jupes jupesの日記

Lanai Fukudaのくだらない日々

必殺掃除人・・・

 

今朝は、腰の痛みで目が覚めました。

 

ふと目が覚めた視線の中に入ってくるのは、私の上にドカッと気持ち良さそうに乗っかっている巨体・・・

 

「君たち!人をクッション代わりにして!」と第一声を浴びせ腰を伸ばしましたが、結構痛い・・・総重量10キロがずっと私の背中に乗っていたのではたまりません。

 

また猫部屋の大掃除をしている間に膨らんだゴミ袋を持ち上げようとするとまた腰に激痛が・・・

 

大天使ラファエルに願い癒してもらい、シップをしたところ、おかげでずいぶん軽くなって参りました。

 

おととい出戻って帰ってきたふわふわ君たちが戻ってきてから、部屋の散らかしようと汚しよう(またPC付近におしっこ、そして吐いた跡が・・・)、そしてごみの量が10倍になった気がします。たった2匹が増えただけでこの汚しようはないだろ!と文句を浴びせます。出戻りの理由はこれか!しかし、昨日、とても猫に理解のある知識と経験豊かな女性がお見合いに来られ、かなり気に入ってくださったため、卒業は早そうです。お前ら!早く出ていけ!

 

私は生まれてからこのかた、掃除ばかりしている気がします。

ふと掃除人生を振り返ってしまいました。たぶん2歳くらいからずっと家の掃除をしていたと思います。両親が忙しかったおかげで、私はいつもほうきと雑巾を持って部屋を掃除していたような記憶があります。

 

小学校の頃も唯一教師から褒められたのは、掃除の出来だけでした。大掃除の日に、廊下掃除を担当して、手垢などで汚れた白い壁を黙々と雑巾で拭いていたところ、男性教員から「お前の拭いたところすごいな、ピカピカになっているな!」と小学校の5年間で初めてのお褒めの言葉を頂き、戸惑っていたところに、いじわる女集団が早速やってきて「こんなのきれいじゃない、水拭きしたから水で光ってるだけでしょ!」とこき下ろして参りました。何も言い返せずにおりましたが、自分たちはいつも褒められているのだから、この程度の教師の称賛でやっかむなんて小さいね、と心の中で思っていたものです。

 

また一人暮らしをするようになってからは、場のエネルギーが掃除によって大いに変わってくることを、数々に訪れた霊現象から感じ、一人暮らしの部屋はとにかく徹底的に掃除をするようになりました。

 

掃除、たかが掃除、というなかれ・・・という経験をたくさんさせて頂いております。

私の唯一の得意なものが掃除です。別に好きではありませんが、勝手に心身が動いてしまうのです。

 

両親によく「掃除のプロになった方が良い」と言われておりましたが、その分野だけは専門にはなりたくないのです。あくまで職業に付随したものに留めておきたいものです。しかし、他に何もできなくなったら掃除屋さんを始めるかも知れません。

 

前職で、入社2年目にして、海外校のマネージャーに抜擢されたのも、掃除好きのおかげでした。

 

担当したスクールで、まず一日目に行うのが、自分の居場所になるところは、まずクリアリング、つまり大掃除する、ということです。

 

いつも赴かされる業績不振スクールが、掃除嫌いの前任者がおり、どこもかしこも要らないものにあふれ、壁も床も汚れが付着し、土ぼこりだらけ、足の踏みようもない、というようなところばかりでした。

 

いつもたまらなくなり、思いっり、すべてゴミ袋に放り込み、ゴミが詰まって使いものにならなくなっているような掃除機を分解して復活させ、かけまくり、拭きまくり、でほぼ数日終わってしまいます。

しかし、やってくる生徒様方は「リフォームしたのですか?」とおっしゃってくださるほど、見違えってしまうのです。

 

すると、身体の不調を訴えていたスタッフたちの体調が良くなり、ギスギスしていた人間関係がスムーズになり、皆、苛立ちやストレスが少なくなり、滞っていた売り上げが回復しだし、とても良い状態になっていくのです。

 

敏腕(成り上がり)社長が、私と同じように潔癖症のきれい好きであったことも功を奏したようです。

 

ある時、社長があちらこちらのスクールのチェックをしていた時、私の担当のスクールを見て「これはすごい、徹底的に掃除されている」と評価してくださり、そこをモデルスクールとして、全国のスクールマネージャーに訪問して、真似をするように、というお達しが出たのでした。

 

その後、私は全国の売り上げが伸びないスクールの復興に行かされることになったのですが、やることはいつも「大掃除大ゴミ出し大片付け」のみでした。よく皆さんから「売り上げを伸ばす極意を教えて欲しいのに掃除だけしろなんて」と不平不満をぶつけられましたが、「いえ、まず掃除してください」とだけ助言し、自らも埃だらけになって、ゴミ袋をひたすら外に放り出し続けていたのでした。

すると数日経つと、目に見えて売り上げが回復しだす為に、皆からは感謝され、そしてひととおり掃除が終わり、もう汚さないように、と言葉を残し、新たな場所へと旅立って行くのでした。

 

そのうち、行く先々で、「旅する掃除人」「必殺掃除人」「掃除行脚」「掃除の神様、教祖さま」などと皮肉を言われていましたが、「立ち直るにはそれしかないのです!」と返しておりました。

 

赴任した海外スクールでも、やはり掃除を重要視しておりました。しかし、海外では専門の掃除の方が雇われていて、その方々といつも仲良くなり、一緒に掃除談義ばかりしておりました。

掃除専門に雇われている方は、実は、ものすごい情報源なのです。長年お掃除をしている方々は、皆と気軽に話をし、スタッフも気を抜いてなんでも話をしてしまう為、お掃除の方々は、歴代のあらゆるスタッフのことを知り尽くし、ビジネスの動向を知り尽くしていらっしゃいます。だから仲良くするというわけではありませんが、仲良くしていると貴重な情報が自然と入ってくるために、仲良くしていると、お互いに良いことにつながって参ります。

 

しかし、掃除をすると手が荒れるのです・・・海外で握手を求められた時、「この子は若いのにこの手はどうしたんだ!すごいごつい手をしている!」と驚かれたことがあります。

 

手は人の人生を表してしまいます。男女関わらず、手の美しい白魚のような手指を持っている方々を羨ましいと思うのですが、美しい手指の持ち主は、たいてい大事にされて育ってきた世間の荒波から守られ免れている方々で贈り物のような人生を送る方々です。

 

今日も猫の後始末で手も大荒れ、腰も大荒れです。

 

クリアになったところには天使達もたくさん飛び交っています。

 

アリガタヤ・・・