この間観たかった「LION ライオン 25年目のただいま」をビデオで観ました。
インドで兄とはぐれた幼い弟が、オーストラリアに里子に出され、25年目に自分の家をつたない記憶とGoogle Earthで探し当てて、最後に母親に会えるという奇跡の実話物語です。
途中からはGoogle Earthの宣伝のようにも思えもしましたが、真実の話として観ると、本当にGoogle Earthはすごいと感心致しました。
これがひと昔前であったらこの広い地球で幼い頃の記憶だけで家に帰るのは難しいことでしょう。
Google Earthを開発した方々はすごい!素晴らしい!この間突然、グーグルの車で撮影中の方から携帯電話になぜか着信があり、宇宙人のような機械音的な声の主が私に、この場所はこの住所で正確ですか?と訊ねてきました。なぜ私の携帯電話の番号が分かったのか・・・やはり宇宙から地球人の情報はすべて握られている実感が増しました。
Googleのことも感心していましたが、映画の中で兄とはぐれ、家族からも引き離され、大都会の中、路頭に迷いながらも健気で必死に生きようとする幼い弟の姿を見て、こちらの仔猫達のことを思い出しハートが辛くなりました。
私の捕獲保護活動ではいつも母猫と仔猫達を引き離してしまい、主に仔猫達だけを預かり里親探しをしております。(マルタとマルコ母息子は特別でしたが)
その時、母猫も仔猫達を探し回り泣き叫び、仔猫達も母猫を求めて泣き叫んでいます。
その姿を見ているとハートを剣で突かれて血を流すほど辛くなります。
でも私は仔猫達が外猫にならずに家猫になって幸せになることを信じて、鬼と化し、仔猫達を母猫から引き離します。
映画の中のサルー君は、幼い頃かなり無理をして良い子を演じていた為に、オーストラリアの里親さんのところで大人になってから傷ついたインナーチャイルドが爆発し、引きこもり生活をしていたようですが、一念発起し、勇気を出して生家を探し出し、帰還して自分の名前が実は「ライオン」という意味であったことを知ります。
こちらで保護している仔猫達も今はインナーチャイルドが傷ついているかも知れませんが、大人になって立派な愛されるライオンになりますように。