪になったり、部屋の壁がボロボロになってしまいますから、やらないわけにはいきません。
他の猫ちゃん保護ボランティアの方は10年間10数匹の猫ちゃん達の爪切りは一度もしたことがない、と豪語していらっしゃいました。しかし、その方の賃貸マンションは憐れなほど壁が崩壊しているそうです。。。
つめ切りをしなくても良い爪とぎ器がないものか、と思います。
外にいる猫ちゃん達は、落ちている細い木の枝で一生懸命健気に爪とぎをしています。
しかし、それは爪先を鋭くして、獲物を捕り易くする為なのです。
爪とぎ問題はなかなか続きそうです。
ふと、今、数が多すぎるのだとも思えて参りました。
2匹ずつ男女のペアで素晴らしい聖母マリアさまの里親さまのところに行かれたら、もっと大人しくなることでしょう。
今は、多勢に無勢で、人間よりも猫ちゃん達の方が強気になっていることも原因かな、と思えて参りました。
少数になったら、もっと従順で素直で優しくなることでしょう。
今は猫ちゃん達の方が強気で威張っておりますので、手ごわいのです。
理想は一人に対して猫ちゃんの数は2匹から4匹までかな、とも思えます。
もし、皆を里親さんに出すとしたらどんなペアが良いか、考えてみました。
エムちゃん フラン君
(人懐っこくて遊ぶの大好きと人嫌いで遊ぶの大好きコンビ)
エヴァちゃん クリス君
(猫ちゃん達の面倒見の良いワイルドゴッドマザーとクールで大人の長男タイプコンビ)
エマちゃん ピオ君
(繊細で心優しい臆病お嬢さんとおおらかで優しい紳士コンビ)
エアリーちゃん アントニー君
(精霊のようなふわふわ可愛いお嬢さんと気が優しくて寛大だけど臆病なおじちゃんコンビ)
4家族の里親さまがいらしたら、この方々は最高に幸せです。
どうぞ今後とも宜しくお願い申し上げます。
紳士な2猫ちゃん
この悪!でも可愛いです。