連日のように猫騒動で動き回っていた中で、今日はようやく午前中、少しだけ休むことができました。
梅雨の合間の晴れで大急ぎの洗濯をしておりました。
今年も例年のごとく、この時期は仔猫連続出現で猫に関心のある方々が皆、大慌てをしております。
他の地域の猫活動団体さんから「小平は未だに仔猫が出て来るなんておかしい、他の地域は行政ぐるみで猫を管理しているから仔猫なんてめったに見ない」とこちらが恥ずかしくなるようなことを言われてしまいました。
本当に小平と小平周辺の未開の土地は遅れているのかも知れません。
しかし、数少ない心ある猫ボランティアの活動だけでは猫の繁殖力には敵いません。
一般の皆さんがすべて関わって協力してくださらない限りは、終わりなきいたちごっこです。
それでもこの活動を始める以前よりは仔猫の数は確実に減ってきていると思います。
またこちらに依頼をしてくる方々も以前よりは積極的に動いてくださるようになり、丸投げ依頼は少なくなってきています。
HPで「丸投げ依頼は受け付けません!」と記述していることが功を成しているのかも知れません。
しかし、丸投げしようとした方が、HPを見て、自分で行なうのが面倒になり、そのまま猫を放置していたら、またそれも問題だとちょっと案じております。
この数週間の間、4か所で私の目の前を仔猫が18匹ほど、通り過ぎて行きましたが、今回はいろんな方々が協力してくださり、どんどんと仔猫を保護し、里親さんが見つかっていきました。
(中にはまだ捕まっていない仔猫達がいますが、それは天界に委ねるしかございません・・・)
今年も里親さんが見つかるかどうか、不安がよぎりましたが、奇跡の連続で、どんどん良い方々が現れて参ります。
本当に有難いことです。
ふと我に返ると、なんでこんなことを必死でしているのだろう、と疑問も沸いて参りますが、この猫活動をしなければ感じなかったことや気付かなかったことが多かった、とつくづく思います。
以前の私は、仕事以外ではほとんど人と接することもなく、言葉を交わすことすらありませんでした。
仕事では、同じ思いを持つクライアントさま方や生徒さま方との間で、気分良く気持ち良く好きなことを思いのたけしゃべり、それでかなり満足をしておりました。
気の合わない方々とは別世界の方々と割り切り、まったく会わずに済んでいたのです。
天界は私にそれではいけない!とお達しをくださったに違いありません。
この猫活動でお会いする方々の内、失礼ながら、7,8割以上の方々が鬼のような形相でエキセントリックでかつユニークで、会話も通じない方々です。
3割弱が普通の一般常識を持った方々、そして1%弱が、とっても優しくて慈愛にあふれた珍しく良い性格の方々、と分類できます。
自分のことを棚に上げてしまっていますが、この活動で接する方々は一筋縄ではいかない、本当に難しくハードルが高い方々が多いと思います。
天界はきっと私に猫を通じて、そういう人達とも接する必要がある、と教えてくださったに違いありません。
頑なで頑固な難しい方々と接すると、今まで内側に潜んで隠れていた自分の中の嫌な部分がふつふつと沸き起こり、たいていは憤り、怒り、そして虚しさを感じます。
こういう隠れていた感情にも向き合い、じっくりと嚙み締めないと人間界を終われないのだと思い、すべてに感謝しております。
そういう負の感情も反すうし、味わい、そして感謝して手放す、という作業をさせられております。